Chrome 拡張アプリケーションとして MQTT パブリッシャー/サブスクライバーとして動作する MQTTLens なるものを使ってみました:
これを Chrome ストアからダウンロード(インストール)して起動すると、MQTT のクライアントとして利用できます。パブリッシャーとしてもサブスクライバーとしても動作する、というものです。動作確認に便利そうです。
試しに IBM Bluemix の Node-RED + IoT Foundation QuickStart 環境で使ってみました。今回の例では MQTTLens を MQTT パブリッシャーとみなして IoT Foundation QuickStart にメッセージをパブリッシュし、Node-RED 側でそのメッセージを受け取って表示する、というシンプルな流れを試してみました。
まずは Node-RED 側を用意します。IBM Bluemix のボイラープレートを使って Node-RED 環境を構築し、Node-RED フローエディタを開き、IBMIOT (input)ノードと Debug (output)ノードを1つずつ配置して接続します:
IBMIOT ノードの属性を以下のように指定します。今回は QuickStart 環境を使うので、"Authentication" には "QuickStart" を指定し、"Device Id" として、誰も思いつかないような適当な文字列(この例では "mydeviceid1234")を入力します:
最後にこの状態で "Deploy" します。これで Node-RED 側の(つまり MQTT サブスクライバー側の=受け取り側の)準備は完了です。MQTT メッセージが送られてきさえすれば、そのメッセージ内容を表示できる準備が整いました。いつもながら Node-RED だと簡単です:
次に MQTTLens 側を設定します。Chrome を起動して MQTTLens を開き(または上記のダウンロード URL からダウンロード後に「アプリを起動」ボタンをクリックし)ます:
MQTTLens の初期画面が表示されたら、画面左上の "Connections" 横の+印をクリックします:
"Connection Details" 画面が表示されたら、以下の赤枠の内容を指定します。"Connection name" は接続に付ける名称なので任意の文字列で構いません(図では "QuickStart")。"Hostname" には IBM IoT Foundation QuickStart サーバーを指定する必要があるので "quickstart.messaging.internetofthings.ibmcloud.com" を指定します。"Port" はデフォルト値の "1883" のままにします。"Client ID" には QuickStart 用のフォーマットである "d:quickstart:(任意の値):(Device Id)" を指定します。この中の (Device Id) の部分は、先程の Node-RED フローエディタの中で指定した Device Id の値(上記例では mydeviceid1234)と同じものを指定してください。最後に画面右下の "CREATE CONNECTION" ボタンをクリックして接続します:
接続すると MQTTLens の画面が以下のように切り替わります(指定した "QuickStart" が "connected" な状態になっていることがわかります)。今回 MQTTLens は MQTT パブリッシャーとして使いたいので、"Publish" と書かれた下の部分を使います。まず "Topic" にはこれも QuickStart 用のフォーマットである "iot-2/evt/(任意の文字列)/fmt/json" と入力し、その下の "Message" に適当な文字列を入力します。最後に "Publish" ボタンをクリックして、このメッセージを QuickStart サーバーにパブリッシュします:
正しくメッセージが送信されると、稼働中の Node-RED アプリケーションがこのメッセージを受け取り、Debug タブ内に Message で指定した内容が表示されるはずです:
あっさり成功。MQTT パブリッシャー側のデバイスをブラックボックス化しての動作確認などには便利に使えそうで重宝しそうです。
これを Chrome ストアからダウンロード(インストール)して起動すると、MQTT のクライアントとして利用できます。パブリッシャーとしてもサブスクライバーとしても動作する、というものです。動作確認に便利そうです。
試しに IBM Bluemix の Node-RED + IoT Foundation QuickStart 環境で使ってみました。今回の例では MQTTLens を MQTT パブリッシャーとみなして IoT Foundation QuickStart にメッセージをパブリッシュし、Node-RED 側でそのメッセージを受け取って表示する、というシンプルな流れを試してみました。
まずは Node-RED 側を用意します。IBM Bluemix のボイラープレートを使って Node-RED 環境を構築し、Node-RED フローエディタを開き、IBMIOT (input)ノードと Debug (output)ノードを1つずつ配置して接続します:
IBMIOT ノードの属性を以下のように指定します。今回は QuickStart 環境を使うので、"Authentication" には "QuickStart" を指定し、"Device Id" として、誰も思いつかないような適当な文字列(この例では "mydeviceid1234")を入力します:
最後にこの状態で "Deploy" します。これで Node-RED 側の(つまり MQTT サブスクライバー側の=受け取り側の)準備は完了です。MQTT メッセージが送られてきさえすれば、そのメッセージ内容を表示できる準備が整いました。いつもながら Node-RED だと簡単です:
次に MQTTLens 側を設定します。Chrome を起動して MQTTLens を開き(または上記のダウンロード URL からダウンロード後に「アプリを起動」ボタンをクリックし)ます:
MQTTLens の初期画面が表示されたら、画面左上の "Connections" 横の+印をクリックします:
"Connection Details" 画面が表示されたら、以下の赤枠の内容を指定します。"Connection name" は接続に付ける名称なので任意の文字列で構いません(図では "QuickStart")。"Hostname" には IBM IoT Foundation QuickStart サーバーを指定する必要があるので "quickstart.messaging.internetofthings.ibmcloud.com" を指定します。"Port" はデフォルト値の "1883" のままにします。"Client ID" には QuickStart 用のフォーマットである "d:quickstart:(任意の値):(Device Id)" を指定します。この中の (Device Id) の部分は、先程の Node-RED フローエディタの中で指定した Device Id の値(上記例では mydeviceid1234)と同じものを指定してください。最後に画面右下の "CREATE CONNECTION" ボタンをクリックして接続します:
接続すると MQTTLens の画面が以下のように切り替わります(指定した "QuickStart" が "connected" な状態になっていることがわかります)。今回 MQTTLens は MQTT パブリッシャーとして使いたいので、"Publish" と書かれた下の部分を使います。まず "Topic" にはこれも QuickStart 用のフォーマットである "iot-2/evt/(任意の文字列)/fmt/json" と入力し、その下の "Message" に適当な文字列を入力します。最後に "Publish" ボタンをクリックして、このメッセージを QuickStart サーバーにパブリッシュします:
正しくメッセージが送信されると、稼働中の Node-RED アプリケーションがこのメッセージを受け取り、Debug タブ内に Message で指定した内容が表示されるはずです:
あっさり成功。MQTT パブリッシャー側のデバイスをブラックボックス化しての動作確認などには便利に使えそうで重宝しそうです。