IBM Cloud から提供されている 30 日間無料 Kubernetes サービス(IBM Kubernetes Service 、以下 "IKS")環境を使って利用することのできるコンテナイメージを1日に1個ずつ 30 日間連続で紹介していきます。
環境のセットアップや制約事項については Day0 のこちらの記事を参照してください。
Day 25 からはアプリケーション系コンテナとその GUI ツールを中心に紹介してます。Day 26 はこれまでとは少し趣を変えて、「シンプルだけどハマる」ゲームの代表である 2048 イメージをデプロイする例を紹介します。

【イメージの概要】
ゲームそのものの好き嫌いや向き不向きがあることは理解していますが、私自身はアクション要素の少ないいわゆる「パズルゲーム」が好きです。今回紹介する 2048 はその代表とも言えるものです。
ルールは簡単で以下のようなものです。まあ「まずはやってみる」のがわかりやすいと思います:
・上・下・左・右のどちらかに重力を与えることで、画面全体のコマが何かにぶつかるまでそちらの方向に動く
・同じ数値のコマが2つぶつかると1つは消え、残った1つの数値は倍になる。消えたコマの数値が得点になる
・1手動かす(重力を与える)毎に、新しいコマがランダムに画面内に現れて追加される
・アンドゥ(1手やり直す)を認めるルールもありますが、今回紹介するゲームにはありません。
制限時間もなく、じっくり考えることもできますが、操作性がよいとつい手が動いてしまってすぐに後悔して、、というゲームです。いわゆる「基本戦略」も存在しますが、ここでは書きません。興味ある方はググって調べてみてください。単純ゆえの奥深さがあります。
【イメージのデプロイ】
まずはこちらのファイルを自分の PC にダウンロードしてください:
https://raw.githubusercontent.com/dotnsf/yamls_for_iks/main/2048.yaml
今回の 2048 も特にパラメータ指定不要で、そのままデプロイすることができます。以下のコマンドを実行する前に Day 0 の内容を参照して ibmcloud CLI ツールで IBM Cloud にログインし、クラスタに接続するまでを済ませておいてください。
そして以下のコマンドを実行します:
以下のコマンドで 2048 関連の Deployment, Service, Pod, Replicaset が1つずつ生成されたことと、サービスが 30080 番ポートで公開されていることを確認します:
この後に実際にサービスを利用するため、以下のコマンドでワーカーノードのパブリック IP アドレスを確認します(以下の例であれば 161.51.204.190):
つまりこの時点で(上述の結果であれば)アプリケーションは http://169.51.204.190:30080/ で稼働している、ということになります。ウェブブラウザを使って、アプリケーションの URL(上述の方法で確認した URL)にアクセスしてみます:

無事に 2048 ゲームが起動できました。矢印キーで遊ぶことができます。たまの気分転換にどうぞ。
【YAML ファイルの解説】
YAML ファイルはこちらを使っています:
Deployment 1つと、Service 1つ、環境変数の指定も不要で本シリーズで紹介する 30 個の中でも指折りにシンプルな YAML ファイルです。一応解説を加えておきます。アプリケーションそのものは 8080 番ポートで動作するように作られているため、NodePort 30080 番を指定して、外部からは 30080 番ポートでアクセスできるようにしています(NodePort として指定可能な番号の範囲は 30000 ~ 32767 です、指定しない場合は空いている番号がランダムに割り振られます)。また ReplicaSet は1つだけで作りました。
デプロイしたコンテナイメージを削除する場合はデプロイ時に使った YAML ファイルを再度使って、以下のコマンドを実行します。不要であれば削除しておきましょう:
【紹介したイメージ】
https://hub.docker.com/r/ponsfrilus/2048nginx
【紹介記録】
環境のセットアップや制約事項については Day0 のこちらの記事を参照してください。
Day 25 からはアプリケーション系コンテナとその GUI ツールを中心に紹介してます。Day 26 はこれまでとは少し趣を変えて、「シンプルだけどハマる」ゲームの代表である 2048 イメージをデプロイする例を紹介します。

