まだプログラマーですが何か?

プログラマーネタとアスリートネタ中心。たまに作成したウェブサービス関連の話も http://twitter.com/dotnsf

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facebook を使っていると、「今日は○○○さんの誕生日です!」というお知らせが届きますよね:
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ある程度以上の繋がりがあると、体感的にはほぼ毎日のようにこの機能を目にすることになります。もちろんちゃんと心の籠もったメッセージを作って、思い出の画像も用意して、・・・という人もいますが、中には「メッセージ考えるのも面倒くさい、そんなにお世話になってるわけでもないし、ってかこいつ誰だっけ?どんなメッセージを送るのがいいのかなあ」と頭を悩ませることもあります。そんなあなたの大切な時間を節約する Chrome プラグインを作ってみました。

このプラグインを Chrome にインストールして有効にすると、facebook の誕生日ページに移動して、そこに今日が誕生日でまだバースデーメッセージを送っていない人がいると、自動的に(あらかじめ用意した)メッセージを入力してくれます(自動投稿まではしません)。そのままで良ければ後は投稿するだけ、「この人にはちゃんとメッセージを書きたいなあ」という場合はそこから編集することもできます:
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(↑こんな感じ。自動的にバースデーメッセージが入力された状態になります)


プラグイン自体は github 上に公開しておきました:
https://github.com/dotnsf/fb_birthday_extension


上記ページから git clone するかダウンロード&展開して、ローカルシステム上に以下の3つのファイルが存在しているディレクトリを用意します:
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この中の script.js というファイルが拡張機能の本体となる部分です。中身は結構シンプルにこんな感じ:
var birthday_msg = 'ハッピーハッピーバースデー♪';

$(function(){
 $("#events_birthday_view div:eq(0) ul li ._42ef ._6a ._6b:eq(1) div div:eq(1) textarea").each(function(){
  var textarea = $(this);
  textarea.val( birthday_msg );
 });
});

1行目の birthday_msg 変数がバースデーメッセージです。必要に応じてこの内容を書き換えて使ってください。


では実際にインストールしてみます。Chrome を起動して拡張機能の画面(右上のメニューから「その他のツール」-「拡張機能」)に移動します:
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現在インストール済みの Chrome 拡張の一覧が表示されます。ここで「デベロッパーモード」が有効になっていることを確認し、「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」をクリックします:
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先程ダウンロードした3つの拡張用ファイルがあるディレクトリを指定します:
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すると "FB Birthdah" という名前の、この拡張機能が導入されます。「有効」にチェックを入れると、実際に facebook の誕生日ページで動くようになります。なお、導入後に script.js の中身を書き換えた場合は、この画面内の「リロード」をクリックすると、変更が反映されるようになります:
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これで上記で紹介したような心の籠もっていないバースデーメッセージを自動作成することができるようになっている、はず:
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※このプラグインはあくまで誕生日ページを参照した時に動作するもので、↓こんな感じのダイアログで出た場合は動いてくれません、あしからず:
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ウェブブラウザである Chrome の機能を拡張する Chrome extension を作ってみます。今回は試しに
 Chrome でアマゾンの商品ページを見ている時に、そのページ内の ASIN コードを取り出して表示する
というシンプルな機能を実装してみます。

この Chrome 拡張機能の開発方法に関してはこちらに公式ドキュメントがあります。が、Chrome 自身のバージョンアップにともなって機能変更が加わり、それが混乱を招いてしまっている側面はあると思っています。今回紹介する内容はとりあえず 2016/Jun/23 時点では動くことを確認していますが、将来的な保証はないことを最初にお断りしておきます。

今回用意するファイルは次の3つです:
ファイル名用途・コメント
jquery-3.0.0.min.jsjQuery ライブラリ。ここから最新版をダウンロードし、manifest.json 内にファイル名を記述する
manifest.json拡張機能の定義ファイル
script.js拡張機能の実装ファイル


