Couchbase Server のデータに Java のクライアントライブラリ経由でアクセスするための準備と実装内容を紹介します。
まずサーバーをセットアップします。手順はこちらに記載してある方法ですが、Couchbase Server とクライアントプログラムとの間で開けておくべきポートに注意する必要があります。
Couchbase Server の導入時の最後に以下のようなメッセージが表示されます:
ここで指示されているように、Couchbase Server とクライアントアプリケーションとの間では 4369, 8091, 8092, 11209, 11210, 11211, 11214, 11215, 18091, 18092, そして 21100~21299 番のポートが全て開放されている必要があります。間にファイアウォール環境が入る場合はこの点に注意して、場合によってはフォワーディングの設定を変更しておく必要がある、ということになります。
次にこちらの、Step 1 内の "zipfile" と書かれたリンクから Java 用のクライアントライブラリをダウンロードします。この記事を書いている時点での Couchbase Java Client Library の最新版バージョンは 1.4.4 でした。このバージョンの前提で以下を記載します:
http://www.couchbase.com/communities/jp/java/getting-started
ダウンロードした zip ファイル(Couchbase-Java-Client-1.4.4.zip)を展開し、その中に含まれる以下7つの jar ファイルを取り出して、同一のフォルダに保存しておきます。これで事前準備は完了です。
では実際の Java プログラミングで、Couchbase サーバーに1ドキュメントを作成してみます。試しに以下の様なクライアントアプリケーション(HelloWorld.java)を記述します("couchbase.test.com"部分は Couchbase サーバーのホスト名かIPアドレスに書き換えてください):
これをコンパイルし、
そして実行します:
正しく実行されると、Couchbase サーバーの default バケットにアクセスして、"my-first-document" という ID のドキュメントを作成し、そのデータ内容はプレーンテキストの "ハローワールド" になります。そして、このプレーンテキストが表示されます。
正しく実行できました。念のため、Couchbase サーバーの管理コンソールからもこのドキュメントが作成されたことを確認してみます。管理コンソールの "Data Buckets" から "default" と書かれたバケットの横にある "Documents" ボタンをクリックすると、default バケット内のドキュメント一覧が表示され、その中に "my-first-document" という ID のものが含まれていることが確認できます:
えらくシンプルなサンプルでしたが、一応クライアントライブラリを使った「ハローワールド」の紹介でした。
クライアントライブラリの日本語での使い方についてはこちらを参照ください:
http://docs.couchbase.com/prebuilt/translations/jp/couchbase-sdk-java-1.0-ja/downloading.html
まずサーバーをセットアップします。手順はこちらに記載してある方法ですが、Couchbase Server とクライアントプログラムとの間で開けておくべきポートに注意する必要があります。
Couchbase Server の導入時の最後に以下のようなメッセージが表示されます:
ここで指示されているように、Couchbase Server とクライアントアプリケーションとの間では 4369, 8091, 8092, 11209, 11210, 11211, 11214, 11215, 18091, 18092, そして 21100~21299 番のポートが全て開放されている必要があります。間にファイアウォール環境が入る場合はこの点に注意して、場合によってはフォワーディングの設定を変更しておく必要がある、ということになります。
次にこちらの、Step 1 内の "zipfile" と書かれたリンクから Java 用のクライアントライブラリをダウンロードします。この記事を書いている時点での Couchbase Java Client Library の最新版バージョンは 1.4.4 でした。このバージョンの前提で以下を記載します:
http://www.couchbase.com/communities/jp/java/getting-started
ダウンロードした zip ファイル(Couchbase-Java-Client-1.4.4.zip)を展開し、その中に含まれる以下7つの jar ファイルを取り出して、同一のフォルダに保存しておきます。これで事前準備は完了です。
では実際の Java プログラミングで、Couchbase サーバーに1ドキュメントを作成してみます。試しに以下の様なクライアントアプリケーション(HelloWorld.java)を記述します("couchbase.test.com"部分は Couchbase サーバーのホスト名かIPアドレスに書き換えてください):
import java.net.URI;
import java.util.Arrays;
import java.util.List;
import com.couchbase.client.CouchbaseClient;
public class HelloWorld {
public static void main(String[] args) {
try{
List hosts = Arrays.asList( new URI( "http://couchbase.test.com:8091/pools" ) );
String bucket = "default";
String password = "";
CouchbaseClient client = new CouchbaseClient( hosts, bucket, password );
client.set( "my-first-document", "ハローワールド" ).get();
System.out.println( client.get( "my-first-document" ) );
client.shutdown();
}catch( Exception e ){
e.printStackTrace();
}
}
}
これをコンパイルし、
# javac -cp couchbase-client-1.4.4.jar:spymemcached-2.11.4.jar HelloWorld.java
そして実行します:
# java -cp .:couchbase-client-1.4.4.jar:spymemcached-2.11.4.jar:jettison-1.1.jar:netty.3.5.5.Final.jar:commons-codec-1.5.jar:httpcore-4.3.jar:httpcore-nio-4.3.jar HelloWorld.java
正しく実行されると、Couchbase サーバーの default バケットにアクセスして、"my-first-document" という ID のドキュメントを作成し、そのデータ内容はプレーンテキストの "ハローワールド" になります。そして、このプレーンテキストが表示されます。
正しく実行できました。念のため、Couchbase サーバーの管理コンソールからもこのドキュメントが作成されたことを確認してみます。管理コンソールの "Data Buckets" から "default" と書かれたバケットの横にある "Documents" ボタンをクリックすると、default バケット内のドキュメント一覧が表示され、その中に "my-first-document" という ID のものが含まれていることが確認できます:
えらくシンプルなサンプルでしたが、一応クライアントライブラリを使った「ハローワールド」の紹介でした。
クライアントライブラリの日本語での使い方についてはこちらを参照ください:
http://docs.couchbase.com/prebuilt/translations/jp/couchbase-sdk-java-1.0-ja/downloading.html