まだプログラマーですが何か?

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ふと思い立って「モールモール」というパズルゲームを作ってみました。ただし「ゲーム内で使う画像はいらすとや様から入手できるものに限る」という制約を自分に課してみました。つまりいらすとや様から提供されている画像のみを、そのまま(書き足したり、一部だけ切り取ったりせずに)使ってゲームを作る、という条件にしてみました。

「モールモール」はもともと 1985 年に当時のビクター音楽産業(現JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)から MSX 向けにリリースされた、主人公のモグラを操作するパズルゲームでした。その後、他機種への移植や続編のリリースなどもされましたが、シンプルなルールや操作性もあってか、当時の素人プログラマー達が自分の所有していた機種に勝手に移植して雑誌で発表されていることも珍しくありませんでした。

※雑誌にプログラムコードが数ページに渡って記載されていたり、「ソノシート」と呼ばれる片面レコードにプログラム情報が記載されて付録になっていたりした時代がありました。。

実は自分もその一人 σ(^^) です。僕はパソコンの所有が大学4年生になってからと比較的遅かったのですが、高校生の頃にポケットコンピュータ(当時の通称は「ポケコン」)と呼ばれる、コンピュータというよりもプログラミング機能付き電卓を持っていました。その中の1つがシャープの PC-1350 で、当時では画期的な縦4行表示とグラフィック機能を備えており、BASIC によるプログラミングもできるものでした。この「縦複数行表示」が当時のポケコンでは珍しく、広い画面を使って「モールモール」をはじめとするゲームを勝手に移植して遊んでいたのでした。その意味で今でも思い入れあるゲームの1つです。

この「モールモール」、キャラクターとして必要な画像は6種類(ドア、はしご、土、石、イモ、主人公)と比較的少なく、また基本操作も(パズルをギブアップする時などは例外ですが)上下左右の移動のみなので矢印キーだけで実現できます。敵という概念もないので考えている間にやられてしまったり、敵を撃つ必要もありません。リソース的にも非力なポケコンにピッタリのゲームでした(笑)。

で、今回のゲーム制作にあたり、いらすとや様から以下6個の画像を使わせていただいております:

ドア =いろいろな状態のドアのイラスト



はしご =木のはしごのイラスト



 =デジタルデータ風の背景素材(緑)



 =石垣のイラスト(背景素材)



イモ =スネークフルーツのイラスト



主人公 =もぐらのイラスト



これらの画像に手を加えず、そのまま使っています。モールモールでは「土」がなぜか緑色なのですが、デジタルデータ風背景画像が遠くからみるとそれっぽく見えるのが大発見でした(苦笑)。また「イモ」の画像は数種類あったのですが、一番イモっぽく見えたのが「スネークフルーツ」だったのも新発見でした。 (^^;


で、作ってみました。github リポジトリはこちらです:
https://github.com/dotnsf/molemole


リポジトリには画像は含まれていません。必要な画像はすべて動的にいらすとや様から直接ダウンロードして使っています:
2019071801


実質 index.html ファイルだけなので GitHub Pages でも公開しました。PC ブラウザでこちらのリンク先から遊ぶことができます:
https://dotnsf.github.io/molemole/

2019071701


簡単なルールなどは README.md に記載しているので、上記ページを参照ください。簡単に言うと「すべてのイモを取ってからドアまで行けばクリア」です。ただ重力を意識する必要があることと、落ちてくる石をうまく使わないとクリアできない面があったりします。

例えば上図は第0ステージですが、この面は普通にイモを取りに行って、そのままドアまで向かえばゴールです。よほど捻くれた取り方をしない限りは詰むことはないと思います。

でも第1ステージはこうなります:
2019071703


この面の場合、何も考えずにイモを取りに行ってしまう↓と・・・、ドアにたどり着く術がなくなってしまいます。こうなると "retry" ボタンでリセットするしかありません。石をうまく誘導しながらイモを取る必要があります:
2019071704

 
先に進むともう少し複雑なステージも待っています:
2019071702


README.md にステージ追加のカスタマイズ方法も乗せているので、興味ある人はダウンロード後に自分でステージを考えて追加して遊んでみてください。



(追記 2019/02/27 現在このいらすとや検索サービスは停止しています)


先日、IBM Watson Summit 2017 (内のユーザーグループイベント)の開催に併せてリリースした「いらすとや検索」のチューンナップに挑戦しました。



まず、このサービスの内容を簡単に解説します。自分自身も使っていますが、質の高いフリー素材イラストを数多く公開いただいている「いらすとや」様のイラストを、なんとなく覚えている手描きイラストから IBM Watson の類似画像検索機能を使って検索できるようにする、というものです。

この検索サービスでは、「いらすとや」様のイラスト画像を、そのイラストが紹介されているページの URL 情報と併せて IBM Watson の Visual Recognition インスタンスに学習させ、類似画像検索を可能にしています。 そして「いらすとや検索」サイトで描いた絵を画像化し、似たイラスト画像を探した上でイラスト紹介ページへのリンクを作る、という比較的シンプルなロジックで作成しています。ユーザー会の中で紹介し、そこそこの反響もいただきました:
2017050201
ユーザー会での説明資料より)


