毎年恒例のマンホールマップ年間アクセスランキングを発表します。2020 年にマンホールマップでもっとも人気のあったマンホール蓋をベスト10形式で紹介します。また今年新たに投稿された蓋の中で最も人気があった「新人賞」と、今年最も多くの蓋画像を投稿いただいた方「最多投稿賞」を紹介します。

集計のルールとしては 2019/12/21 (今回からルールを変えました。2020/01/01 からではなく、前回の集計期間直後から集計します)から 2020/12/20 までの集計期間における、PC およびスマホのブラウザから単独ページとしてのアクセス数を集計しています。ページビューとしての集計なので、例えば同じページの画面をリロードした場合は1回とだけカウントされます。

なお、過去6回の結果はこちらを参照ください:

2020 最多投稿賞

まず今年は集計期間中に 1050 枚ものマンホール画像が投稿されました。この集計を取り始めた 2014 年以降では最多(※)となりました。 コロナ禍に見舞われた1年でしたが、今年も多くの皆様からの投稿によってマンホールマップは成長し続けることができました。改めて投稿に協力いただいた皆様、ありがとうございました。

※今年から集計期間を当年の1月1日以降ではなく、前年の12月21日以降(12月20日までは前年の記録として判断しているため)としてまる1年間の集計をするように変更しました。そのため集計期間が伸びていることの影響はあるかもしれません。ちなみに前年までと同じ集計方法では 1006 枚の投稿が記録されており、こちらは最多タイでした。

そして今年マンホールマップに最も多くの画像を投稿いただいたユーザーに与えられる賞、それが最多投稿賞です。今年もマンホールマップに有効に投稿された全画像の大半が昨年も激しく一位を争った minamu4545 様と 42ER03 様の2名のユーザーによって提供されたものでした。今年も感謝の限りでございます。 m(__)m

今年も昨年を上回るレベルでの激しい1位争いの結果、 minamu4545 様が今年1年間で 448 枚もの蓋画像を投稿いただき、2年ぶりの1位返り咲きとなりました!おめでとうございます!!

そして今年もハイレベルな一騎打ちを演出いただき、惜しくも僅差で2位となった 42ER03 様、ありがとうございました。

なお、3位はマンホールナイトでもお世話になっている期待の新星 iamokura_2 様でした。

ちなみに私自身は今年は6位でした。昨年の5位から1ランクダウンとなりました。まあおとなしく自粛していた証拠ということで・・・ (^^;



2020 新人賞&総合ランキングベスト10

いよいよ 2020 年マンホールマップ年間アクセス数ランキングを発表する時がやってまいりました。総合ランキング1位となる MVM(Most Variable Manhole) の座はどの蓋に!?


まずは 10 ~ 4 位です。

今年も10位が大激戦でした。2票差の中に8つの候補がひしめく大激戦の結果、2つの蓋が同点で10位となりました。まずは1つ目の第10位!

順位昨年順位市区町村投稿者画像
10 - 東京都稲城市 kayo_kerorine


東京都稲城市、稲城大橋に設置されたカラー蓋でした。多くの投稿をいただいている kayo_kerorine さんから 2014 年に投稿いただいた蓋写真でした。kayo_kerorine さんからはマンホールマップに多くの投稿をいただいていますが、自分の記憶が正しければ年間ベスト10入りは初めてだと思っています。

同点の第10位!

順位昨年順位市区町村投稿者画像
10 - 宮城県石巻市 minamu4545


宮城県石巻市、「せせらぎの小径」が描かれた美しい蓋でした。最多投稿も記録された minamu4545 さんからの投稿作品でした。

実は8位も同点で2作品あります。最初の第8位!

順位昨年順位市区町村投稿者画像
8 - 広島県広島市 morimo_t


広島県広島市、マンホール愛好家の枠を超えて有名な「カープ坊やマンホール」が今年も多くのアクセスを記録して第8位となりました。投稿者は「マンホーラー」生みの親でもある morimo_t さんでした。

同点の第8位!

順位昨年順位市区町村投稿者画像
8 - 兵庫県明石市 42ER03

兵庫県明石市、水道局の排泥弁にデザインされた明石海峡大橋の蓋が同率の8位でした。最多投票では惜しくも2位でしたが、コンスタントに画像を投稿いただいている 42ER03 様からの画像でした。

なお、この蓋画像はこの1年間に投稿された全 1050 枚の画像の中で最もアクセス数の多い画像でもありました。というわけで 2020 年マンホールマップ新人画像賞の栄光はこの蓋ということになりました。43ER03 様、改めておめでとうございます。



第7位

順位昨年順位市区町村投稿者画像
7 - 東京都稲城市 EkikaraManhole

東京都稲城市、第10位で紹介した蓋の色違いバージョンでした。投稿者はマンホール会では超有名な EkikaraManhole 大先生でした。

第6位!

