ServersMan@VPS を使い始めて3ヶ月とちょっと。安さが魅力のこの VPS サービスを実際に使ってみた上で気付いた勘所というか、感想をまとめてみます。


【ServersMan@VPSとは】
DTI(Dream Train Internet) が運営する VPS(Virtual Private Server) のサービス。1サーバーあたり月額467円から提供されている。最安のエントリーサービスの場合はメモリ1GB+ディスク50GB。この2倍と4倍のサービスも用意されていて、価格もほぼ2倍と4倍。

クラウドの開発環境や小規模ウェブサービスなど、スケールメリットの必要性が少ないケースではクラウドよりも VPS のコストパフォーマンスが上回る。そんな VPS の中でも特に安い部類のサービスだと思います。root での SSH や、ウェブインターフェースからのサーバー管理も可能です。また初めからスワップ領域(エントリーサービスの場合は1GB)が提供されている点も Good です。


【3ヶ月使った印象】
「普通に使える」という印象です。ちなみに OS は CentOS 6.4 64bit を使ってます。

エントリーサービスで契約しているため、メモリは1GBで運用していて、それがもう少しあればいいなあ、と思うことはありますが、絶対的に足りないわけでもありません。ディスク50GBは全然余裕。パフォーマンスも特別に遅いとは思いません。

むしろインターネットでどこからでも SSH アクセスできるホストが月500円足らずで使えてしまう、というコストパフォーマンスに驚いてます。いい時代です。


【契約したらやっておいた方がいいこと】
会員情報の「メンテナンス情報」と「障害アナウンス」はメールで受け取れるように設定しておくべきです。
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ServersMan@VPS はそれなりの頻度でメンテナンスがあり、その期間中はサーバーが停止します(アクセスできません)。このメンテナンスのタイミングを事前に知るには、会員サービスで「メンテナンス情報をメールで受け取る」ように設定しておく必要があるのです(単に契約しただけだとこの設定はされていないので、サーバーがメンテナンスに入るタイミングを知ることができません)。

同様に、「障害のアナウンス」もメールで知ることができますが、これも会員サービスで「障害アナウンスをメールで受け取る」ように設定する必要があります。

これをやっておかないと、知らない間にメンテナンスが行われ、その間は「なぜかサーバーにアクセスできない。調べてみたら止まってる」ように見えてしまいます。一方、メンテナンスのタイミングが事前に分かっていれば、アプリケーションサービス内でユーザーに告知することもできるようになるし、運用側としても事前に準備できます。

というわけで、ServersMan@VPS を使うならメンテナンス情報はメールで受け取るように設定することが必須だと思われます。むしろ標準でここまでやってくれてもいいと思うくらい必須。