まだプログラマーですが何か?

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ラズベリーパイネタシリーズです。

今回はオープンソースのブロックチェーン基盤である Hyperledger Fabric を一通り Raspbian OS に導入して実行する手順を紹介します。まあラズパイの 1GB 物理メモリでどこまで実用的に動くか、というのはあまり期待できないし、また現時点では Hyperledger Fabric はともかく、Hyperledger Composer を使った動作は 32bit OS である Raspbian OS ではどうやら難しいのかもしれない・・・と感じていることを最初に申し上げておきます。 なお以下で紹介する手順はこの環境で確認しています:

モデル: Raspberry Pi 3B+
OS: Raspbian 2018-11-13 (Stretch Full) ※最新版はこちら
SD カード: 128GB

※ページ最下の【参考】でも参照しているリンク先では Docker Swarm 環境で3台のラズパイを使った Hyperledger Fabric 環境構築を紹介しています。実用面ではこちらのほうが現実的かもしれません。



【導入手順】
基本方針として、このブログエントリ最下段の【参考】で記した2つのページの情報をあわせた方法で導入しています。

おおまかには以下の順序で Hyperledger Fabric 環境を構築します:
0. 事前準備
1. Docker 導入
2. Docker Compose 導入
3. Docker Image ダウンロード
4. 起動


今回は1台のラズパイの中に Docker 環境を構築し、その Docker の中で各種 Hyperledger Fabric のイメージを1インスタンスずつ動かして環境構築します。そのため上記のような順序でインストールする必要があります。


【0. 事前準備】
今回 Hyperledger Fabric を Docker 上で動かします。そのためラズパイに Docker 等を導入することになるのですが、そのための前提ライブラリ等を用意しておきます。ラズパイのターミナル等を開いて、以下のコマンドを順次実行します:
リポジトリ更新
$ sudo apt-get update && sudo apt-get upgrade -y

依存ライブラリを導入
$ sudo apt-get install git curl gcc libc6-dev libltdl3-dev python-setuptools -y

python pip インストーラーを更新
$ sudo -H pip install pip --upgrade

ここまでの操作が完了すると、ラズパイ用の Docker がインストールできるようになります。


【1. Docker 導入】

上記に続いて以下のコマンドを実行します:
Docker 導入
$ curl -sSL get.docker.com | sh

Docker の実行権限設定
$ sudo usermod -aG docker pi

ここまで完了したら一度ログアウトし、再度ログインします(最後の実行権限設定が有効になります)。ここまで正しく実行できていると、sudo なしで docker コマンドを実行することができるようになっているはずです:
Docker バージョン確認
$ docker -v
↑ Docker のバージョンが表示されれば、ここまでの手順は完了です。


【2. Docker Compose 導入】

引き続き Docker Compose を導入します。こちらは pip を使って導入し、導入後はすぐにコマンドを実行することが可能です:
Docker Compose 導入
$ sudo pip install docker-compose

Docker Compose バージョン確認
$ docker-compose -v
↑ Docker Compose のバージョンが表示されれば、ここまでの手順は完了です。


【3. Docker イメージダウンロード】

こちらのサイトで提供されている、ラズパイ用にビルド済みの Hyperledger Fabric (v1.0.7) の Docker イメージ群を docker pull コマンドでダウンロードします:
$ docker pull jmotacek/fabric-baseos:armv7l-0.3.2

$ docker pull jmotacek/fabric-basejvm:armv7l-0.3.2

$ docker pull jmotacek/fabric-baseimage:armv7l-0.3.2

$ docker pull jmotacek/fabric-ccenv:armv7l-1.0.7

$ docker pull jmotacek/fabric-javaenv:armv7l-1.0.7

$ docker pull jmotacek/fabric-peer:armv7l-1.0.7

$ docker pull jmotacek/fabric-orderer:armv7l-1.0.7

$ docker pull jmotacek/fabric-buildenv:armv7l-1.0.7

$ docker pull jmotacek/fabric-testenv:armv7l-1.0.7

$ docker pull jmotacek/fabric-zookeeper:armv7l-1.0.7

$ docker pull jmotacek/fabric-kafka:armv7l-1.0.7

$ docker pull jmotacek/fabric-couchdb:armv7l-1.0.7

$ docker pull jmotacek/fabric-tools:armv7l-1.0.7

自分でビルドする方法もあるようなのですが、あまりに面倒そうなので出来合いのものを使わせていただきました。 jmotacek 様、ありがとうございます。


これで Hyperledger Fabric 環境を動かすために必要な準備が完了しました。


【4. 起動】
Hyperledger Fabric の準備が整ったので起動します。ラズパイ1台で(物理メモリ 1GB で)この環境を起動するのは、できるか/できないかで言えばできそうですが、実用には厳しいかもしれません。環境に応じてスワップメモリを増やしておきましょう。方法はこちらを参照ください(私自身はスワップを 2GB に設定して以下を実行しました)。

