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Node-RED だけで SQL Database(DB2) 内のデータを検索して結果を表示する、という仕組みを作ってみます。

IBM Bluemix などから提供されているオープンソース・データフローエディタである Node-RED は、ノードと呼ばれる機能単位のブロックを組み合わせて、ほぼコーディングをすることなくデータのワークフローを作れるウェブアプリケーションです。そのフローにデータベースを組み合わせて問い合わせしたり、結果を格納したり、といったことも少ない(或いはほとんどない)コーディングで実現できる、という便利なツールです。特に Bluemix と組わせることで IBM IoT Foundation と連携した MQTT システムを簡単に構築することが可能になります:
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データのフローを得意とする一方で、Node-RED 単体では UI はあまり得意ではありません。全くできないわけではないのですが、基本的には HTML などの知識を前提として、動的に HTML を作成するような形になります。むしろサーブレット的というか、UI を外出しした仕組みの1パーツとして利用するのが便利だと思っています。


例えば、現在 SQL DB 内に MYTABLE というテーブルが作られ、以下の様な状態になっているものとします。ここから ID 値が 'fff57f93.000a8' であるデータを検索する、ということを目的としてみます。この ID はパラメータとして与えるようにして、リクエストの度に変更できるようなものにします:
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普通に SQL を使うのであれば(言語によって JDBC などの設定をした上で)、SELECT * FROM MYTABLE WHERE ID = 'fff57f93.000a8' といった具合にクエリーを実行して結果を得ることになると思います。

この処理を NodeRED で行うにはどうすればよいでしょうか?そのためにはまずこの SQLDB に NodeRED からアクセスできるようになっている必要があります。Bluemix 環境であれば、目的の NodeRED プロジェクトに、この SQLDB を事前にバインドしておきます(下図ではサービス名が SQL Database-iv となっています。適宜みなさんの実際の環境と読み替えてください):
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バインドした上で NodeRED のパレット内の SQLDB を使います。なお、ここでの SQLDB ノードは(検索をしたいので)左右両方にノード接続点があるものを使います。
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そして以下の様な NodeRED データフローチャートを作ります。HTTP Request ノード、SQL DB ノード、JSON ノード、Template ノード、HTTP Response ノード、そして Debug ノードの6つを以下のようにつなぎます。以下、各ノードの属性を説明します:
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HTTP Request ノードでは Method として GET、そして URL として /query を指定します。この URL で指定した内容が実際に問い合わせをする際の URL になります:
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SQL DB ノードでは問い合わせ処理を記述します。Service では SQL DB のサービス名をプルダウンから選択し、Query には ID をキーに MYTABLE テーブルを検索したいので select * from MYTABLE where id = ? と入力します。そしてこの ? パラメータに代入される値を直前の HTTP Request ノードの URL パラメータから取得するようにします(Prepared Statement っぽい感じ)。HTTP Request ノードの URL パラメータの値は msg.req.query で取得できます。今回は id というパラメータにこの値が入っているよう想定するので、Parameter Markers の欄に msg.req.query.id と指定します:
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JSON ノードは JSON ブロックをそのまま配置するだけです(名前は適当に指定してください):
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そして Template ノードで検索結果を表示用に整形します。ここでは HTML 形式で、背景を薄い黄色にして表示してみましょう。以下の様な内容を入力します。HTML 内の {{payload}} 部分に検索結果が入り、その結果を msg.payload として返す、という指定をしていることになります:
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最後に HTTP Response ノードと debug ノードをそれぞれ配置します。この状態でフローを Deploy します:
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そしてウェブブラウザで、http://(Node-RED のあるサーバー)/query?id=(SQL DB から検索したいレコードのID値) を指定してアクセスします。成功すると指定した ID 値を持つレコードが JSON テキスト形式で、指定したフォーマット(背景が薄い黄色)で表示されるはずです:
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URL パラメータの id の値を別のレコードのものに変えると、指定したレコードの内容に変わるはずです:
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同時にこれらの検索結果は Node-RED 画面の debug タブ内にも表示されているはずです:
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上記例では結果を(わざわざ)HTML 化して出力しましたが、現実には JSON のまま返したり、XML 化して返す、といったサーブレット的な処理をする機会が多いと思います。要は見た目については Node-RED の外で管理すべきと考えています。


・・・と、そう思っていたのですが、最近になって Node-RED に UI パーツを追加できるようなノード部品が提供されたようです。ある程度用途は限られていますが、UI も Node-RED で作れるようになっていくのかもしれません:
https://github.com/andrei-tatar/node-red-contrib-ui


とりあえず、Node-RED だけでサーブレット的な検索機能を実装することもできそうだ、ということが分かりました。


PHP で MongoDB を使っていると、「その中身を簡単に確認したい!」と思うことがままあります。

MySQL であれば phpMyAdmin など、有名なツールがいくつかありますが、MongoDB の場合は数が限られてい(るように思い)ます。

そんな中で自分が使っているのが phpMoAdmin です。phpMyAdmin と名前が似ていますが、おそらく意識しているのでしょう。

phpMoAdmin はダウンロード&展開するとわかりますが、 moadmin.php という1つの .php ファイルから作られている MongoDB 管理用GUIツールです。ファイル1つなので、このファイルをドキュメントルート以下におくだけで設置完了です。

なお、接続先の MongoDB サーバーの情報もこのファイルの中に直書きします(何も指定しないとローカルホスト状の MongoDB を参照しに行きます)。
例えば MongoDB サーバーがリモートの mongo.test.com というサーバーで、デフォルトの 27017 番ポートで稼働している場合、この moadmin.php ファイルをエディタで開いて 'MONGO_CONNECTION' の値として以下のように記述して保存します:
  define( 'MONGO_CONNECTION', 'mongodb://mongo.test.com:27017' );

これでウェブブラウザからこの moadmin.php を開けば、目的の MongoDB サーバーにアクセスして、コレクションやレコードの状態を参照することができるようになります。


ところで、MongoDB を使っていると大量のデータを扱うことが少なくありません(そのための No-SQL だと思っています)。コレクション(RDB でいう所のテーブル)を指定して、そのレコードの一覧を参照することは簡単ですが、特定の条件を満たすレコードだけを取り出して見ることはできないでしょうか? それが今から紹介するクエリー(Query)機能です。

クエリーを実行するには、コレクションのレコード一覧の画面から "[query]" と書かれた箇所をクリックします:
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するとクエリーを指定するフィールドが開きます。ここに目的のレコードに絞り込むクエリーを記述して "Query" をクリックすることでレコードを選別することができます。
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さて、意外と戸惑ったのが、このクエリーの指定方法です。例えば「item_id の値が'14'のレコード」を探したい場合、どのように指定すればいいのでしょうか?意外と資料や情報が少なくて難儀しました。

結論としては CakePHP の find の中で指定するような感覚で、以下のように記載します:
 array('item_id'=>'14')
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無事見つかりました。同様にして「item_id が '14' で、category_id が '10' のレコード」であればこんな感じになります:
 array('item_id'=>'14','category_id'=>'10')


注意が必要な点として、どうやらこのクエリーで数値を指定する場合、そのデータが数値文字列なのか、数値なのかを意識して指定する必要がありそう、ということです。例えば先程の例を
 array('item_id'=>14)
のように 14 を数値文字列ではなく数値として指定した場合、レコードは見つかりませんでした。
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要するにデータがどのような型で格納されているのかをちゃんと意識して指定する必要があるのだと思います。

このあたりを気をつけていれば軽量で使える便利なツールといえそうです。


 

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