毎年恒例のマンホールマップ年間アクセスランキングを発表します。2022 年にマンホールマップでもっとも人気のあったマンホール蓋をベスト10形式で紹介します。また今年新たに投稿された蓋の中で最も人気があった「新人賞」と、今年最も多くの蓋画像を投稿いただいた方「最多投稿賞」を紹介します。

集計のルールとしては 2021/12/21 から 2022/12/20 までの集計期間における、PC およびスマホのブラウザから単独ページとしてのアクセス数を集計しています。ページビューとしての集計なので、例えば同じページの画面をリロードした場合は1回とだけカウントされます。

なお、過去8回の結果はこちらを参照ください:
2014 マンホールマップ年間アクセス数ランキング
2015 マンホールマップ年間アクセス数ランキング
2016 マンホールマップ年間アクセス数ランキング
2017 マンホールマップ年間アクセス数ランキング
2018 マンホールマップ年間アクセス数ランキング
2019 マンホールマップ年間アクセス数ランキング
2020 マンホールマップ年間アクセス数ランキング
2021 マンホールマップ年間アクセス数ランキング


2022 最多投稿賞

まずコロナ禍3年目となった 2022 年は集計期間中に 486 枚ものマンホール画像が投稿されました。 コロナ禍3年目となった1年でしたが、今年も多くの皆様からの投稿によってマンホールマップは成長し続けることができました。改めて投稿に協力いただいた皆様、ありがとうございました。

そして今年マンホールマップに最も多くの画像を投稿いただいたユーザーに与えられる賞、それが最多投稿賞です。今年もコンスタントに投稿いただき、全投稿数の半分以上を投稿いただいた 42ER03 様が最多投稿でした(2年連続5回目)。今年も感謝の限りでございます。 m(__)m

なお2位は EkikaraManhole 様、3位は前回同様 meaculpax3 様でした。

ちなみに私自身は今年は昨年から2つ順位を上げて4位でした。まあ今年もおとなしく自粛しつつも、仕事での出社やお客様訪問が少しずつ増えてきた影響もあったということだと思ってます・・・ (^^;


2022 新人賞&総合ランキングベスト10

いよいよ 2022 年マンホールマップ年間アクセス数ランキングを発表する時がやってまいりました。総合ランキング1位となる MVM(Most Variable Manhole) の座はどの蓋に!?


まずは新人賞です。今年投稿された中で最もアクセス数の多かった蓋を紹介します。実は9年目にして初めて、新人賞で2つの蓋のアクセス数が並びました。というわけで「投稿日の新しい蓋(=アクセスできる期間が短かった蓋)」を 2022 新人賞とさせていただきました。

市区町村 投稿者 画像
佐賀県神埼郡吉野ヶ里町 42ER03


佐賀県の吉野ヶ里遺跡と、吉野ヶ里町の花「サクラ」が描かれたマンホール蓋です。ランキングのネタバレにもなってしまうのですが、この蓋はトップ10には含まれていません。これについては後述の考察でも説明します。


では改めて 2022 年のランキングを発表します。まずは 10 ~ 4 位です。
が、今年も10位付近は大激戦で、10位は3つの蓋が同数でした。その結果として滑り込んだ第10位!

順位 昨年順位 市区町村 投稿者 画像
10 - 埼玉県坂戸市 minamu4545

マスコットキャラクターの「さかつるちゃん」が描かれた埼玉県坂戸市のカラーマンホールです。2018 年の第9位にもなっており、4年ぶりの復活トップ10入りとなりました。

アクセス数が同じ、2つ目の第10位!

順位 昨年順位 市区町村 投稿者 画像
10 - 北海道札幌市 minamu4545


北海道札幌市のマンホールカードにも採用されている、有名な「時計台」のカラーマンホールです。

アクセス数が同じ、3つ目の第10位!

順位 昨年順位 市区町村 投稿者 画像
10 1 大阪府吹田市 dotnsf


大阪府吹田市の "Suitable city" 企画の一環で設置された3つのマンホールの1つ、「紅葉」デザインのカラーマンホールです。昨年の MVM だったこの蓋が今年は同率10位となりました。


第9位!

順位 昨年順位 市区町村 投稿者 画像
9 - 群馬県高崎市 TMW_papa


群馬県高崎市の、「サッカーをするぐんまちゃん」マンホールです。2015 年に2位、2016 年は6位でした。これもマンホールマップでは安定した人気を誇る蓋画像ですが、今年6年ぶりのトップ10復活となりました。


第8位!

順位 昨年順位 市区町村 投稿者 画像
8 3 東京都渋谷区 dotnsf


東京都渋谷区の「ハチ公」マンホールです。一昨年の1位で、昨年の3位でもあり、3年連続のトップ10入りとなりました。マンホールマップ上の「ナイスマンホ」ランキングでも(2022/12/21 時点で)同率トップの蓋でもあり、人気ありますね。さすが渋谷!

第7位!


順位 昨年順位 市区町村 投稿者 画像
7 2 大阪府羽曳野市 minamu4545


大阪府羽曳野市のマスコットキャラクター「つぶたん」と世界遺産「古市古墳群」、そして日本遺産の「竹内街道」がデザインされた記念蓋です。昨年2位のこの蓋が今年もランキング入りを果たしました。

第6位!