順位昨年順位市区町村投稿者画像
6 - 東京都稲城市 morimo_t

東京都稲城市のかわいい消火栓蓋、この投稿者も morimo_t さんでした。稲城市の特産である梨も描かれてますね。

第5位!

順位昨年順位市区町村投稿者画像
5 - 長野県駒ヶ根市 SatoMachiya

長野県駒ヶ根市のいわゆる「テトラポッド柄」マンホールです。「中」という字はこの地区である「中割地区」を意味しているものと思われます。マンホールマップ初期から利用いただいている SatoMachiya さんからの投稿作品でした。

第4位!

順位昨年順位市区町村投稿者画像
4 - 東京都稲城市 minamu4545

これも東京都稲城市のものでした。昨年から東京都内に多くのデザインマンホールが設置され続けててい、稲城市にも多くのデザインマンホールが設置されました。これはその中の1つで、昨年設置された「マグナムエース」蓋です。最多投稿に輝いた minamu4545 さんからの提供画像でした。


ではランキングトップ3の発表です。が、今年は2位も同率で2つありましたので、この2つを発表します。

まずは1つ目の第2位

順位昨年順位市区町村投稿者画像
2 7 東京都中央区 dotnsf


昨年7位から順位を上げた東京都中央区、お江戸日本橋に設置されている「日本国道路元標」のレプリカ蓋が2位となりました。これは私 dotnsf が投稿した画像でもあります。

もう1つの第2位

順位昨年順位市区町村投稿者画像
2 - 東京都渋谷区 dotnsf

これもマンホールマップを代表する画像の1つで、東京都渋谷区の渋谷ハチ公周辺に設置された「ハチ公蓋」です。待ち合わせのメッカともいえる場所に設置されていて(人に踏まれていない状態での)撮影が非常に難しい蓋とされているのですが、外出自粛となった今年はどうだったんでしょうかね?なお、この蓋も私が投稿したものでした。つまり2つの2位はどちらも僕のでした、不正疑惑? (^^;


そんな特別な 2020 年の栄えある MVM は果たしてどの蓋に!? 今年のグランプリの行方はっ!?

第1位!!

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順位昨年順位市区町村投稿者画像
1 - 長野県千曲市 SatoMachiya

長野県旧埴科(はにしな)郡戸倉町(現千曲市)の町花である「ツツジ」、「マヨイグサ」、「キク」がデザインされた美しい蓋です。初期からずっとマンホールマップをご利用いただき、今年の第5位も獲った SatoMachiya さんが、ついに 2020 年の MVM 獲得です。おめでとうございます!!



【考察】
2020 年の MVM となった蓋はコンスタントにはそれほどアクセスがある蓋ではないのですが、たまにスパイクといえるアクセスを記録することに加えて、7月と9月に謎のアクセス(笑)が多くあり、そのアドバンテージを守り抜いての MVM 獲得という結果になりました。
2020122100


また今年のトップ10(11)のうち4枚が東京都稲城市からのエントリーとなりました。稲城市は有名なガンダムのマンホールをはじめとする多くのデザインマンホールが存在しています。多くの人が稲城市のマンホールに注目している様子が伺えますし、「稲城市といえばマンホール」という大きなうねりの存在を感じます(当社調べ)。稲城市さま、今後も多くの楽しいデザインマンホールを設置していただけますよう、お願いいたします!!


そして今年の結果を見ると、ここ数年あった「新しい蓋への人気」が少し薄れていて、むしろ「設置済みの蓋が再注目されている」様子を感じます。1位の蓋が設置された戸倉町は現在は千曲市になっていますし、3位まではすべてマンホールマップ初期に投稿された画像でした。コロナ禍の影響もあったためか、日本中を旅してマンホールの写真を撮る流れに少し歯止めがかかり、自宅からマンホールマップを見て、再びマンホール探訪の旅ができる日を夢見る1年になったのかもしれません(綺麗にまとめてみました)。



最後に、2020 年はマンホールマップに2度目の大きな変更を加えてから最初の1年になりました。リニューアル当初はシステムが不安定だった時期もありましたが、今は安定した稼働を続けることができていると自負しています。現バージョンの最大の特徴の1つでもある HATOYA ブロックチェーン対応に至っては運用開始後一度も止まることなく稼働を続けていて、投稿いただいたデータの著作権情報を守り続けています。我ながら個人運用の低コストでここまでのパフォーマンスを発揮できているのは JAXA のはやぶさか、マンホールマップか、くらいじゃないかと思ってます(半分本気)。

思っていたよりもコロナが長引き、旅をしようにも充分に注意をする必要がある期間が続きますが、そんな時間をマンホールマップを見ながら思いを馳せて過ごす時間に使っていただければと思っています。2021 年もマンホールマップをよろしくおねがいします。