Amazon EC2 や IDCF のサーバーインスタンスを使っていますが、どうしても気になるのはデフォルト状態ではスワップ領域が確保されていないことです:
↑メモリは1GBで残り65MBほど。
もうすぐメモリが足りなくなりそう、でもスワップ領域はゼロ・・・
特に高速化のために memcached とかを使うアプリを動かそうとすると、どうしてもメモリが不足しがちになります。スワップ領域がない状態で、一瞬でもメモリが足りなくなってしまうとアウトです。回避するにはなんとかしてスワップ領域を確保する必要があります。
EC2 や IDCF クラウドでは静的にスワップ領域が確保されているわけではないため、EBS などの追加ディスクを使う方法もありますが、これだとスワップ領域のために料金がかかる上、EBS は I/O にも課金されるので、スワップファイルを作る先としてはコスト的に不利です。
というわけで、インスタンスの起動時にディスクの空き部分を使ってスワップファイルを作ってスワップ領域とする、という方法を紹介します。これなら(ディスクに空きがあれば、の前提が必要ですが)ディスクを追加せずにスワップ領域を確保することができます。
具体的には /etc/rc.local あたりに以下のような内容を追加します。この例ではスワップサイズをメモリ量から動的に変更するようにしていますが、あくまで一例です。固定値を書き込んでしまってもいいと思います(青字は僕のコメント):
/etc/rc.local は他の初期化スクリプトが実行された最後に実行される設定コマンドファイルです。なのでサービスやらの自動実行が行われた最後にこのコマンドが実行され、/swap.img というスワップファイルが作成されて、スワップ領域として動き始めます。このスワップファイルのサイズは物理メモリサイズに応じて動的に切り替わるようにしています。
これでサーバーインスタンスを再起動すると、今度は起動時に上記のスクリプトが実行され、スワップ領域が動的に作成されます。これで少し安心:
(参考)
http://dev.classmethod.jp/cloud/ec2linux-swap-bestpractice/
↑メモリは1GBで残り65MBほど。
もうすぐメモリが足りなくなりそう、でもスワップ領域はゼロ・・・
特に高速化のために memcached とかを使うアプリを動かそうとすると、どうしてもメモリが不足しがちになります。スワップ領域がない状態で、一瞬でもメモリが足りなくなってしまうとアウトです。回避するにはなんとかしてスワップ領域を確保する必要があります。
EC2 や IDCF クラウドでは静的にスワップ領域が確保されているわけではないため、EBS などの追加ディスクを使う方法もありますが、これだとスワップ領域のために料金がかかる上、EBS は I/O にも課金されるので、スワップファイルを作る先としてはコスト的に不利です。
というわけで、インスタンスの起動時にディスクの空き部分を使ってスワップファイルを作ってスワップ領域とする、という方法を紹介します。これなら(ディスクに空きがあれば、の前提が必要ですが)ディスクを追加せずにスワップ領域を確保することができます。
具体的には /etc/rc.local あたりに以下のような内容を追加します。この例ではスワップサイズをメモリ量から動的に変更するようにしていますが、あくまで一例です。固定値を書き込んでしまってもいいと思います(青字は僕のコメント):
: : SWAPFILENAME=/swap.img スワップファイル名 MEMSIZE=`cat /proc/meminfo | grep MemTotal | awk '{print $2}'` 現在のメモリ量(KB)を取得 メモリ量からスワップ領域のサイズを決定 if [ $MEMSIZE -lt 1012293 ]; then SIZE=${MEMSIZE}k メモリ 1GB 以下の場合、スワップ領域はメモリサイズと同じ elif [ $MEMSIZE -lt 2097152 ]; then SIZE=${((MEMSIZE * 2))}k メモリ 2GB 以下の場合、スワップ領域はメモリサイズの倍 elif [ $MEMSIZE -lt 8388608 ]; then SIZE=${MEMSIZE}k メモリ 8GB 以下の場合、スワップ領域はメモリサイズと同じ elif [ $MEMSIZE -lt 67108864 ]; then SIZE=${((MEMSIZE / 2))}k メモリ 64GB 以下の場合、スワップ領域はメモリサイズの半分 else SIZE=4194304k メモリ 64GB 以上の場合、スワップ領域は8GB fi スワップファイルを作成してスワップオン fallocate -l $SIZE $SWAPFILENAME && mkswap $SWAPFILENAME && swapon $SWAPFILENAME : :
/etc/rc.local は他の初期化スクリプトが実行された最後に実行される設定コマンドファイルです。なのでサービスやらの自動実行が行われた最後にこのコマンドが実行され、/swap.img というスワップファイルが作成されて、スワップ領域として動き始めます。このスワップファイルのサイズは物理メモリサイズに応じて動的に切り替わるようにしています。
これでサーバーインスタンスを再起動すると、今度は起動時に上記のスクリプトが実行され、スワップ領域が動的に作成されます。これで少し安心:
(参考)
http://dev.classmethod.jp/cloud/ec2linux-swap-bestpractice/
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