Cybozu Office 10 を Linux にインストールした時に躓いた所を記載しておきます。

基本的にはインストールマニュアルに書いてある通りに進めたつもりでした。OS(CentOS) をインストールして、Apache HTTPD サーバーを導入して起動しておいて、でダウンロードしたインストールモジュールを実行。これだけでインストールできるはず。


やってみると実行直後にこのようなメッセージが表示されます。ここは Y を選択。
cbo_01

その直後にこのようなエラーメッセージが表示されて、プロンプトが戻ってしまいます。
cbo_02


「GLIBCのバージョンを検出できませんでした。」とな・・・
一応、Cybozu 的には動作環境として「GLIBC 2.5 以上」を挙げています。
で、このサーバーに入っている GLIBC のバージョンは 2.12 。なので問題はないはず・・・

色々調べてもよく分からず、念のため無理やり GLIBC 2.5 へダウングレードしたりもしたけど、状況は変わらず。うーん・・・もうちょっとヒントがあればなあ・・・・・



・・・で、偶然気付いたのですが、このターミナルの画面のスクロールバーを上にあげてみると・・・
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なんと隠れていたエラーメッセージ発見!
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"/lib/ld-linux.so.2: bad ELF interpreter" ってエラーメッセージは以前に遭遇したことがあるのですぐに原因がわかりました。インストール前提に ld-linux.so.2 ライブラリが必要なんだけど、それがない場合に表示されるエラーです。

というわけで、サクっと ld-linux.so.2 をインストール:
# yum install ld-linux.so.2

再度インストーラーを実行。すると今度は先に進み、試用許諾契約画面へ。
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インストール開始~
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で、無事インストールできました、と。
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インストールマニュアルのどこかに書いといてほしい。