まだプログラマーですが何か?

プログラマーネタとアスリートネタ中心。たまに作成したウェブサービス関連の話も http://twitter.com/dotnsf

2019年02月

Windows 3.x 時代の標準ファイラー(もう「ファイラー」という用語すら耳にしなくなったけど・・)だった File Manager が Windows 10 向けに Microsoft Store からダウンロード可能になった、というニュースがありました:
2019021101


まあエクスプローラーを使っている人にその前身とも言える File Manager が使いやすいかどうかは??? ですが、マルチウィンドウ間でファイルをコピーしたり、それなりに便利だった記憶はあります。

が、自分にとって「ファイラー」と言えばやはり「FD」です:
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Microsoft Windows がまだ広まる前、MS-DOS/PC-DOS 全盛だった平成初期において、ファイルのコピーや閲覧/編集、圧縮/解凍、ディレクトリ操作、そしてコマンド実行といった基本操作を(GUI と呼ぶのは違う気がするけど)視覚的にわかりやすく操作できるフリーソフトのツールで、やはり当時全盛だったパソコン通信や雑誌の付録を中心に広まり、「ほぼ OS の一部」と思えるくらいみんなが使っていたツールとなりました。ちなみに DOS 版はバージョン 3.13 まで開発が続けられ、作者の A.Idei(出射厚)氏は 2004 年に逝去されました。

この FD は DOS 以外の環境でも動作するよう多くの移植が行われています。例えば 32bit Windows アプリケーションとして動く WinFD や、Java 環境下で動作する jFD2 などがあります。そして Linux/UNIX 環境向けに移植されたのが今回紹介する fdclone です:
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この fdclone はラズベリーパイ向けにも移植されており、以下のコマンドでインストールできます:
$ sudo apt-get install fdclone

fdclone を実行するにはコマンドラインから "fd" で実行できます:
$ fd

オリジナル FD のショートカットキーはほぼ全て移植されているようで指が覚えている人はそのまま使えます。例えば終了は "q" です。


FD を使っていたおじさんと、コマンドラインからのファイル操作に慣れていない人は入れておくのがいいと思います。


「ウェブ魚拓」というサービスをご存知でしょうか?ネット上のウェブサイト(URL)を独自にキャッシュして保存するサービスのことです。ネット上のウェブサイトがなくなってしまったり、内容が変わったりしても、その保存したタイミングでのウェブサイトを後からでも参照できるように残す、というサービスです。

このウェブ魚拓もどきのサービスを Node.js 向けに作って、ソースコードを公開しました:
https://github.com/dotnsf/urlrec

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まず、この公開したサービスではあらゆる全てのサイトでキャッシュを残せるわけではありません(いわゆる「対策済みサイト」に対しては、この機能は無効です)。残せるサイトの場合は独自フォーマット(本当は MHTML にしたかったんですが、色々難しそうだったので、画像だけインライン展開するフォーマットで HTML と画像を記録できるようにしました)でキャッシュを記録します。つまり取得時点でのテキスト内容と画像をキャッシュして記録します。

また記録先として IBM CloudIBM Cloudant サービスが必要です。必要に応じて IBM Cloud のアカウントを作成し、IBM Cloudant サービスインスタンスを作成しておいてください:
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ソースコードを入手する前に、IBM Cloudant インスタンスを利用するための接続情報を確認しておきます。作成したサービスインスタンスの「サービス資格情報」メニューから「資格情報の表示」を選択(見当たらない場合は1つ新規に作成してから選択)すると JSON フォーマットの接続情報が表示されます。この中の username と password の値を後で使うことになるので、このページを開いたままにしておくなどしてコピー&ペーストできるようにしておきます:
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では改めてソースコードを入手します。https://github.com/dotnsf/urlrec から git clone するか、下図のように zip をダウンロード&展開してソースコードを手元にコピーします:
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ソースコードが入手できたら、settings.js ファイルをテキストエディタで開きます。そして exports.db_username の値を先程確認した IBM Cloudant の接続情報の username の値に、exports.db_password の値を同じく password の値に、それぞれ(コピー&ペースト等で)書き直して保存します:
exports.db_username = '(username の値)';
exports.db_password = '(password の値)';
exports.db_name = 'urlrec';
: :

Node.js が導入されていればローカル環境で動かすことも可能です。その場合は以下のコマンドを実行します:
$ npm install  (依存ライブラリを導入)

$ node app  (実行)

server stating on XXXX ...

