先日、日本向け PiTop を購入して取り寄せた、というところまでを紹介しました:
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そして一応組み立てに成功して、OS が起動するところまでは確認できる状態になりました:
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それからかる~く使ってみた範囲での、いわゆる第一印象をレポートしたいと思います。

まず PiTop というハードウェアの印象。一言で言えば「デカい&分厚い」!以下でも紹介しますが、キーボードの「横」にタッチパッドが装着されているわけで、横幅からして通常レベルではないことが想像できると思います。

そのキーボードはこんな感じ。見た目だけでなく打鍵感も、良くも悪くも「おもちゃ」的な感じ、ちなみに US 配列です:
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この右側にタッチパッドが:
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厚さはこんな感じ、って伝わるでしょうか? 画像に見えているのは電源プラグです:
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反対側からだとこんな感じ。ラズパイ本体の USB インターフェースがほぼむき出しになっています。なお4つの USB インターフェースのうち、1つは PiTop キーボードが使うので3つ余っている状態です。下の写真では更に1つ外付けマウス(黒いケーブル)を接続しています:
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ちなみにキーボード&タッチパネルの使いづらさは最強レベルです(苦笑)。キーボードはまだいいのですが、タッチパネルはちょっと我慢ならないレベルでした。 (^^; そんなわけで外付けマウスを使っています。

この PiTop 本体の重量は約 1.5kg。ノートパソコンとしてもかなり重い部類だと思います。これをスタバに持って行ってドヤるのは、なかなか勇気が必要そう(笑)。

ただ、このサイズの点に限っては「想定内」ではありました。ラズパイのキットなのでラズパイを内蔵するための物理空間が必要になることはわかっていたし、USB インターフェースが2段になっているラズパイを内蔵するにはそれなりの厚みが必要になるだろうなあ、と。どちらかというとサイズよりも、タッチパネルの使いにくさが想像以上でしたw


次にハードウェアではなくソフトウェア的な視点で調べてみました。PiTop OS という特殊なカスタマイズが施された OS を使っているとはいえ、元はラズパイなわけで、あまり変わらないだろうなあ、と思いつつ使ってみました。

いきなりリモートログイン(笑)。SSH が有効になっているので、あらかじめ IP アドレスを調べておけば SSH クライアントからログインできます。なお ID は pi ですが、パスワードは Raspbian OS デフォルトのものとは異なっていました(マニュアルに記載されています)。uname で調べてもちょっと違う OS が使われていることがわかります:
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ハードウェアに同梱しているマイクロ SD カードは 8GB。ここに PiTop OS が導入された状態で提供されていて、空きは約 2GB でした。

個人的な印象ですが、この PiTop OS にそれほどの大きなアドバンテージがあるとは思いません。別の SD カードに別の(素の Raspbian などの)OS を入れて使った方が使いやすいだろうなあ、と感じています。

ただし一点だけ、PiTop らしい機能がこの PiTop OS に導入されていました。ラズパイは通電状態でないと使えない(電源ケーブルを抜くと切れ、挿すとスイッチオン)のですが、PiTop はノート PC キットだけのことはあり、充電した状態からであればケーブルが接続されていなくても使えます。この充電の残り残量などを表示する簡易アプリが PiTop には含まれています。

したがって今後、PiTop を PiTop OS 以外で運用する場合、充電池を使って動かすことも可能ですが、電池の残量を確認する便利な方法がない、ということを理解しておく必要があります。

もちろん PiTop OS 以外のものに入れ替えて利用することもできます。こちらはマイクロ SD カードごとラズパイ標準の Raspbian Jessie に入れ替えて使ってみた様子です。個人的にはこちらの方に慣れているので、今後はこっちがメインになりそうな感じ・・・:
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改めてラップトップのラズパイを使ってみると、今までは使ったことがなかった機能が色々気になるようになってきました。「そういえばデスクトップのスクリーンショットってどう取るんだろ?」とか「その画像を加工するには GIMP 以外にあるのかな?」とか。今まではラズパイのスクリーンショットを取る必要性がなかったのですが、ラップトップだと使ったり、加工したくなったりなりますね。

次回はこれ持ってスタバでドヤってきますw