突然始まった身に覚えのない Google Wallet への不正請求事件への対処を開始してから約半年、やっと、やっとこのエントリを書く時がやってきました。
過去の経緯はこちらを参照ください:     


先日、某クレジットサービス会社から1通の手紙が届きました:
gw99

「勝訴!」 d(ToT)

とまでは言わないけど、見に覚えないんだからそりゃそうだ。
当時よりは円安なんだから利子だけでなく為替差分も付けて返してほしい所だが・・・
2014041901
 ↑為替差分も利子もついてないし・・・



ではハッキリした以上言わせてもらおう。

まずこの件の直接の原因について、グーグルからは「原因はいろいろ考えられる」という返答しかもらっていないけど、他の多くの事例報告からもグーグルアカウントが流出したことしか考えられない。自分自身もグーグルアカウントの取り扱いを見直すきっかけになったし、お金の絡むサービスなんだからしっかり管理してほしい。 ただグーグルウォレットチームとのやりとりやこの件での素早くて真摯なサポートは本当に助かりました。敢えてお願いすることがあるとしたら、同様のサポートを日本でも(というか日本語でも)提供してほしいです。僕のブログのアクセスログを見る限りでも、同様の事件で困っている人は多そうなのです。今回の対応も僕が英語で直談判しなかったら何も解決しなかったと思ってます。

次に名前をぶちまけてやりたいくらいの某クレジットサービス社。何度も「子供のイタズラ」を疑ったり(独身子無しだと何度言えば・・)、「GMailアカウントを変えろ」とかムチャなことを言ってきたり、今回の対応も「やりたくない」感アリアリで、いちいち遅かった。こういうもんなの?

最後に某大手カード会社。上記サービス会社によると「ここが『カードを新規に作り直さない限りは対応しない』と言ってきた」そうだ。詳しくは過去のエントリに書いたけど、今回の件はグーグル側に原因がある(と思う)ので、カードを作り直しても、グーグルに登録し直したらすぐに再発する可能性が高い問題だ。当然番号も変わるのであちこち登録し直さないといけない。セキュアでも何でもなく単に不便なだけなんだけど、それでもカードを新規登録させる意味が分からない。

今回の件は極端な話、生活に支障がでるような請求額ではなかった。でも対応しているうちに額の問題ではなくなって、「何がなんでも自分の主張を通さないと気が済まない」本気モードになった。熱くさせてくれた上で最後にはこちらの主張を認めてくれた、という点で後者2社には感謝してます。 :P