7月22~25日の4日間、大阪のインテックス大阪にて「下水道展2014」が開催され、「日本全国おもしろマンホール」を紹介するコーナーでマンホールマップを出展させていただく機会がありました。 関係者の皆様、貴重な機会をありがとうございました。


私が出展させていただいたのはGKP(下水道広報プラットフォーム)様の企画による「スイスイ下水道研究所」内の一企画として、夏休みを迎えた子供達に日本全国のいろいろなマンホールを紹介して知ってもらおう、というコーナーでした。PCを3台用意いただいて、マンホールマップだけではないのですが、オンライン上のマンホール紹介サイトやサービスを使って紹介し、実際にPC上での操作もしてもらおう、と考えていました。その参加報告を兼ねて、2日間に感じたことを書いてみます。

(1) 想定以上の人気だった

理由(作戦?)は後述しますが、私が参加した23、24日のマンホールマップはかなりの稼働率だったと思います。PC3台はほぼ常に子供達で埋まり、時間帯によっては順番待ちの列もできていました。事務局の皆様にお手伝いもいただきましたが、かなり大変でした。想定以上の人気で自分の休む時間が取れず、22日はお昼抜き、23日は表彰式もあったので、昼食と合わせて60分くらい場を離れましたが、2日間ほぼずっと出展場所で子供相手の説明をしていました。普段の仕事とは全く違う2日間だったこともありますが、正直かなり疲れました。でも嬉しい疲れです。

(中には一人でストリートビューまで操る子供達も!)
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(2) やはり子供にはゲーム(笑)

自画自賛ですが、今回の人気については「作戦勝ち」だと思っています(苦笑)。

実は昨年にもこのイベントに出展したのですが、その際は「小学校低学年向け」のつもりで「花」や「アニメキャラクター」などのカテゴリ毎に集めて作成したマンホールマップの子供向けスペシャルコンテンツを用意していました。が、これはあまり興味を持ってもらえず、ほとんど使うこともありませんでした。

いろいろなマンホール(http://manholemap.juge.me/childbuttons.htm)
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昨年のこの失敗を反省して、今年はマンホールマップのゲーム性を前面に出して紹介しました。小学校低学年以下っぽいお子様には「マンホめくり(神経衰弱)」を、それ以上っぽいお子様には「スライドパズル」を見せて、挑戦してもらいました。
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スライドパズルは我々も昔よく遊んだ「15ゲーム」ですが、これは大人でも結構難しいと思ってます。1、2、3まではほぼ誰でも揃えることができますが、4では急に難易度が上がり、自力で揃えることが出来る子はだいたい2割程度でした。この絶妙な難易度がハマってくれる理由だったと思います。
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(実は大きいお友達にも人気だった)
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更に、飽きちゃった子向けに「マンホールさめがめ」も提供しました。これは2日間で解けた子はたった1人、というものでかなり難しかったと思います。でもみんな自分なりに戦略を考えながら挑戦してくれました。こういうアルゴリズム的な発想にも挑戦できるのは未来のシステムエンジニア候補だと思ってます。

と、マンホールマップにはこのような遊び機能をいくつか用意しておいたのですが、それが今回役立つ形になりました。 これは来年も使えるな(笑)、さめがめは少し難易度を下げておくように改良しよう。


(3) マンホールマップがGKP広報大賞・電子媒体部門賞をいただきました!

最後は雑感というか、宣伝というか(笑)、ご報告です。

この度、マンホールマップが第二回 GKP 広報大賞・電子媒体部門賞をいただくことができました。マンホールマップがこのような形で一般の表彰をいただいたのはこれが初めてでした。 今回の下水道展3日目(24日)にその授賞式があり、ユーザーの皆様を代表する形で私が参加させていただきました。
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マンホールマップは2010年の開発開始から丸4年を迎え、今でも多くの「マンホール蓋愛好家」の皆さんからの投稿によって日々成長しています。「マンホール蓋愛好家」と書きましたが、その意味は4年前とは全く異なり、当時は「一部のマニア」の領域でしたが、今では「蓋女(ふたじょ)」なる言葉が生まれるほど老若男女に広がり、その発見報告の場の1つとしてマンホールマップを選んでいただけているのだと思っています。 その結果、多くのマンホール蓋ファンの層を広げることが出来、それを今回の受賞理由の1つに挙げていただきました。

今回の受賞は日頃利用いただいているユーザーの皆様のおかげであり、またサービスの向上に役立つアドバイスをいただいた諸先輩方のおかげでもあります。

また昨年に引き続き、今年も出展の機会をご用意いただいたGKP様、事務局として色々手配いただいた日経ピーアール様、下水道展会場で「オッチャン」呼ばわりしてくれた子供達、そしてたまに意識不明になりながらも自宅でずっと稼働を続けてくれているサーバー、本当に本当にありがとうございました。


下水道展、来年は東京で開催される予定です。大人でも半日飽きずに勉強できるエンターテイメントだと思っています。次回参加させていただけるかどうかは分からないのですが、個人的にはまた出展する形で参加したいと思っています。来年の夏、皆様と下水道展でお会いできることを楽しみにしております。
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