Hyperledger Fabric の起動スクリプトの元となるキット(通称「サポートツール」)をダウンロード&展開します。以下の例ではホームディレクトリ以下に fabric/ というフォルダを作り、その中に展開しています:
$ mkdir ~/fabric

$ cd ~/fabric

$ curl -O https://raw.githubusercontent.com/hyperledger/composer-tools/master/packages/fabric-dev-servers/fabric-dev-servers.zip

$ unzip fabric-dev-servers.zip

この中の docker-compose.yml ファイルを上記で用意したラズパイ向け Docker イメージ用に書き換えます。具体的には ~/fabric/fabric-scripts/hlfv12/composer/docker-compose.yml を以下のように編集しました(変更部分をにしています):
version: '2'

services:
#  ca.org1.example.com:
#    image: jmotacek/fabric-ca:armv7l-1.0.7
#    environment:
#      - FABRIC_CA_HOME=/etc/hyperledger/fabric-ca-server
#      - FABRIC_CA_SERVER_CA_NAME=ca.org1.example.com
#
#    ports:
#      - "7054:7054"
#    command: sh -c 'fabric-ca-server start --ca.certfile /etc/hyperledger/fabric-ca-server-config/ca.org1.example.com-cert.pem --ca.keyfile /etc/hyperledger/fabric-ca-server-config/19ab65abbb04807dad12e4c0a9aaa6649e70868e3abd0217a322d89e47e1a6ae_sk -b admin:adminpw -d'
#    volumes:
#      - ./crypto-config/peerOrganizations/org1.example.com/ca/:/etc/hyperledger/fabric-ca-server-config
#    container_name: ca.org1.example.com
#
  orderer.example.com:
    container_name: orderer.example.com
    image: jmotacek/fabric-orderer:armv7l-1.0.7
    environment:
      - ORDERER_GENERAL_LOGLEVEL=debug
      - ORDERER_GENERAL_LISTENADDRESS=0.0.0.0
      - ORDERER_GENERAL_GENESISMETHOD=file
      - ORDERER_GENERAL_GENESISFILE=/etc/hyperledger/configtx/composer-genesis.block
      - ORDERER_GENERAL_LOCALMSPID=OrdererMSP
      - ORDERER_GENERAL_LOCALMSPDIR=/etc/hyperledger/msp/orderer/msp
    working_dir: /opt/gopath/src/github.com/hyperledger/fabric
    command: orderer
    ports:
      - 7050:7050
    volumes:
        - ./:/etc/hyperledger/configtx
        - ./crypto-config/ordererOrganizations/example.com/orderers/orderer.example.com/msp:/etc/hyperledger/msp/orderer/msp

  peer0.org1.example.com:
    container_name: peer0.org1.example.com
    image: jmotacek/fabric-peer:armv7l-1.0.7
    environment:
      - CORE_LOGGING_LEVEL=debug
      - CORE_CHAINCODE_LOGGING_LEVEL=DEBUG
      - CORE_VM_ENDPOINT=unix:///host/var/run/docker.sock
      - CORE_PEER_ID=peer0.org1.example.com
      - CORE_PEER_ADDRESS=peer0.org1.example.com:7051
      - CORE_VM_DOCKER_HOSTCONFIG_NETWORKMODE=composer_default
      - CORE_PEER_LOCALMSPID=Org1MSP
      - CORE_PEER_MSPCONFIGPATH=/etc/hyperledger/peer/msp
      - CORE_LEDGER_STATE_STATEDATABASE=CouchDB
      - CORE_LEDGER_STATE_COUCHDBCONFIG_COUCHDBADDRESS=couchdb:5984
    working_dir: /opt/gopath/src/github.com/hyperledger/fabric
    command: peer node start
    ports:
      - 7051:7051
      - 7053:7053
    volumes:
        - /var/run/:/host/var/run/
        - ./:/etc/hyperledger/configtx
        - ./crypto-config/peerOrganizations/org1.example.com/peers/peer0.org1.example.com/msp:/etc/hyperledger/peer/msp
        - ./crypto-config/peerOrganizations/org1.example.com/users:/etc/hyperledger/msp/users
    depends_on:
      - orderer.example.com
      - couchdb

  couchdb:
    container_name: couchdb
    image: jmotacek/fabric-couchdb:armv7l-1.0.7
    ports:
      - 5984:5984
    environment:
      DB_URL: http://localhost:5984/member_db