【イメージの概要】
ゲームそのものの好き嫌いや向き不向きがあることは理解していますが、私自身はアクション要素の少ないいわゆる「パズルゲーム」が好きです。今回紹介する 2048 はその代表とも言えるものです。
ルールは簡単で以下のようなものです。まあ「まずはやってみる」のがわかりやすいと思います:
・上・下・左・右のどちらかに重力を与えることで、画面全体のコマが何かにぶつかるまでそちらの方向に動く
・同じ数値のコマが2つぶつかると1つは消え、残った1つの数値は倍になる。消えたコマの数値が得点になる
・1手動かす(重力を与える)毎に、新しいコマがランダムに画面内に現れて追加される
・アンドゥ(1手やり直す)を認めるルールもありますが、今回紹介するゲームにはありません。
制限時間もなく、じっくり考えることもできますが、操作性がよいとつい手が動いてしまってすぐに後悔して、、というゲームです。いわゆる「基本戦略」も存在しますが、ここでは書きません。興味ある方はググって調べてみてください。単純ゆえの奥深さがあります。
【イメージのデプロイ】
まずはこちらのファイルを自分の PC にダウンロードしてください:
https://raw.githubusercontent.com/dotnsf/yamls_for_iks/main/2048.yaml
今回の 2048 も特にパラメータ指定不要で、そのままデプロイすることができます。以下のコマンドを実行する前に Day 0 の内容を参照して ibmcloud CLI ツールで IBM Cloud にログインし、クラスタに接続するまでを済ませておいてください。
そして以下のコマンドを実行します:
$ kubectl apply -f 2048.yaml
以下のコマンドで 2048 関連の Deployment, Service, Pod, Replicaset が1つずつ生成されたことと、サービスが 30080 番ポートで公開されていることを確認します:
$ kubectl get all NAME READY STATUS RESTARTS AGE pod/game2048-cd5d785c-nfqdn 1/1 Running 0 32s NAME TYPE CLUSTER-IP EXTERNAL-IP PORT(S) AGE service/game2048 NodePort 172.21.84.54 <none> 80:30080/TCP 33s service/kubernetes ClusterIP 172.21.0.1 <none> 443/TCP 27d NAME READY UP-TO-DATE AVAILABLE AGE deployment.apps/game2048 1/1 1 1 33s NAME DESIRED CURRENT READY AGE replicaset.apps/game2048-cd5d785c 1 1 1 33s
この後に実際にサービスを利用するため、以下のコマンドでワーカーノードのパブリック IP アドレスを確認します(以下の例であれば 161.51.204.190):
$ ibmcloud ks worker ls --cluster=mycluster-free
OK
ID パブリック IP プライベート IP フレーバー 状態 状況 ゾーン バージョン
kube-c3biujbf074rs3rl76t0-myclusterfr-default-000000df 169.51.204.190 10.144.185.144 free normal Ready mil01 1.20.7_1543*
つまりこの時点で(上述の結果であれば)アプリケーションは http://169.51.204.190:30080/ で稼働している、ということになります。ウェブブラウザを使って、アプリケーションの URL(上述の方法で確認した URL)にアクセスしてみます:

無事に 2048 ゲームが起動できました。矢印キーで遊ぶことができます。たまの気分転換にどうぞ。
【YAML ファイルの解説】
YAML ファイルはこちらを使っています:
apiVersion: v1 kind: Service metadata: name: game2048 spec: selector: app: game2048 ports: - port: 80 protocol: TCP targetPort: 80 nodePort: 30080 type: NodePort --- apiVersion: apps/v1 kind: Deployment metadata: name: game2048 spec: replicas: 1 selector: matchLabels: app: game2048 template: metadata: labels: app: game2048 spec: containers: - name: game2048 image: ponsfrilus/2048nginx ports: - containerPort: 80
Deployment 1つと、Service 1つ、環境変数の指定も不要で本シリーズで紹介する 30 個の中でも指折りにシンプルな YAML ファイルです。一応解説を加えておきます。アプリケーションそのものは 8080 番ポートで動作するように作られているため、NodePort 30080 番を指定して、外部からは 30080 番ポートでアクセスできるようにしています(NodePort として指定可能な番号の範囲は 30000 ~ 32767 です、指定しない場合は空いている番号がランダムに割り振られます)。また ReplicaSet は1つだけで作りました。
デプロイしたコンテナイメージを削除する場合はデプロイ時に使った YAML ファイルを再度使って、以下のコマンドを実行します。不要であれば削除しておきましょう:
$ kubectl delete -f 2048.yaml
【紹介したイメージ】
https://hub.docker.com/r/ponsfrilus/2048nginx
【紹介記録】
Day | カテゴリー | デプロイ内容 |
---|---|---|
0 | 準備 | 準備作業 |
1 | ウェブサーバー | hostname |
2 | Apache HTTP | |
3 | Nginx | |
4 | Tomcat | |
5 | Websphere Liberty | |
6 | データベース | MySQL |
7 | phpMyAdmin | |
8 | PostgreSQL | |
9 | pgAdmin4 | |
10 | MongoDB | |
11 | Mongo-Express | |
12 | Redis | |
13 | RedisCommander | |
14 | ElasticSearch | |
15 | Kibana | |
16 | CouchDB | |
17 | CouchBase | |
18 | HATOYA | |
19 | プログラミング | Node-RED |
20 | Scratch | |
21 | Eclipse Orion | |
22 | Swagger Editor | |
23 | R Studio | |
24 | Jenkins | |
25 | アプリケーション | FX |
26 | 2048 | |
27 | DOS Box | |
28 | VNC Server(Lubuntu) | |
29 | Drupal | |
30 | WordPress |
コメント