少し前の話になりますが、IBM Bluemix のハッカソンに参加してきました。
限られた時間の中で4~5人のチームをビルドして、アイデアを出し、実現可能性を調べた上で実装する、というハッカソン。今回は PaaS である IBM Bluemix を使うという前提で「旅をハックする」という制作テーマが与えられていました。
Bluemix は PaaS とはいえ、CloudFoundry をベースとしていることからかなりの自由度があり、また Bluemix から提供されている各種サービスを使うことでシステム構築の手間を大幅に減らすことができます。加えて DevOps によるチーム開発環境も提供されています。 実は私自身、このようなチーム制のハッカソンに参加したのは初体験でしたが、DevOps 環境にもすぐに馴染めたこともあり、Bluemix は非常に相性のいい環境であると感じました。
各チームに与えられた時間は8時間プラスアルファ。チーム内で役割分担して開発するとはいえ、必ずしも充分な時間とはいえません。そのため出されたアイデアのどの部分を実装するのか(どの部分は諦めるのか)、という判断も必要になります。
我々のチームが開発したアプリケーションがこちらです(いちおう動きます):
http://tabihack2014teame.mybluemix.net/
独立した環境下で Twetter Streams API を使い、特定エリア(日本)の位置情報をリアルタイムに集めてDBに格納します。その情報を使い、地図上に表示されたエリア内で最近ツイートされたのはどんな情報か、を可視化するウェブアプリケーションです。
上記 URL にアクセスすると、まず位置情報 API によって、現在地が特定され、その周辺の地図が表示されます。同時に地図内の青みがかったエリア内で最近ツイートされた内容が画面右部に表示されます:

また画面を下にスクロールすると、そのエリア内の宿泊施設や、周辺のマンホール(笑)の情報が表示される、というものです:

地図をドラッグして青部分が移動すると、ツイート/宿泊施設情報/マンホール情報も、そのエリア内や周辺の情報に切り替わります。

加えて、画面上部のファイル指定ボタンで位置情報が埋め込まれた画像を指定すると、その画像に含まれた位置まで地図が移動し、そのエリア周辺のツイートや宿泊施設の情報が表示されます。
今回のハッカソンで作れたのはここまでです。ひたすらに位置情報 API を組み合わせて感じ(苦笑)。本当はツイートを検索してもっと絞り込んだり、位置情報に付随した別の情報を表示したり、UIをより見やすくしたり、といったこともやりたかったのですが、優先度の判断で落としました。チームビルドやアイデア出しを含めて8時間で作ったにしてはまあまあの出来だと思っていますし、実行/開発環境やサービスをその場で手配して用意できる Bluemix 環境のすごさを目の当たりにした結果でもあると感じています。
このハッカソンで Twitter Streams API を使っての印象として、やはりこれだけの情報を集めることができるようになったことは、非常に面白いと感じました。地図上で可視化する、というアイデア1つにしてももっと別のアプローチもあるでしょうし、またほとんどが位置とは関係のない情報ばかりである一方で、たまに隠れている「その地域の役立つ情報」を如何に探し出して表示するのか、という新しい課題も浮き彫りになりました。 限られた時間の中での作業だからこそ、見えてくるものもあります。
ハッカソンは終わってしまいましたが、このアプリを今後少し改良してみるつもりです。ハッカソンにはこういう「終わった後の楽しみ」もあっていいですね。
限られた時間の中で4~5人のチームをビルドして、アイデアを出し、実現可能性を調べた上で実装する、というハッカソン。今回は PaaS である IBM Bluemix を使うという前提で「旅をハックする」という制作テーマが与えられていました。
Bluemix は PaaS とはいえ、CloudFoundry をベースとしていることからかなりの自由度があり、また Bluemix から提供されている各種サービスを使うことでシステム構築の手間を大幅に減らすことができます。加えて DevOps によるチーム開発環境も提供されています。 実は私自身、このようなチーム制のハッカソンに参加したのは初体験でしたが、DevOps 環境にもすぐに馴染めたこともあり、Bluemix は非常に相性のいい環境であると感じました。
各チームに与えられた時間は8時間プラスアルファ。チーム内で役割分担して開発するとはいえ、必ずしも充分な時間とはいえません。そのため出されたアイデアのどの部分を実装するのか(どの部分は諦めるのか)、という判断も必要になります。
我々のチームが開発したアプリケーションがこちらです(いちおう動きます):
http://tabihack2014teame.mybluemix.net/
独立した環境下で Twetter Streams API を使い、特定エリア(日本)の位置情報をリアルタイムに集めてDBに格納します。その情報を使い、地図上に表示されたエリア内で最近ツイートされたのはどんな情報か、を可視化するウェブアプリケーションです。
上記 URL にアクセスすると、まず位置情報 API によって、現在地が特定され、その周辺の地図が表示されます。同時に地図内の青みがかったエリア内で最近ツイートされた内容が画面右部に表示されます:

また画面を下にスクロールすると、そのエリア内の宿泊施設や、周辺のマンホール(笑)の情報が表示される、というものです:

地図をドラッグして青部分が移動すると、ツイート/宿泊施設情報/マンホール情報も、そのエリア内や周辺の情報に切り替わります。

加えて、画面上部のファイル指定ボタンで位置情報が埋め込まれた画像を指定すると、その画像に含まれた位置まで地図が移動し、そのエリア周辺のツイートや宿泊施設の情報が表示されます。
今回のハッカソンで作れたのはここまでです。ひたすらに位置情報 API を組み合わせて感じ(苦笑)。本当はツイートを検索してもっと絞り込んだり、位置情報に付随した別の情報を表示したり、UIをより見やすくしたり、といったこともやりたかったのですが、優先度の判断で落としました。チームビルドやアイデア出しを含めて8時間で作ったにしてはまあまあの出来だと思っていますし、実行/開発環境やサービスをその場で手配して用意できる Bluemix 環境のすごさを目の当たりにした結果でもあると感じています。
このハッカソンで Twitter Streams API を使っての印象として、やはりこれだけの情報を集めることができるようになったことは、非常に面白いと感じました。地図上で可視化する、というアイデア1つにしてももっと別のアプローチもあるでしょうし、またほとんどが位置とは関係のない情報ばかりである一方で、たまに隠れている「その地域の役立つ情報」を如何に探し出して表示するのか、という新しい課題も浮き彫りになりました。 限られた時間の中での作業だからこそ、見えてくるものもあります。
ハッカソンは終わってしまいましたが、このアプリを今後少し改良してみるつもりです。ハッカソンにはこういう「終わった後の楽しみ」もあっていいですね。
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