画像(特に写真)ファイルの中には、その写真を撮影した時の日時やカメラの種類、場所といった付属情報が含まれていることがあります。

それらのメタ情報を特定のフォーマットに従って画像に埋め込むことで、画像ファイルの中に、目に見えない形で撮影日時や撮影場所といった情報を含めて保存することができるようになります。

この「特定のフォーマット」のことを EXIF(EXchangable Image Format) と定義され、「イグジフ」などの略称で呼ばれています。

この Exif 情報をウェブブラウザから参照することもできます。多くはプラグインやアドオンなどの拡張機能として提供されています。私が個人的によく使っているのが、FireFox の Exif Viewer という拡張機能です:

https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/exif-viewer/

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上記サイトから「Firefox へ追加」ボタンをクリックして FireFox にインストールし、FireFox を再起動すると有効になります。

使い方は簡単で、FireFox を利用中に Exif 情報を参照したい画像があったら、その画像の上で右クリックして「画像の EXIF データを表示」を選択、です(ちなみにこの画像は先日のベルサール秋葉原でのイベントで僕が撮影したものです):
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ウィンドウがポップアップして、選択した画像の Exif 情報が確認できます。画像に Exif 情報が含まれていた場合はこの中に表示されます。緯度(北緯 35.701442度)と経度(東経 139.770919度)が表示されていることがわかります:
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ちなみにこの場所を Google マップで開いてみると、見事にベルサール秋葉原・・・ではなく、少しズレがありますが(苦笑)、まあほぼ正解でした:
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つまり写真の中に位置などの情報が含まれていると、この方法で場所が特定できてしまうわけでもあります。まあ最近の SNS では「アップロードした画像の Exif は自動的に削除される」ような仕様になっているものが多いのですが、ネットに画像などをアップロードする際には気をつけましょう。