この記事の続きです:
2014 マンホーラー実態調査

Google Analytics のデータを使ったマンホールマップの 2014 年利用動向を解析するシリーズ、2回目は今年最も人気のあったマンホール、ベスト10を公開します。


「人気のあった」の基準は2014/01/01~2014/12/19の純粋なアクセス数とします。Google Analytics なのでグーグルボットのアクセスはカウントに含まれません。またPC 版とスマホ版のサイトがありますが、その合計数で順位を決めます。

なお、以下の表内の画像部分をクリックすると、マンホールマップ内の該当ページにジャンプするので、是非参照してください。


最初に 2014 年の新人賞です。2014 年に投稿されたマンホール蓋の中でもっともアクセス数の多かったマンホール蓋はこれでした:
市区町村投稿者画像
東京都足立区wakochan816

↑小林一茶の名句「やせ蛙 負けるな一茶 是にあり」の句がデザインされた竹の塚のマンホールでした。ちなみにこの蓋の人気は全体でも16位でした。


この通りは他にもオリジナルのデザイン蓋がいくつか配置されており、東京都23区内では屈指のカラーマンホール帯となっています。



そしてベスト10の発表です。まずは10位から4位までの発表です:

順位市区町村投稿者画像
10大阪府大阪市此花区route507

↑ナイスマンホ数でも全体で4位の人気蓋、大同電力株式会社


順位市区町村投稿者画像
9静岡県裾野市EkikaraManhole

↑富士山も描かれた、五竜の滝の美しいマンホール


順位市区町村投稿者画像
8大分県豊後大野市ueda63682587

↑豊後大野市の公式ゆるキャラ「ヘプタゴンちゃん」のカラーマンホール


順位市区町村投稿者画像
7石川県河北郡内灘町keymoyaking

↑ナイスマンホ数では堂々の第1位、カモメが描かれた河北の美しいマンホール


順位市区町村投稿者画像
6北海道岩見沢市EkikaraManhole

↑旧栗沢町の公式マスコット「クリちゃん」


順位市区町村投稿者画像
5東京都狛江市morimo_t

↑多摩川五本松とコサギがデザインされた人気蓋


順位市区町村投稿者画像
4三重県伊賀市ITIKAWA

↑忍者が描かれた伊賀市のマンホール


アクセス数でも上位本命と思われたナイスマンホ数上位蓋陣はトップ10には入ったもののまさかの下位。波乱含みのランキングはトップ3です。


第3位!

順位市区町村投稿者画像
3東京都渋谷区dotnsf

「渋谷のハチ公」周辺だけに数個だけ存在するハチ公マンホールでした。これも指折りに人気のある有名蓋です。僭越ながら僕が投稿させていただきました。


第2位!

順位市区町村投稿者画像
2東京都三鷹市kakuyodo

ジブリ博物館のマンホール蓋、というか擬似蓋? ジブリにあまり詳しくなくて、このデザインがジブリと何の関係があるのか知らないのですが、マンホールマップのアクセス数では堂々の2位でした。今年にかぎらず、コンスタントに人気のある蓋です。


本命視されていたマンホールが2位までに大方でてしまったような印象があります。そして 2014 年 MVM(Most Variable Manhole)でもある今年のアクセス数第一位の蓋はなんと超大穴!(マンホールだけに)























順位市区町村投稿者画像
1北海道石狩郡当別町yanapong

北海道石狩郡当別町のマスコットキャラクター「コメちゃん」のマンホールでした。やなぽんさん、投稿ありがとうございます、そしておめでとうございます!

いやあ、恥ずかしながらこの蓋のアクセス数が上がった理由がわかりません(苦笑)。投稿は2011年で、特別に目新しいことはありません。Google Analytics で調べてみても、確かに突出してアクセス数の増えた特異日があったことは事実(F5アタックでも食らったんでしょうかね。 (^^;)ですが、それを抜きにしても一年間それなりに安定したアクセスが記録されていました。僕が気付かないレベルで隠れた人気蓋だった、ということになりそうです。


最後になりましたが、今年はマンホールマップ関連で賞をいただいたり、発表や紹介の場を設けさせていただいたりと、これまでの活動が少しずつ評価されつつある段階に来ていると感じています。 同時にマンホールマップのアクセス数が伸びていることから、利用者数そのものが増えてきていて、日本のマンホール蓋に興味を持っていただく人が多くなってきていることも実感しています。 その手助けの一介になっていれば大変嬉しいですし、それは利用している皆さんのおかげでもあります。

今後もより便利なサービスを目指していくつもりなので、2015年以降も引き続きマンホールマップをよろしくお願いします。