2014 年も終わりが近づいてきました。

このたび拙作マンホールマップにおける2014年分の利用実態調査を行ったので、そのレポートを2回に分けて発表させていただきます。初回はアクセス解析結果より世の中の「マンホーラー」の実態を浮き彫りにしよう、というのが目的です。いちおうビッグデータ解析です。 

なお、データは全て Google Analytics から取り出したものです。グーグル先生、こんな便利なツールを無料で提供いただき、いつも大変お世話になっております。 m(__)m


また、以下のデータには利用者の年齢や性別、趣味、言語といった情報が含まれていますが、これらはグーグルのプロフィール予測に基づくものです。グーグルに正しい情報を入力している人の場合はその正確なデータが使われますが、グーグルに情報を入力していない人の場合は、ウェブページの閲覧履歴から、これらのデータを予測しており、その予測データが使われています。

あなたがグーグルからどんな人だと思われているのか、興味がある人はこちらのサイト(https://www.google.com/settings/ads/onweb/?hl=ja)を見てください。


では実態調査の発表です。まずは「2014 年マンホールマップの年齢別利用率」です:
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あら、意外と(?)若い。この結果を見る前は 35-44 歳がダントツの印象を持っていたのですが、結果は 25-34 歳の層が全体の3分の1のアクセスを占めての1位。そして更に若い 18-24 歳の層が2位となりました。マンホーラーの未来は明るいです!

次は「マンホールマップ利用者の性別」
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わずかに男性の方が上回っていますが、女性率なんと 45.85 %!これなら合コンが成立する割合です(笑)。「マンホール女子」が 2015 年の流行語大賞ダークホースに踊りでたと言っても過言ではないでしょう。


そして「マンホールマップ利用者の興味分野」、つまり利用者の趣味です。これはまあ普通に「旅行」関係でしょう、と思っていたら・・・
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1位は「ウォーキング」と考えればまあ分かる。3位も「サイクリング」なので自転車で探しまわる人がいるのでしょう。4位の「フード」は食べ歩きとセットなんですかね。大本命と思われた「旅行」は5位。 

そしてこれらに割って入ったのが2位の「コンピュータ」。いや、たしかに周囲に関係者が多いのは実感として分かっていました。分かってましたが、「マンホール」と「コンピュータ」の意外な結びつきが明らかになりました。本当にビッグデータ解析っぽくなってきましたよ(笑)。


ここから下はより一般的なウェブ統計情報です。

まずは「新規ユーザーと既存ユーザーのアクセス比率」です:
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新規ユーザーの方が10ポイントほど上回っており、常に新しいユーザーの開拓に成功していることが分かります。自画自賛!

次は利用者の言語。これはブラウザに設定された優先言語を見ているのだと思います。つまり日本人がアメリカから日本語環境でアクセスした場合は「日本語」としてカウントされ、アメリカ人が日本に来て、アメリカ設定でアクセスした場合は「米語」としてカウントされる、ということです。 さて日本語が高いのはわかるとして、その次に高いのは・・・
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英語(米語)でした。アメリカ人も日本のマンホールに興味を持っている、と考えていいんでしょうかね。


次はアクセス元の国別です。こちらも上記の結果からアメリカかな、と思っていたら・・・
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2位おそロシア! 3位フランス! 以下、英国、インド、ニュージーランド(!?)と続いて、アメリカ7位。これは意外でした。

これらの結果だけから推測すると、アメリカ人がロシアやフランスに渡った際にマンホールマップを見ている可能性が高い、ということになります。本当か? (^^;


次は日本国内の市区町村別アクセス元ランキング。こちらの結果は・・・
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1位港区、2位浦安市、3位渋谷区。。。 仕事中にマンホールマップを見ているのがバレた可能性が僕の地元船橋市がありません。もっと頑張らねば!

続いていきましょう、利用ブラウザランキング。一応マンホールマップを PC から見る場合は Chrome を推奨しているのですが、実態はというと・・・
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まさかの Internet Explorer !これ動作確認もしてないどころか、非推奨ブラウザなんですけど・・・


では OS 別ではというと・・・
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まあ順当、ですかね。 ちなみに1位の Windows はダントツ。2、3、4位が激戦。6位の Chrome OS はおそらく僕だけのデータです(苦笑)。


以上の統計結果より、意外に面白い 2014 年版マンホーラーの実態が浮き彫りになってきました:

・若い女性/新規参入者が多い
・「リア充」か「コンピュータおたく」に2極化している
・アメリカ人がロシアやフランスに旅行してマンホールを探している
・Internet Explorer の根絶は無理!


最後のはマンホーラーとは関係ないような気もするけど・・・


さて、次回はいよいよマンホール蓋別年間アクセスランキングの発表です。栄えある 2014 MVM(Most Variable Manhole) に輝くのはどのマンホール蓋か!? お楽しみに!


(2014/12/21 追記)
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