ラズベリーパイベースのラップトップ PC である PiTop を、デスクトップ環境として整備しています。さすがにメイン機として使うのは・・・ ですが、サブ機として支障なく使える程度にできないだろうか、と思っています。

ただ改めてラズパイを使ってみると、色々足りない部分も見えてきます。それら足りない部分を導入する手順を調べてみました。ちなみに PiTop で使う OS は Raspbian Jessie とします。


日本語表示

導入手順によってはインストール時にある程度設定できるので、初めから日本語表示ができる環境を手にしている人もいるかもしれませんが念のため。 以下の手順で日本語が正しく表示できるように(□みたいな文字にならないように)して、更に日本語フォントを導入します:
$ sudo raspi-config

"Innternnationalisation Options" 選択
"Change Locale" 選択
"ja_JP.UTF-8" 選択し、デフォルト言語に設定し raspi-config を終了
$ sudo apt-get install ttf-kochi-gothic xfonts-intl-japanese xfonts-intl-japanese-big
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日本語入力

日本語が正しく表示できても、入力となると別の設定が必要です。今回は IBUS を使って日本語を入力できるよう、必要なアプリを導入して日本語入力設定を行います:
$ sudo apt-get install ibus-anthy

メニューから「設定」-「IBUS の設定」を選択
「インプットメソッド」タブで「日本語 - Anthy」を設定

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これで画面右上の IBUS アイコンをクリックすることで入力言語を切り替えることができるようになります。


Eclipse

自分がこれがないと Java アプリが作れません。というほど依存している統合開発環境である Eclipse のラズパイ版を導入します。ラズパイ用の Pleiades (ちなみに Eclipse 3.8 ベース)が用意されていたとは・・・
$ sudo apt-get install pleiades

20160728



スクリーンショット

ラズパイでスクリーンショットを撮るにはいくつかの方法があります。自分はこれまでは直接スクリーンショット撮ることはなく、VNC 経由で別PCから画面ショットを撮っていました。が、今回は折角デスクトップ環境を手に入れることができたので、単体で取得できる scrot を使うことにします:
$ sudo apt-get install scrot


その他

個人的によく使う screenvim を入れておきます:
$ sudo apt-get install screen vim

screen と同じくらい使う tmux も Raspbian 上で使うことができそうです:
$ sudo apt-get install libevent-dev libncurses5-dev
$ cd /tmp
$ wget https://github.com/tmux/tmux/archive/2.2.tar.gz
$ tar xvfz 2.2.tar.gz
$ cd tmux-2.2
$ ./configure && make
$ sudo make install

とあるメインフレームコンテストに参加するために IBM 3270 環境が必要になるのでコマンドライン版を導入します:
$ cd /tmp
$ mkdir 3270
$ cd 3270
$ wget http://downloads.sourceforge.net/project/x3270/x3270/3.3.14ga11/suite3270-3.3.14ga11-src.tgz
$ tar xavf suite3270-3.3.14ga11-src.tgz
$ cd c3270-3.3
$ ./configure && make
$ sudo make install

自分はいい歳したオッサンなので、オッサンが喜ぶような X11 アプリをまとめて導入しておきます:
$ sudo apt-get install x11-apps

これで懐かしい "xeyes" などが使えるようになります:
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その他プログラミング言語やミドルウェアについては適当に。