そして起動コマンドを実行します:
$ cd ~/fabric

$ ./startFabric.sh

↓こんな感じで Docker 内でイメージがコンテナ化され、実行されていきます:
2019011003


少し時間がかかりますが(1分くらい?)コマンドが完了すると、こんな画面になってプロンプトが戻ります:
2019011004


以下のコマンドで起動中のコンテナの状態を確認し、Hyperledger Fabric の各種コンテナが実行されていることを確認します:
$ docker ps

↓docker-compose.yml で指定されたイメージが起動していることが確認できます。Hyperledger Fabric の起動に成功しました!:
2019011002


ちなみに、この「Hyperledger Fabric が起動しただけ」の段階で使用メモリを確認してみました。起動しただけであれば意外と余裕あるようにも見えますね・・・
2019011006



【(途中まで)使ってみる】
Hyperledger Fabric の導入と起動までであれば上記までで完了していますが、せっかくなのでこの環境を使ってみることにします(といっても、以下で紹介しているのはカードファイルのインポートまでですが・・)。

具体的には「サポートツールで提供されているスクリプトを使って管理者用のカードファイルを作成する」ところまでを紹介します。といってもここから先はラズパイ特有の部分はなく、通常の方法と一緒というか、通常と同じ方法でできる所までを紹介する、というスタンスです。

そのために composer コマンドと呼ばれる、Hyperledger Composer のコマンドラインツールを導入するのですが、その前提として Node.js v8.x 環境(node と npm)が必要になります。ここがちとややこしいのですが、今回の導入に使った Raspbian OS 2018-11-13 (Stretch Full) でははじめから V8 の node コマンドは使えるようになっていますが、npm が導入されていません。というわけで今後のことも考えて node のバージョン管理ツール(n package)と合わせて Node.js v8.x を導入しておくことにします:
一旦 npm を導入
$ sudo apt-get install npm

キャッシュを更新
$ sudo npm cache clean

n package をインストール
$ sudo npm install n -g

n package で導入できる Node.js のバージョン(8.xx.xx の最新バージョン)を確認
$ sudo n list

(8.xx.xx の中では 8.15.0 が最新であったと仮定)
Node.js V8.15.0 を指定してインストール $ sudo n 8.15.0

一度ログアウト&ログインし直して、改めて node コマンドと npm コマンドのバージョンを確認します:
$ node -v
v8.15.0

$ npm -v
6.4.1
↑ Node.js V8.x と対応する npm が導入できたことを確認


Node.js 環境が整ったので、改めて composer コマンドをインストールします。今回用意した Hyperledger Fabric のバージョンが v1.0.7 のイメージなので、このバージョンに合う composer-cli v0.16 を指定してインストールします(※):
$ sudo npm install --unsafe-perm -g composer-cli@0.16

※ラズパイ環境だからかもしれませんが、上記の --unsafe-perm オプションを付けないと実行結果がエラーになってしまうようでした。こちらを参照。


そしてサポートツール内の createPeerAdminCard.sh を実行して、PeerAdmin@hlfv1 のカードを作成します:
$ cd ~/fabric/fabric-scripts/hlfv1

$ ./createPeerAdminCard.sh

composer のコマンドで、PeerAdmin@hlfv1 カードが作成されていることを確認します:
$ composer card list
2019011101


とりあえず動作確認できたのはここまでです。2019/01/11 時点でこの先に進もうとして BNA ファイルを用意して composer runtime install し(ここまでは成功)、composer network start させようとすると、以下のようなエラーになりました:
Error: Error trying to instantiate composer runtime. Error: No valid responses from any peers.
Response from attempted peer comms was an error: Error: Error starting container: API error (400): {"message":"Minimum memory limit allowed is 4MB"}
2019011102


このエラーの原因がまだわかっていないのですが、調べた範囲ではもしかすると 32bit OS である Raspbian OS に原因があるような気もしていて、そうだとすると現時点で Hyperledger Composer のこの先を動かすのは厳しいのかなあ・・・ とも思っています。