ただ自分で使っているうちに、作った当初は気付かなかった部分も見えてきました。その中の1つが「カラフルなイラスト画像が検索候補にあまり出てこない」というものでした。理由も明白で、検索時に描くイラストがモノクロなのだから、「類似した画像」を検索するとモノクロの(あるいはモノクロに近い)画像が大量に候補として出て来るのです。形が似ているかどうかというよりも、色の類似性で選ばれてしまっている感じでした。


この問題を解決しようとすると、方法は大きく2つ考えることができます。1つは「検索時に描くイラストに色を付けられるようにする」方法、もう1つは「学習時にモノクロ変換した画像を学習して、そのモノクロ変換した画像の中での類似画像を探す」方法です。要はカラー画像として類似画像を探すのか、モノクロ画像として類似画像を探すのか、という2つの方法です。

実装そのものはどちらでもできると思いますが、このうちの前者はあまりユーザーフレンドリーではないと思っています(手軽に描いたイラストで検索できることがサービスの価値であり、彩色の手間をかけてまでイラストを検索したいと思えない)。というわけで、後者の解決策を実装しました。 ただ画像のグレースケール化は(ロジックが確立されているという意味で)まだ簡単なのですが、モノクロ(白か黒かの2値)化となると、中間くらいの色を白と黒のどちらと判断すべきか、というイラストの特性によってもロジックが左右される問題があるので結構難しかったりします。そのあたりはいずれ詳しく紹介できればと思っています。


で、このチューンナップのビフォー&アフターがこちら:

【ビフォー】
2017050201


【アフター】
2017050202



チューンナップ前の類似画像検索の結果は全体的に白っぽかったと思いますが、チューンナップ後の結果がかなりカラフルになったと思います。つまりモノクロ画像で類似画像を検索した結果、現在はカラフルな画像もシンプルなイラストからの検索候補として得られるようになった、ということです。

(追記 2019/02/27 現在このいらすとや検索サービスは停止しています)

IBM Watson Summit 2017 開催記念作品!


自分だけではないと思いますが、可愛らしいフリー素材を数多く公開していただいている「いらすとや」http://www.irasutoya.com/)さんには、大変お世話になっております。



僕の場合はプレゼンテーション内のイラストに多く使わせていただいています。中にはいらすとやさんの素材だけでサイトや資料を作ってしまう職人さんもいらっしゃるようです。

ある程度「いらすとや」を使っていて感じたことは「目的の素材をうまく見つけるのが難しい」ということです。「昔こんな感じのイラストを見た記憶があるんだけど、どのカテゴリーだったっけな?」とか、「この人が使ってるこのイラストと同じものを使いたい」とか、自分の記憶が曖昧だったり、これというキーワードが思いつかない時に目的のイラストをうまく検索できないことがたまにあるのでした。


で、その解決策になるかどうかわかりませんが、興味半分でこんなサイトを作ってみました:
「いらすとや検索」



↑見た通りのサイトです。「なんとなく」覚えているイラストをなんとなく描いて、search して、そのイラストに似た「いらすとや」画像を探す、というものです。PCであればマウスで、スマホの場合はタップで描きます。検索結果は最大100件表示され、その中に含まれていれば目的のページに(クリックで)移動できる、というものです:
2017042501

    ↓

2017042502


例えばこの↑例、「鳩」で検索すればすぐに見つかりますが、「鳥」で検索するとなかなか候補が出てきません。「鳩のイラスト」とまで認識できていればテキスト検索でも探せるのですが、そこまでハッキリを覚えていないようなケースでも「たしかこんな感じの・・・」というイラストが描ければ検索できるようになっています(たぶんw)。


今のところ描くイラストは黒線一本のみで描く必要があります。描き直しに消しゴムなどはなく、reset する必要があります。編集機能にはまだ制約が多いですが、シンプルさを重要視しました(ということにします)!
2017042503



なお、このサイトはコグニティブエンジンである IBM WatsonVisual Recognition(画像認識) API を使って、あらかじめ学習させたイラストからの類似画像を人工知能のテクノロジーを使って検索する、という仕組みで実装しています。いらすとや内の全ページをクロールする方法が分からなかったので、現在は「リクエスト」ラベルから辿れる画像を対象にしています。仕組みはシンプルですが、実はそこそこなテクノロジーが裏に潜んでいたりします。


・・・まあ、ネタにどうぞ(笑)。
 

また、このアプリを作る上で、以下の2つの情報を参考にしました。HTML5 の Canvas にマウス移動(とスマホのタッチ)で線を描画するワザと、特にスマホのタッチで描画をする際に画面のスクロールを強制的に止めるワザです:

JavaScript でマウス座標を取得し、Canvas上に線を描画


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