順位 昨年順位 市区町村 投稿者 画像
6 - 大阪府泉南郡田尻町 minamu4545


大阪府泉南郡田尻町のマスコットキャラクター「たじりっち」が描かれたマンホールカード採用蓋です。背景には田尻スカイブリッジが、加えて頭部には特産の玉ねぎ、たこ、コスモスが描かれた、情報量の多いデザインマンホールです(最近多いですね)。

続いて第5位、、、と言いたいのですが、2022 年は3位にも3つの蓋がアクセス同数で並びました。というわけでここからがトップ3となります。 第3位!!

順位 昨年順位 市区町村 投稿者 画像
3 9 大阪府吹田市 dotnsf


大阪府吹田市の "Suitable city" 企画の一環で設置された3つのマンホールの1つ、「ガンバボーイ」と「すいたん」がデザインされたカラーマンホールです。昨年は9位でした。吹田市の企画マンホールとしては10位にも紅葉デザインのものがあり、どちらも2年連続でのトップ10入りとなりました。投稿者は・・・ dotnsf こと私でございます。


続けます。2つ目の第3位!!

順位 昨年順位 市区町村 投稿者 画像
3 - 神奈川県鎌倉市 EkikaraManhole


神奈川県鎌倉市に残る(残っていた)貴重な「鎌倉町章」入りマンホール蓋です。今年のランキングでは唯一の非カラーマンホールでした(8位のハチ公蓋が微妙ですが)。鎌倉町は昭和14年まで存在していたので、80年以上前に設置された蓋の可能性がある、という歴史遺産的なマンホール蓋でもあります。投稿者は日本のマンホール界の中心人物でもある EkikaraManhole さんです。

3枚目の第3位!!

順位 昨年順位 市区町村 投稿者 画像
3 - 岩手県盛岡市 minamu4545


岩手県のマスコットキャラクター「わんこきょうだい」がデザインされた、岩手県盛岡市のカラーマンホール蓋でした。「わんこきょうだい」は「わんこそばきょうだい」だと思っていたのですが、よく見ると「わんこそば」、「ずんだもち」、「うに」、「とうふ」、「こくもく」と中身の異なる5人きょうだいのようでした。これ全部わんこで食べるんでしょうか?わんこずんだはヤバそうな食べ物のような気もしますが・・・ 投稿者は最多投稿賞の常連でもある minamu4545 さんでした。

第2位!!


順位 昨年順位 市区町村 投稿者 画像
2 - 埼玉県久喜市 minamu4545


「鉄道むすめ〜鉄道制服コレクション〜」のキャラクターがデザインされた埼玉県久喜市のカラーマンホールです。私このコンテンツ全然知らないのですが、有名なんですかね? と思って調べてみたら、鉄道模型などで有名(らしい)なトミーテックの作品のようです。鉄道クラスタからのアクセスが集中している可能性もありますね。企画モノの強みがアクセスランキングにも反映された結果でしょうか・・ この投稿者も第3位と同じ minamu4545 さんでした。



さて 2022 年の MVM はどの蓋に? 注目の第一位!!!

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順位 昨年順位 市区町村 投稿者 画像
1 - 香川県東かがわ市 minamu4545


香川県東かがわ市の、ポケモンの「ヤドン」が描かれたカラーマンホールです。ついにポケモン蓋が MVM 獲得となりました。「うどん」県の「ヤドン」推しがついにマンホールマップのアクセスランキングにも表れる形となりました。ポケモン Go おじさんでもある私にとっても嬉しい結果となりました。

そして、なんとこの投稿者も minamu4545 さんでした。トップ1、2、3を独占というマンホールマップ年間アクセスランキング史上初の快挙です!おめでとうございます。



【考察】

2022 年の MVM となったヤドン蓋の特徴は前年と同様に「比較的コンスタントにアクセスが記録された」ことが挙げられます。ここ数年は1年を通じての人気が MVM に繋がる傾向がみられるようになってきました。


20221221


また今年のトップ10のうち、昨年もトップ10入りしていたのが4つありました(10位の吹田市紅葉蓋、8位のハチ公蓋、7位のつぶたん蓋、3位の吹田市ガンバ蓋)。ここ数年は新しい蓋に人気が集まる傾向がありました。一方で趣味としてのマンホール蓋探索がより広まってきているのか、安定した人気を誇る蓋が注目された1年となったことを意味しているのではないかと推測します。なお新人賞がトップ10入りしなかったのは 2015 年以来でした。この結果も推測内容を後押しするデータになっています。

加えて、近年マンホール界での注目を集めることの多かったポケモン蓋がついに MVM を獲得しました。この傾向は来年以降も続くのでしょうか? 一方で今年は非カラー蓋にとっては比較的試練の年となりました。トップ10にも1つ(ハチ公蓋を非カラーとみなしても2つ)しか含まれていません。趣味としてのマンホール蓋の人気が上がり、多くの人が新しいマンホールデザインに注目する傾向が続くと今後の苦戦も予想されますが、さてどうなるか?


ちなみに・・・ですが、このマンホールマップというウェブアプリケーション。現在はアプリケーションサーバーとブロックチェーンノードを IDCF クラウドで、画像含めたデータベースサーバーを私の自宅で運用しております。ネットワークやサーバーメンテナンス等で使えなくなる期間もあったと認識しておりますが、自宅のデータベースサーバーに関しては直近のメジャーバージョンアップ直後から3年半ほど無停止連続稼働を実現しています:
2022122100

↑この記録は今後どこまで継続できるでしょうか。個人的にはこちらも引き続きがんばる(何を?)つもりです。


では 2023 年も引き続きマンホールマップをよろしくおねがいします。