前回は MySQL の導入について紹介したので、今回は MariaDB を紹介します。

MariaDB は MySQL 互換の RDB です。WordPress などの、MySQL を前提としたアプリケーションも MariaDB を使って動かすことができます。


MariaDB にも言えることですが、MySQL もコミュニティエディションは無料で使うことができるオープンソースのデータベースサーバーソフトウェアです。では MariaDB の存在意義はどこにあるのでしょう?

もともとコミュニティの中で成熟してきた MySQL は後に Sun Microsystems に買収され、そして現在は Oracle の下にあります。この「先が見えない」状態をよしと思わない、MySQL 開発者を中心とした有志によって、新たに開発が進められている MySQL の互換DB、それが MariaDB です。

稼働実績も増えてきており、例えば英語版およびドイツ語版 Wikipedia では MySQL から MariaDB に切り替えられています。また Fedora 19、Open SuSE 12.3、RHEL 7 などのメジャーな Linux ディストリビューションでも搭載 DB が MySQL から MariaDB に変更されています。


では CentOS への MariaDB のインストール手順を紹介します。現在の CentOS 6.x ではまだ標準 DB は MySQL であり、そのまま yum でインストールできるわけではありません。

まずは MariaDB をインストールするための PGP Key をインポートします:
# rpm --import https://yum.mariadb.org/RPM-GPG-KEY-MariaDB

またリポジトリ設定を自分の環境にあった内容で編集します(以下は MariaDB 10.0.8 を CentOS 6.x の x86_64 向けにインストールするための設定):
# vi /etc/yum.repos.d/mariadb.repo

[mariadb]
name=MariaDB
baseurl=http://yum.mariadb.org/10.0.8/centos6-amd64
gpgkey=https://yum.mariadb.org/RPM-GPG-KEY-MariaDB
gpgcheck=1
enabled=1

ここまでの準備ができると yum で MariaDB をインストールできるようになります:
# yum -y install MariaDB-devel MariaDB-client MariaDB-server

インストールが完了したら MariaDB を起動します。MySQL のデーモン名は mysqld でしたが、MariaDB では mysql になっています:
# /etc/init.d/mysql start
Starting MySQL. SUCCESS!

インストールはこれだけ。インストールの後のセットアップは MySQL でのケースとほぼ同じなので省略します。