まず jQuery の最新版ライブラリを使います。jQuery のダウンロードページから最新バージョン(今回の例では 3.0.0)をダウンロードします。

次に定義ファイルである manifest.json です。Chrome 拡張機能を作る際に必須の JSON ファイルで、Chrome はこのファイルの中に記述されている通りに拡張されます。今回は以下の様な内容にします:
{
  "name": "AmazonASIN",
  "version": "0.0.1",
  "manifest_version": 2,
  "description": "Amazon商品ページからASINコードを取り出す拡張",
  "content_scripts": [
    {
      "matches": ["http://www.amazon.co.jp/*","https://www.amazon.co.jp/*"],
      "js": ["jquery-3.0.0.min.js","script.js"]
    }
  ]
}

この中では以下の様な指定を行っています:
  • 拡張の名前(name)は "AmazonASIN"
  • 拡張のバージョン(versoin)は 0.0.1
  • マニフェストのバージョン(manifest_version)は2(固定)
  • description に拡張の説明を記述
  • content_script 内にスクリプトの条件を指定
  • このスクリプトは http(s)://www.amazon.co.jp/ 内のページを参照している時だけ動く
  • 動くファイルは前述の jquery-3.0.0.min.js と後述の script.js

簡単に言うと、アマゾン(www.amazon.co.jp)のページを参照している時に script.js が動く、という指定をしています(jquery-3.0.0.min.js は script.js 内で利用しているのでここに記述しています)。

そして今回紹介する拡張機能の本体となるのが script.js です。この内容は以下のとおりです:
$(function(){
 $(".col2 .pdTab tr:first").each(function(){
  var tr = $(this);
  var td1 = tr.children('td:first');
  if( td1.html() == "ASIN" ){
    var td2 = tr.children('td:nth-child(2)');
    var asin = td2.html();
    window.prompt( "ASIN", asin );
  }
 });
});

jQuery にある程度詳しい人であれば簡単に理解できそうなほどシンプルな内容ですが、中身を一応紹介します。

まず最初に、自動化したい作業はこんな感じです:
  1. アマゾンの商品ページを開いたら、
  2. 「登録情報」の「ASIN」と書かれた箇所(下図参照)を探して、
  3. その横の ASIN 番号を取り出して表示する

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↑この機能、アフィリエイターに需要ありますかね・・・


そしてこのアマゾン商品ページの HTML ソースを見ると、『「登録情報」の「ASIN」と書かれた箇所』というのが、『col2 クラスを持った div パート内の、pdTab クラスを持った div 内のテーブルの、最初の tr パート』であることがわかります:

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この tr の2番目の td に目的の ASIN 番号が書かれているのでこれを取り出すのが目的です。というわけで、上記の script.js 内では以下の様な処理を記述しています:
  • Amazon のページでのみ以下を実行する(manifest.json で指定済み)
  • ページが全て読み込まれた後に以下を実行
  • col2 クラス以下の pdTab クラスの更に下にあるテーブルの最初の1行(最初のtr)を取り出す
  • 取り出した tr 内の1つ目の td を取り出し、その中に "ASIN" と書かれていることを確認する
  • 確認できたら tr の2つ目の td (ここに ASIN 番号がある)を取り出して、その HTML 文字列を取り出す
  • 取り出した ASIN 番号を画面に表示する

これで処理の記述はできたので、上記3つのファイルを全て同じフォルダ(下図では c:\tmp\amazon_extension)内に保存します:
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作成した Chrome 拡張はデベロッパーモードの Chrome 内に読み込ませて利用することができます。Chrome を起動後、右上のメニューボタンから 「その他のツール」-「拡張機能」 を選択します:
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Chrome 拡張機能のメニューが表示されたら、右上の「デベロッパーモード」にチェックを入れます。これでデベロッパーモードになったので、更に「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」ボタンをクリックします:
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先程作成した3つのファイルを格納したフォルダ(上記の例では C:\tmp\amazon_extension\)を指定して拡張機能を読み込みます:
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拡張機能にエラーがなければ正しく読み込まれ、拡張機能一覧に表示されます。「有効」にチェックが入っていることを確認してください(チェックを外すと、この拡張機能は動きません。またその右のゴミ箱アイコンをクリックすることで拡張機能を Chrome から削除することもできます):
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では改めてアマゾンの商品ページを見てみましょう。例えばこのページを参照してみると、、
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B014CGROJW/