この辺りは引き続き調査もしますが、情報求む(苦笑)。


【Hyperledger Fabric を終了する】
起動した Hyperledger Fabric を終了するには startFabric.sh と同じフォルダにある stopFabric.sh を実行します:
$ ./stopFabric.sh

↓終了できました:
2019011005



実メモリ 1GB の制約はどうにもならないので実用的な使い方は難しいかもしれませんが、とりあえず1台のラズパイで Hyperledger Fabric が起動できることは確認できました。CouchDB などを使わずに、既存のビジネスネットワークに Peer だけ動かして接続するような使い方であればもう少し余裕を持って使えるかもしれません。


秋葉原の最安値で済ませることができれば、
 本体 5000 円 + ケース 1000 円 + Micro SDカード 2000 円
8000 円程度で Hyperledger Fabric のブロックチェーン環境が一台確保できる、ということになりますね。安っ!


【参考】
https://stackoverflow.com/questions/45800167/hyperledger-fabric-on-raspberry-pi-3
https://www.joemotacek.com/hyperledger-fabric-v1-0-on-a-raspberry-pi-docker-swarm-part-2/

Node.js を使ったアプリケーション開発中に npm install を実行して、こんなエラーに遭遇することがあります(個人的な印象では下の例のように canvas モジュールをインストールしようとした際によく遭遇します):
$ npm install canvas

> canvas@1.6.11 install /Users/dotnsf/src/tmp/node_modules/canvas
> node-gyp rebuild

gyp WARN download NVM_NODEJS_ORG_MIRROR is deprecated and will be removed in node-gyp v4, please use NODEJS_ORG_MIRROR
gyp ERR! configure error 
gyp ERR! stack Error: Python executable "/Users/dotnsf/.pyenv/shims/python" is v3.6.5, which is not supported by gyp.
gyp ERR! stack You can pass the --python switch to point to Python >= v2.5.0 & < 3.0.0.
gyp ERR! stack     at PythonFinder.failPythonVersion (/Users/dotnsf/.nvm/versions/node/v8.9.4/lib/node_modules/npm/node_modules/node-gyp/lib/configure.js:492:19)
gyp ERR! stack     at PythonFinder. (/Users/dotnsf/.nvm/versions/node/v8.9.4/lib/node_modules/npm/node_modules/node-gyp/lib/configure.js:474:14)
gyp ERR! stack     at ChildProcess.exithandler (child_process.js:267:7)
gyp ERR! stack     at emitTwo (events.js:126:13)
gyp ERR! stack     at ChildProcess.emit (events.js:214:7)
      :
      :

スクリーンショット 2018-08-21 9.44.07


Node.js でネイティブモジュールのビルドが必要になった場合に node-gyp を使ってビルドが行われるのですが、その際に使われる Python のバージョンがあっていない、というエラーです。ちと厄介なのは Python のバージョンが古くて問題になっているのではなく、新しすぎてエラーが発生している、ということです(上の例では v2.5.0 以上 v3.0.0 未満でないといけないのに v3.6.5 がインストールされていてエラーが発生している、というメッセージが表示されています)。

この解決のためにわざわざ古いバージョンをインストールしないといけないのか、ということはなく、以下のようにバージョンを明示して npm install することで解決できます:
$ npm install canvas --python=python2.7

> canvas@1.6.11 install /Users/dotnsf/src/tmp/node_modules/canvas
> node-gyp rebuild

gyp WARN download NVM_NODEJS_ORG_MIRROR is deprecated and will be removed in node-gyp v4, please use NODEJS_ORG_MIRROR
      :
      :

+ canvas@1.6.11
added 2 packages in 10.027s


マルチスレッド&マルチコア&オンメモリで超ハイパフォーマンス NoSQL 型データベース、と言われている Aerospike をインストールしてみました:
2016081000


Aerospike は Docker や Vagrant のイメージが配布されていたり、AWS や GCE の仮想イメージが配布されていたりするので、これらを使うと「インストール」という作業を行わなくてもそのまま使えちゃいます(現にそのイメージを使う解説サイトも目立ちます)。が、今回はオンプレミスや普通の(?)仮想マシンでも使えるように、サーバーソフトの導入手順を紹介します。例によって CentOS 6.x が対象です。

まず Aerospike の動作には Python (2.6+)、Python ライブラリ、そして gcc が必要になります。これらの前提ライブラリをまとめてインストールしておきます:
# yum install gcc python python-devel

