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ラズベリーパイに go 言語をインストールします。
go_lang1


といっても普通に
$ sudo apt-get install golang

でもインストールは可能です。ただこの方法で go をインストールすると、少し古いバージョン 1.3 が導入されます。このバージョンでも問題なければこの方法でもいいのですが、以下はバージョン 1.8 の導入方法を紹介します。

具体的には Google のサイトから、ラズパイ用にビルドされたバイナリをダウンロードし、展開します:
$ cd /tmp
$ wget https://storage.googleapis.com/golang/go1.8.linux-armv6l.tar.gz
$ sudo tar -C /usr/local -xzf go1.8.linux-armv6l.tar.gz

続いて環境変数を設定します。~/.bashrc に以下の行を追加します:
export PATH=$PATH:/usr/local/go/bin
export GOPATH=$HOME/go
export PATH=$PATH:$GOPATH/bin

この例では GOPATH を ~/go に設定しています。go 言語のソースコードを書く場合のフォルダを指定しています。

この状態で再ログインするか、source ~/.bashrc を実行すると設定内容が有効になって、go 1.8 が使えるようになります:
$ go version
go version go1.8 linux/arm


IBM LinuxONE(メインフレーム上の Linux)ネタシリーズ、今回は Go 言語を動かしてみます。
http://golang-jp.org/


前提として、IBM LinuxONE の環境が必要になります。今回は 120 日間無料で使える IBM LinuxONE コミュニティクラウド上の RHEL 6.x 環境を使うことにします。この IBM LinuxONE コミュニティクラウドの導入方法についてはこちらを参照してください:

さて、s390x 向けの Go 言語をどうやってインストールするかというと・・・ なんとグーグルから同環境を含めた各種プラットフォーム向けのバイナリが主要バージョン毎に提供されているのでした:
https://storage.googleapis.com/golang/

Windows や Linux, OS X 向けはもちろん、ARM デバイス向けのバイナリも提供されています。そしてメインフレーム Linux である s390x アーキテクチャのバイナリも提供されていることが分かります:
2017012001


2017/Jan/20 現在、正式リリースされている中では 1.7.4 が Go 言語の最新バージョンだったので、これをダウンロードして利用することにします:
# cd /tmp
# wget https://storage.googleapis.com/golang/go1.7.4.linux-s390x.tar.gz
# tar -C /usr/local -xzf go1.7.4.linux-s390x.tar.gz

上記のコマンドで /usr/local/go 以下に Go を展開しました。環境変数 GOPATH と合わせて PATH を設定しておきます:
# vi /etc/bashrc

    :
(最後に以下の2行を追加して保存) : export GOPATH=/usr/local/go/ export PATH=$PATH:/usr/local/go/bin

改めてログインし直し(或いは source /etc/bashrc を実行し)、Go 言語のバージョンを確認してみます(青字が出力結果):
# go version
go version go1.7.4 linux/s390x

正しくインストールできたと同時に、s390x 環境で Go 言語を導入できたことが確認できました。

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