商品ページがロードされた後に以下の様なダイアログが表示され、ASIN コードが取り出されたことが確認できるはずです(必要であれば、ここからコピーできます):
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Chrome 拡張機能のごくシンプルな例ですが、こんな感じで作れます。実体はクライアントサイドの JavaScript ですが、クロスサイトスクリプティングの制約を受けることなく AJAX が実行できたりするので、この中で外部連携も含めた様々な処理を記述できます。例えばここで紹介されているサンプルでは Chrome 拡張から Watson API を実行していたりします:
女優・ディベロッパー池澤あやかさんが作成したアプリとは? |Bluemix Developers Lounge


Chrome 拡張アプリケーションとして MQTT パブリッシャー/サブスクライバーとして動作する MQTTLens なるものを使ってみました:
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これを Chrome ストアからダウンロード(インストール)して起動すると、MQTT のクライアントとして利用できます。パブリッシャーとしてもサブスクライバーとしても動作する、というものです。動作確認に便利そうです。


試しに IBM BluemixNode-RED + IoT Foundation QuickStart 環境で使ってみました。今回の例では MQTTLens を MQTT パブリッシャーとみなして IoT Foundation QuickStart にメッセージをパブリッシュし、Node-RED 側でそのメッセージを受け取って表示する、というシンプルな流れを試してみました。

まずは Node-RED 側を用意します。IBM Bluemix のボイラープレートを使って Node-RED 環境を構築し、Node-RED フローエディタを開き、IBMIOT (input)ノードと Debug (output)ノードを1つずつ配置して接続します:
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IBMIOT ノードの属性を以下のように指定します。今回は QuickStart 環境を使うので、"Authentication" には "QuickStart" を指定し、"Device Id" として、誰も思いつかないような適当な文字列(この例では "mydeviceid1234")を入力します:
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最後にこの状態で "Deploy" します。これで Node-RED 側の(つまり MQTT サブスクライバー側の=受け取り側の)準備は完了です。MQTT メッセージが送られてきさえすれば、そのメッセージ内容を表示できる準備が整いました。いつもながら Node-RED だと簡単です:
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次に MQTTLens 側を設定します。Chrome を起動して MQTTLens を開き(または上記のダウンロード URL からダウンロード後に「アプリを起動」ボタンをクリックし)ます:
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MQTTLens の初期画面が表示されたら、画面左上の "Connections" 横の+印をクリックします:
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"Connection Details" 画面が表示されたら、以下の赤枠の内容を指定します。"Connection name" は接続に付ける名称なので任意の文字列で構いません(図では "QuickStart")。"Hostname" には IBM IoT Foundation QuickStart サーバーを指定する必要があるので "quickstart.messaging.internetofthings.ibmcloud.com" を指定します。"Port" はデフォルト値の "1883" のままにします。"Client ID" には QuickStart 用のフォーマットである "d:quickstart:(任意の値):(Device Id)" を指定します。この中の (Device Id) の部分は、先程の Node-RED フローエディタの中で指定した Device Id の値(上記例では mydeviceid1234)と同じものを指定してください。最後に画面右下の "CREATE CONNECTION" ボタンをクリックして接続します:
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接続すると MQTTLens の画面が以下のように切り替わります(指定した "QuickStart" が "connected" な状態になっていることがわかります)。今回 MQTTLens は MQTT パブリッシャーとして使いたいので、"Publish" と書かれた下の部分を使います。まず "Topic" にはこれも QuickStart 用のフォーマットである "iot-2/evt/(任意の文字列)/fmt/json" と入力し、その下の "Message" に適当な文字列を入力します。最後に "Publish" ボタンをクリックして、このメッセージを QuickStart サーバーにパブリッシュします:
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正しくメッセージが送信されると、稼働中の Node-RED アプリケーションがこのメッセージを受け取り、Debug タブ内に Message で指定した内容が表示されるはずです:
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あっさり成功。MQTT パブリッシャー側のデバイスをブラックボックス化しての動作確認などには便利に使えそうで重宝しそうです。