改めて、ここから Aerospike の環境を揃えていきます。今回は無料版であるコミュニティエディションのサーバーノード1つと、AMC(Aerospike Management Console 管理コンソール)1つを1台のマシンに導入する手順を紹介します。

まずサーバーノードを導入します。以下のサイトから対象の環境(今回は CentOS 6 なので、互換性のある RedHat 6)を選んで最新版をダウンロードします:
http://www.aerospike.com/download/server/

2016081003


2016/Aug/10 時点では最新バージョンは 3.9.0.3 でした。ダウンロードできるのは tgz ファイルなので、このアーカイブを展開し、インストーラー(asinstall)を実行してインストールします:
# cd /tmp
# tar xzvf ~/aerospike-server-community-3.9.0.3-el6.tgz
# cd aerospike-server-community-3.9.0.3-el6
# ./asinstall

インストールが成功したら以下のコマンドでサーバーとして起動し、またシステム再起動時に自動起動するよう設定しておきます:
# /etc/init.d/aerospike start
# chkconfig aerospike on

これでサーバーノードがこの環境にインストールできました。次にこのサーバーノードを管理するコンソール機能を導入します。

同様にして、以下のサイトから対象の環境を選んで AMC の最新版をダウンロードします。ちなみに AMC は RedHat 6(CentOS 6) 用のものしか用意されておらず、7.x のものは配布されていませんでした:

http://www.aerospike.com/download/amc/

2016081001


こちらの場合は rpm パッケージファイルがダウンロードできるので、RPM コマンドでそのまま導入します:
# rpm -ivh aerospike-amc-community-3.6.10.1-el6.x86_64.rpm

やはり同様に AMC を起動して、次回再起動時に自動起動するよう設定しておきます:
# /etc/init.d/amc start
# chkconfig amc on

これで導入作業は完了です。試しに一度管理コンソールを見てみましょう。ウェブブラウザを起動して、
 http://(導入先のマシン名):8081/
にアクセスしてみましょう:

2016081002


すると最初の1回は上記のような画面になり、AMC で管理するサーバーノードを指定するよう指示されます。今回は AMC と同じマシンにサーバーノードを導入しているので、同じアドレスか localhost を指定します。ポート番号は特に変更していない限り 3000 のままで大丈夫です:

成功すると AMC の管理画面が現れます:
2016081004


とりあえず1ノード環境ですがこれで動いちゃいました。Aerospike はノードを追加すればリニアにスケールするよう設計されているので、足りなくなったらサーバーノードを追加準備して、この AMC に追加すれば使えちゃいます。データの増減が大きいシステムに非常に向いていると言えます。




少し遅れてしまいましたが、2016/Jul/02 に Ruby の Web アプリケーションフレームワークである Rails の最新バージョン 5.0 のリリースが発表されました:
This Week In Rails: Rails 5 is out with new guides and more!


早速インストールしてみたので、その手順を紹介します。対象は CentOS 6.x とします。また導入手順としては rbenv を使って Ruby 本体を導入し、続けて gem で Rails 5.0 を導入します。

まずは Ruby の導入です。CentOS の場合、Ruby は "yum install ruby" で導入することも可能ですが、デフォルトで導入される Ruby のバージョンが少し低い(1.8.x)ので、rbenv を使って 2.x を導入することにします。なお Rail 5.0 のサポート Ruby バージョンは 2.2 以上とのことです。

というわけで、最初に rbenv を導入します。rbenv の導入前提として git が、そして rbenv を使って Ruby 2.x を導入する際の前提としていくつかの開発用ライブラリ必要になります。先に導入しておきましょう:
# yum install git gcc make openssl-devel libffi-devel readline-devel

では改めて rbenv を導入します:
# cd /opt
# git clone git://github.com/sstephenson/rbenv.git
# mkdir /opt/rbenv/plugins
# cd /opt/rbenv/plugins
# git clone git://github.com/sstephenson/ruby-build.git

最後に /etc/profile に次の3行を追加します:
export RBENV_ROOT="/opt/rbenv"
export PATH="${RBENV_ROOT}/bin:${PATH}"
eval "$(rbenv init -)"

そして一旦ログアウトして再ログインします(編集した /etc/profile を読み込んで rbenv を有効にします)。

更に ruby-build を導入して、rbenv で install コマンドを実行できるようにしておきます:
# cd /usr/local/src
# git clone git://github.com/sstephenson/ruby-build.git
# cd ruby-build
# ./install.sh

