Linux で(無料で)使える仮想環境といえば、個人的な利用頻度だと
 KVM > VirtualBox > VMWare (Player)
となるかなあ・・・ KVM は標準機能の一部で実際自宅の仮想環境を構築してます。
各端末にインストールして使う、という意味では VirtualBox と VMWare がありますが、僕自身は対応フォーマットの多い VirtualBox を使うことが多いです。PC では Microsoft VirtualPC も使っているのですが、この VirtualPC 用のディスクも VirtualBox だとそのまま読み込めるというのがデカいです。

で、その VirtualBox を CentOS に導入する手順を紹介します。前回↓VMWare Player の導入手順紹介の際にも触れましたが、VirtualBox 「に」 CentOS を導入する手順の紹介記事は多いのに、VirtualBox 「を」 CentOS に導入する記事はあまり多くなさそうなので、あまり需要がないのかもしれません(苦笑):
CentOS で VMWare Player を使う


前提条件としては前回同様に CentOS に X Windows システムを導入しておく必要があります。

手順としては、VirutalBox の Linux 用ダウンロードサイトから該当ディストリビューションの環境にあったものをダウンロードしてインストールするだけです。CentOS 6 を使う場合であれば互換性のある "Oracle Linux 6" と書かれた所から(CPU のビット数にあうものを)ダウンロードします:
Linux_Downloads

2016012401


この記事を書いている 2016/Jan/24 の時点では 64bit 版としては 5.0.14(ファイル名では VirtualBox-5.0-5.0.14_105127_el6-1.x86_64.rpm)がダウンロードできました。これを rpm や yum でインストールします:
# yum install VirtualBox-5.0-5.0.14_105127_el6-1.x86_64.rpm
  または
# rpm -ivh VirtualBox-5.0-5.0.14_105127_el6-1.x86_64.rpm

インストールが成功すると VirtualBox はメニューの「システムツール」から選択できるようになります。選択して、起動してみましょう:
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PC 版と同様の VirtualBox の画面が表示されます。新規に仮想マシンを作成したり、既存の仮想マシンのディスクをインポートするには「新規」を選択します:
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仮想マシンの情報を入力します。ここで新規に作成するのではなく、既存の仮想マシンのディスクを使って作成する場合は「すでにある仮想ハードディスクファイルを使用する」を選びます。また仮想ハードディスクファイルを指定するためにフォルダアイコンをクリックします:
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ここで仮想ハードディスクファイルを選択します。図のように VirtualBox では VirtualPC の .vhd フォーマットの仮想ディスクファイルがサポートされており、ここから直接指定して開くことが可能です:
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ためしに VirtualPC で作成した PC-DOS 環境の仮想ディスクファイルを指定して仮想マシンを作成してみました。「起動」ボタンで起動します:
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ちゃんと PC-DOS として起動し、PC-DOS として動作できるようです(VirtualPC とは違い、EMS は未対応のようです):
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少なくとも僕の利用スタイルでは CentOS 環境で仮想マシンを使う時は KVM か VirtualBox が便利そうだなあ、という印象です。