家に Chromebook がやってきて、一週間ほど使ってみました!

知らない人のために超簡単に解説すると、Chromebook は Chrome OS というコンパクトな OS を搭載した「Google Chrome というウェブブラウザだけが動くノートパソコン」です。
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普段、パソコンで Google Chrome 以外のウェブブラウザ(Internet Explorer とか)を使っているとピンと来ない所があるかもしれませんが、Google Chrome だけでも結構色んなことができます。加えて、Chromebook 用に拡張されている部分があったり、Chrome Store から拡張機能をインストールするなどして、「Google Chrome というウェブブラウザだけが動くノートパソコン」にしては、かなり色んなことができるようになっています。

なお、日本での Chromebook の扱いは法人および教育機関のみが対象になっています。つまり一般個人が街のショップで Chromebook を購入することはできません(売ってません)。その理由は明らかにされていませんが、僕の印象からの答を言ってしまうと「おそらくトラブルを避けるため」もあると思っています。ノートPC だと思って購入したけど、思っていたことができない、何だこれは!? というトラブルが結構あるんじゃないかなあ、と。

(2014/11/13 追記 日本でも 2014/11/11 から量販店での購入が可能になったようです)


拡張性があるとはいえ、Chromebook は要するにブラウザなのです。そこまで理解した上で使う必要があるんですが、現状それを一般消費者に求めるのは厳しいのかなあ、という印象を持っています。

一方、そこまで理解して割り切って使ってみると結構イケます。特に OS の起動に要する時間は数秒で、そこからアプリケーションを開く時間は「一瞬」です。起動済みのアプリケーションに画面を切り替えただけ?というくらいに素早くアプリケーションが起動します。これはこれで素晴らしい特長です。

今回、並行輸入品を入手しました。まだ数日ですが、使ってみた感想と合わせて「Chromebook はこんなことができる/できない」ということを紹介したいと思います。

なお、以下で紹介する機能は僕が購入した Toshiba Chromebook CB35-A3120 という Chromebook での機能になります:


なぜこの機種を選んだかというと、下記の日本語対応ができていることがわかっていたことと、個人的に東芝という会社にご縁があったため、(他に日本語に対応したサムソンやエイサーのモデルではなく)東芝の機種を選ばせていただきました。メモリは 2GB 、HDD 112GB のモデルです。


【できること】
1. ウェブ閲覧/ウェブ検索

当然。というか、ある意味そのための Chromebook です。

2. 日本語表示・読み書き

並行輸入品ですが日本語対応はしています。というか、僕の購入した Toshiba Chromebook CB35-A3120 は日本語対応しています。実際に Chromebook の購入を検討する場合はこのあたり気をつけてください。 設定画面から日本語を選択することで日本語表示/読み/書きが可能になります。また編集時に Shift + Alt で日本語入力と英語入力の切り替えを行うことができます。ちなみにこのブログエントリも大半は Chromebook から入力しています。

3. メール送受信

標準機能で Gmail へのショートカットが用意されています。Gmail の機能で、Gmail 以外の(一般の)メールを読み書きする設定もあるので、この Gmail を経由して Gmail 以外のメールを送受信することもできます。