ここまでの準備が長かったのですが、これで rbenv が導入できました。rbenv を使って、今回は Ruby 2.2.5 を導入します:
# rbenv install 2.2.5
   :
# rbenv global 2.2.5
# ruby -v
ruby 2.2.5p319 (2016-04-26 revision 54774) [x86_64-linux] <- 確認

Ruby が導入できたことを確認し、最後に gem を使って Rails 5.0 を導入します:
# gem update --system
# gem install rails -v 5.0.0
# gem install bundler
# rbenv rehash
# rails -v
Rails 5.0.0 <- 確認

導入できましたー!


CentOS / RHEL(RedHat Enterprise Linux) に Ruby 2.x をインストールする手順を紹介します。

Ruby のバージョンにこだわらないのであれば、コマンドラインから
# yum install ruby
と入力するだけでインストールできます。ただ 2015/Feb/18 現在、この方法でインストールできる Ruby のバージョンは 1.8.7 でした。このバージョンで特に支障がなければこの方法が一番簡単だと思っています。


以下、どうしても Ruby 2.x を使いたい、という人のための導入方法の紹介です。CentOS で Ruby 2.x を導入する方法はいくつかあって、ソースコードからビルドするという一般的な手順もあるのですが、ここでは rbenv を使った方法を紹介します。

rbenv は複数バージョンの Ruby を同一コンピュータ上で管理する GitHub 提供のツールです。2.x に限らず 1.x も含めた複数バージョンの Ruby を同じマシンにインストールし、実際に利用するバージョンを管理しながら使えるようにできます。このツールを使って Ruby の最新版をインストールしてみます。


まず、rbenv は GitHub から提供されていることもあり、git の入手が必須です。まだ導入できていない場合はこのコマンドで git を導入してください:
# yum install git

そして git を使って GitHub から rbenv をチェックアウトします。今回は /opt/ 以下に Ruby をインストールするという前提にします:
# cd /opt
# git clone git://github.com/sstephenson/rbenv.git

続けて ruby-build プラグインを rbenv の plugins フォルダにインストールします:
# mkdir /opt/rbenv/plugins
# cd /opt/rbenv/plugins
# git clone git://github.com/sstephenson/ruby-build.git

最後に /etc/profile に以下の3行を追加して、rbenv を初期化&実行するための環境設定を行います:
export RBENV_ROOT="/opt/rbenv"
export PATH="${RBENV_ROOT}/bin:${PATH}"
eval "$(rbenv init -)"

ここまでの作業で rbenv の導入が完了しました。再ログインするとか、シェルを再起動するなりして最後の環境設定までが反映された状態にしてください。

更に、この後の作業で必要になるモジュールを(エラーが出る前に)yum でインストールしておきます:
# yum install gcc make openssl-devel libffi-devel

ここまでの準備ができていれば Ruby のインストール作業に移れます。まずは rbenv でインストールできる Ruby のバージョン一覧を確認してみます:
# rbenv install -l
Available versions:
  1.8.6-p383
  1.8.6-p420
  1.8.7-p249
  1.8.7-p302
  1.8.7-p334
  1.8.7-p352
  1.8.7-p357
  1.8.7-p358
    :
    :
  2.1.5
  2.2.0-dev
  2.2.0-preview1
  2.2.0-preview2
  2.2.0-rc1
  2.2.0
  2.3.0-dev
  jruby-1.5.6
    :
    :
  ree-1.8.7-2012.02
  topaz-dev

JRuby とかもリストされてますが、今回は普通(?)の Ruby だけで考えます。バージョン番号に rc とか dev とか preview とか付いているのは開発中のものだったりします。この一覧を見る限り安定版では 2.2.0 が最新のようなので、これをインストールしてみましょう(結構時間かかります):
# rbenv install 2.2.0
Downloading ruby-2.2.0.tar.gz...
    :
    :


そして、この Ruby 2.2.0 をシステムで使うデフォルトバージョンとして設定した上で動作確認します:
# rbenv global 2.2.0
# ruby -v
ruby 2.2.0p0 (2014-12-25 revision 49005) [x86_64-linux]

Ruby 2.2.0 が導入できました! 


この後で別のバージョンが必要になった場合は同様に
# rbenv install X.X.X

でインストールし、
# rbenv global X.X.X

でデフォルトバージョンを変更できます。







 

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