(↓2015/Jan/26追記)
このブログエントリに書かれている内容は最新のものではありません。ご注意ください。
また、こちらの記事も参照ください:
Bluemix 内の MySQL データベースでサイズが選択可能になった
(↑2015/Jan/26追記)


IBM BlueMix からは数多くのデータストアサービスが提供されています。RDB(リレーショナルデータベース)だけでも4つあります(青っぽい背景のが IBM 提供サービス、白背景のがオープンソースベースのコミュニティ提供サービスです):

※2014年4月23日時点の情報を元に記述しています。詳しくは各リンク先を参照ください。
サービス価格最大サイズ説明
BLUEAccelerationベータ期間は無料標準で圧縮後1GB(最大10GBまで拡張可能)サイズは圧縮後のサイズなので、実際にはこれら以上のデータを格納可能
SQLDBベータ期間は無料1GB最大接続数は2(BlueMix環境からのみ)
MySQL無料10MB最大接続数は1000
PostgreSQL無料30MB最大接続数は1000

容量10MB のデータベースって・・・ (^^;

ちなみに RDB 以外のデータストアサービスについてはこんな感じです:

サービス価格最大サイズ説明
JSON DBベータ期間は無料1GBJSON ストア型
MongoDB無料250 MBJSON ストア型
Redis無料N/A (?)KEY-VALUE ストア型
Mobile Dataベータ期間は無料(?)ローカルネイティブのように使えるモバイル向けデータストア


それなりに実用的な量のデータを格納しようとすると、IBM 提供のデータストアサービスを選ぶことになるんでしょうかね。リレーションなしと割りきって JSON 型の MongoDB を選ぶという選択もあるけど。

この表だとわかりにくい差もあると思っています。例えば MySQL や MongoDB などは管理コンソールを別途 phpMyAdmin や phpMoAdmin などで用意する必要があります(参照)。一方、BLUAcceleration や SQLDB には標準で管理コンソール機能が付属していたりします。
2014042201


ちなみに BlueMix のサービスで MySQL を立ちあげた場合、BlueMix 内のアプリケーションサーバーからしか接続できません。ただし BlueMix の外で稼働している MySQL に BlueMix のアプリケーションサーバーから接続することは(パフォーマンスに目をつぶれば)可能でした。なので意地悪く特定のポートが閉じられている、とかいうことはなさそうです。どうしても MySQL で10MB以上のデータを使いたい、ということであればデータベースだけは外部接続にする、という選択肢もありますね(遅いし、PaaS のメリットも薄くなるのでオススメしませんけど)。