4. カレンダー/オフィス文書閲覧・編集

Gmail 付属の Google Apps の機能を使って実現できます。ワードやエクセスなどのオフィス文書は Gmail 付属の Google Drive を使います。例えばメールに添付されたエクセスファイルを Google Drive に保存し、Google Drive から開いて編集して再度保存して、メールに添付して返信する、といったことができます。

ただ Google Drive で扱うオフィスファイルは、マイクロソフトオフィスファイルとある程度の互換性はありますが、完全互換ではありません。ただ Google Drive 上に保存したファイルは複数人で同時編集できるようにもなるので、これはこれでメリットがあります。

5. ゲーム

この辺りから意外と思われることもできる、という紹介です。Chromebook 単体でゲームが付属しているわけではないのですが、Chrome Store の拡張アプリケーションとして多くのゲームが提供されており、これらをインストールすることで Chrome の中でゲームを起動して遊ぶこともできるようになる、というものです。
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6. 各種SNSなど、Chrome 拡張で提供されているもの

Twitter や facebook などはウェブブラウザから利用することもできますが、Tweetdeck などの便利な Twitter クライアントアプリケーションについては Chrome 拡張で提供されているものもあります。自分のやりたいことが Chromebook でできるかどうかを調べるには、まずは Chrome Store を探してみるのがいいと思います。

(2015/07/31 追記 Chrome アプリとして LINE エクステンションが提供され、Chromebook から LINE を使うこともできるようになりました)


7. VNC Viewer / SSH

"VNC Viewer" って何?と思う人もいるかもしれないので解説すると、これは「他のパソコンやサーバーの画面をネットワーク越しに見る」ためのアプリケーションです。これが使えることで例えば Windows や Mac OS がインストールされた別マシンの画面を Chromebook から見て操作する(つまりネットワーク越しに Windows や Mac を使う)こともできるようになります。
この VNC Viewer も Chrome Store に拡張アプリケーションの1つとして提供されています。これができると会社のパソコン(あるいはサーバー)を Chromebook から操作することもできるようになるので、Windows や Mac OS X に依存するアプリケーション(IBM Notes とか Eclipse とか iTunes とか LINE とか・・)を Chromebook から VNC 経由で利用する、なんてこともできちゃうと思っています。
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SSH も同様に Chrome Store で提供されています。VNC 機能は標準で用意されているサーバーなど滅多にありませんが、Amazon Web Service など、当初は SSH の接続だけが提供されていて、そこからサーバー構築を始める、という仮想/クラウドが主流です。そんな初期設定も SSH 拡張機能を Chrome Store からインストールすれば Chromebook で行うことができるようになる、というものです。

8. スクリーンショット

これも出来ます。Chrome OS では Ctrl + Alt + ? でショートカットキー一覧を表示することができ、その中を調べるとスクリーンショット取得のショートカットも用意されています(僕の Chromebook では Ctrl + F5に相当するキーでした)。スクリーンショットを撮った後の画像ファイルはダウンロードフォルダに保存されるようです。ここから Chrome を使ってファイルアップロードもできますし、 Chrome 拡張アプリの Files というファイルマネージャから参照することもできます。

9. ファイルマネージャー

Windows でいうところの「エクスプローラー」ですかね。これも Chrome 拡張で提供されており、スクリーンショットで撮った画像もここから参照できます。画像のトリミングや回転など簡単な編集も可能です。
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また USB メモリを挿した場合もこのファイルマネージャーから参照して扱うことになります。


10. オフライン利用

個人的にはこれが一番の驚きでした。「Chromebook はウェブブラウザだから、ネットワーク接続が必須だよね」と思っていたのですが、一部機能についてはオフライン状態でも利用ができるようでした。拡張機能については個別にオフライン対応/非対応があるので、個別にチェックして利用する必要があります。
Chromebook をオフラインで使用する

