こんなニュースがありました:
グーグルが「Gmail」の利用規約を更新 - メール内容の解析を明示

グーグルは Gmail に書かれた内容を読んでいる、ということ。
その是非が色々言われているようですが、その件についてコメントは控えます。

僕は知ってました。というか、そういうものだと思ってました。
普段から自分でいくつかのウェブサービスを遊びで開発して公開したりしてます。
ある時、まだ誰にも話してないし、リンクも作っていない作りたてのウェブサイトのURLを Gmail で知り合いに送った所、その数日後から Google のクローラーボットがやってくるようになりました(苦笑)。本当にこのメールがきっかけだったのかどうかは分からないのですが、原因がメール内容しか思い当たらなかったので、以来そういうものだと思っていました。

で、それを逆手にとったというわけではないですが、裏ワザを1つ紹介します。

これから公開しようとしているウェブサービスを開発したら、公開前にわざと GMail にその URL を書いて誰かに(例えば自分の別のアドレスに)送ります。それでグーグルはその新サービスの URL を知ることになるので、数日中にクローラーボットが送り込まれて、グーグルの検索エンジンにインデックスしてくれます。

これで、サービスがスタートする際には既にサービス内の大半のページがグーグル検索結果に表示される状態を作っておくことができます。厳密には、サービススタート前に(キーワード次第では)検索結果に表示されるのはともかく、実際に訪問されては困る、ということもあると思います。そういう場合は UserAgent を見て、グーグルボットの場合だけは訪問を許し、それ以外の場合はエラーにする、という処理を加えておいて、サービス開始直前に無効にする、といった対策で訪問を回避することもできます。


と、まあグーグルが勝手にメールを解析してくれるのであれば、それを勝手に有効活用させてもらいましょう、という方法でした。