ただゲームは結構対応アプリが多そうなので、ネットワークがなくても遊べそうです。また Gmail は書き溜めておくだけならオフラインでも可能です。


【できないこと】
1. 日本語キーボード

できないことというか、並行輸入品である以上の宿命です。日本語キーボードレイアウトに定義することはできるのですが、キーボードに刻印されている内容はあくまで英語キーボード(例えば @ は P の1つ右ではなく、Shift + 2)です。

全てブラインドタッチで覚えていて、刻印内容と違っていても大丈夫、というのであれば無理やり日本語キーボードレイアウト定義に変えてしまってもいいとは思います。ま、僕は一応覚えているつもりではありますが、英語キーボードでもそれなりに不便なく使えるので変えていません。

(2014/11/13 追記 日本でも 2014/11/11 から量販店での購入が可能になり、日本語キーボードモデルが入手できるようになりました)


2. 年賀状印刷

これをできないことの2番目に書くのもどうかと思いますが、トラぶる可能性は高そうなので。

これができない要素は大きく3つあります。まず1つ目は画像の取り込み方法です。デジタルカメラなどを USB で繋いでそこから中の画像を開いて転送して・・・ といった、Windows では当たり前のようにできている操作ですが、これができる保証はありません。画像を取り込む確実な方法としては「画像をメールで転送する」です。

次に年賀状を作るアプリケーション。Windows 用に購入したアプリケーションをお持ちであっても Chrome OS では使えません。可能性でいえば Chrome Store に「年賀状印刷アプリケーション」といった拡張機能が提供されるのを待つしかないのかな、と思います。Windows にせよ、Mac OS にせよ、その OS 用に提供されたアプリケーションが絶対に必要になるようなケースは基本 NG だと思います。PhotoShop レベルのレタッチソフトを求めるようなケースも同様です。

加えて Chromebook での印刷は Google Cloud プリントを使うか、PDF 形式で印刷(保存)することになります。

3. Chromebook で動かない拡張機能を使うアプリ

上記の【できること】の中で「Chrome Store から拡張機能を見つけてダウンロードすれば、いろんなことができるようになる」と書きましたが、PC 版の Chrome で使える全ての拡張機能が Chromebook でも使える、という保証はありません。Chromebook で使えない拡張機能については諦める必要があります。




えーと、他に書いておくべきことあったかな? もしあったらこの中に追記するようにしますが、現状はこんな感じです。


また、「できる/できない」とは違う観点で「Chromebook の方が PC よりも優れているのでは?」と感じることもいくつかありました。それを最後に紹介しておきます。

1. OS やアプリケーションの起動/終了が速い

上述もしていますがここでも記載しておきます。Chromebook の場合、ノート部分の蓋を開けると起動。閉めると終了です。PC だと同じ操作でサスペンド/復帰です。似て異なる挙動ですが、それでも明らかに Chromebook の方が速いです。

またアプリケーションの起動(事実上、Chrome 拡張機能の起動)も一瞬で立ち上がるので、本当にストレスなく使うことができます。

2. 充電の持ちがいい

実はまだ1度しか Chromebook を充電したことがありません。軽量なせいなのか、そんなに電気使用をしていないエコな環境のように感じます。



以上、ざっくりとこんな初期印象をもった Chromebook でした。

個人的には上記でも紹介した VNC である程度カバーすることはできても、やはりローカル環境だけで Eclipse 等のつかえるノート PC はそれなりに便利なんだよなあ・・と感じるのが正直なところです。でもある程度割り切った使い方であれば充分に利用検討の余地がある新しいクラムシェルデバイスだと思っています。














 

いつもの CentOS ネタです。

CentOS や RHEL(RedHat Enterprise Linux) を GUI 化してデスクトップ環境として使っています。アプリも揃っていて大抵の用途で使える(自分の利用範囲で今のところ使えないのは iTunes と LINE くらい)ので便利なのですが、ちょっとだけ不便を感じるのがウェブブラウザでした。

CentOS では yum で FireFox を導入して使うことはできます(説明いらないと思うけど #yum -y install firefox です)。まあ通常用途であれば FireFox でダメってことはないのですが、ウェブ開発やそのデバッグをする場合、慣れもあって Chrome を使いたくなります。

しかし、残念ながら現在 Chrome は CentOS 向けには(公式には)提供されていないのでした:
Google Says Red Hat Enterprise Linux 6 Is Obsolete [Updated]


ただ諦めるのは少し早いです。有志を中心に対策が練られていて、大きく以下の2つの方法で CentOS に Chrome 環境を導入することが可能です:
(1) 有志で用意されたインストーラを使って Chrome を導入する
(2) Chromium ブラウザをインストールする


(1) は CentOS には提供されていないものの、Fedora 向けに提供されている(た?)Chrome を元に、必要な前提ライブラリなどと一緒に導入するインストーラを、Richard Lloyd 氏が有志で開発してくれました。その方法を使うケースです。こちらの方法についてはリンク先を参照してください:
http://www.tecmint.com/install-google-chrome-on-redhat-centos-fedora-linux/

※上記リンク先の説明が少しわかりにくいと思うので補足。Step 2 の Update と書かれた中に "Richard Lloyd" さんの名前が書かれたその下からが、Chrome 導入方法の紹介になります。

(2) は厳密には Chrome ブラウザではないのですが、Chrome のベースとなっているオープンソースプロジェクト Chromium を CentOS にインストールして使う、というケースです。まあほとんど Chrome と同じと言えるし、ある意味で Chrome よりも一歩進んだ、開発最先端の機能を取り入れているとも言えるし、開発者ならこっちを使ってみるのも悪くないですよね。


というわけで、以下 CentOS に Chromium ブラウザを導入する手順の紹介です。CentOS6 前提で進めます。

まず root になって、その後で Chromium の yum レポジトリファイルをダウンロードします:
# cd /etc/yum.repos.d
# wget http://people.centos.org/hughesjr/chromium/6/chromium-el6.repo

で、yum を使って chromium をインストールします。途中何か聞かれたら YES で先に進めます:
yum install chromium

これだけ。yum が必要な前提ライブラリごと Chromium をインストールしてくれます。導入が終わるとメニューから Chromium が実行できるようになっているはずです。
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以上、Chrome や Chromium の導入方法についての紹介終わりです。以下はこれら2つに共通する、実行時の Tips についての補足です。

Chrome/Chromium のインストールはできました、実行時にはちと問題が生じます。一般ユーザーで Chromium や Chrome を実行するのは問題ないのですが、root ユーザーで Chromium(Chrome) を実行しようとすると何故かエラーメッセージが表示されてしまうのでした:
2014013102

これを回避するには特殊なパラメータを付けて Chromium を起動する必要があります。そのためにはメニュー選択時の実行コマンドを編集する必要があるのでした。

ではそのための手順も紹介します。まずはメニュー編集用の alacarte という GUI アプリケーションを yum でインストールしておきます:
yum -y install alacarte

インストール後に alacarte を実行します:
alacarte &

alacarte が起動します:
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Chrome/Chromium は「インターネット」カテゴリの中にあるので、左ペインで「インターネット」を選択し、右画面の「Chromium ウェブ・ブラウザ」と書かれた箇所を右クリックして「プロパティ」を選択します:
2014013104


プロパティの「コマンド」欄を書き換えます。具体的には最初から記述されている内容はそのままに、 %U に続けて -user-data-dir=$HOME/.config/google-chrome を追加します。"%U" と "-user-data.." との間に1つスペースを入れることを忘れずに:
2014013105

これでメニューの変更ができました。「閉じる」で alacarte を終了し、再度メニューから Chromium を実行すると、今度は正しく起動するはずです:
2014013106


Chromium からも Google Chrome ストアが使えそうです。豊富な Chrome プラグインが使えるのはやはり魅力的です。


 

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