成功すると上記のように "server starting on XXXX ..." と表示されます。この XXXX は数字になっているはずで、ウェブ魚拓サービスはこのポート番号で待ち受けている、ということを示しています。


では実際に使ってみましょう。先程確認した XXXX を使って、ウェブブラウザから http://(サーバー名 または IP アドレス):XXXX/ にアクセスします。以下のような画面が表示されれば成功です:
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画面上部の "URL" にキャッシュしたいページの URL を入力して "CHECK" ボタンを押すとプレビューが表示されます(このプレビューが表示されないページは非対応だと思ってください)。下の例では試しに自分のブログの1ページを指定してみました:
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そしてプレビュー画面で(必要に応じてテキストコメントを入力した上で) "Record" をクリックするとキャッシュがシステムに保存され、先程の画面内に一覧表示されます:
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この画面で一覧内の一番左の列(赤枠部分)をクリックすると、別ウィンドウが開いてキャッシュされた内容を確認することができる、というものです(元の URL の記事が削除されていても見れるようになります):
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UI的にもまだまだシンプルすぎる所があったり、元のページのスタイルの再現性など、まだまだ改良の余地はあると思っていますが、基本機能は実装できていると思ってます。MIT でソースコードを公開しているので、役に立つ場があればご自由に使っていただきたいです。

そろそろプロ野球のシーズン開幕前順位予想とかが始まるので、それらを片っ端から記録しておこうかなあ、と邪な考えを持っていたりします。 σ(^^;


個人的な野望としてはこれを元に更に改良してブロックチェーンと組み合わせて真偽証明付きにして・・・って感じかなあ。

ラズベリーパイ(以下「ラズパイ」)で遊べるゲームも珍しくなくなってきていますが、ラズパイのテキストコンソールでも遊べるゲームを探してみました。


(1) BSD Games

まずは BSD Games です。FreeBSD など BSD ベースの UNIX に搭載されたテキストベースのゲームが元で、今では多くの UNIX ベースの OS に移植され、遊べるようになっています。個人的にもおそらく人生で最初に遊んだ UNIX のゲームがこの中に含まれている worm でした。

ラズパイにインストールする場合は以下のコマンドで導入できます:
$ sudo apt-get install bsdgames

導入が成功すると /usr/games/ 以下に多くのゲームが確認できるようになります:
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この中のファイルを指定してゲームを遊ぶことができます。例えば上記の worm も含まれていますが、コンソールから worm と入力することで worm を起動して遊ぶことができます:
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↑ vi のキーを覚える目的で使ってました・・


(2) CGames

CGames は Linux テキストコンソール向けに比較的メジャーな3つのゲーム(倉庫番、マインスイーパー、スライディングブロック)を提供するパッケージです。ラズパイの場合、apt-get install では導入できないのですが、ソースコードからビルドすることで導入できます。

ソースコードを入手して、ビルド、インストールするまでの操作コマンドは以下になります:
$ sudo apt-get install libgmp-dev libncurses5-dev

$ wget http://www.muppetlabs.com/~breadbox/pub/software/cgames-2.2a.tar.gz

$ tar xf cgames-2.2a.tar.gz

$ cd cgames-2.2a

$ ./configure --disable-mouse --with-ncurses

$ make

$ sudo make install

最後まで完了すると、/usr/local/games 以下に3つのゲームが導入されます。なお、このフォルダにはパスが通っていないので、必要に応じて環境変数を書き換えてください:
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csokoban(倉庫番)を起動するとこんな感じ。矢印キーで操作できます。これは持論なのですが、パズルゲームは1人で時間制限なしに遊べるのがいいと思っています。そして倉庫番やマインスイーパーはその条件を満たしていて、そんなゲームがラズパイのコンソールでも遊べる、というのはいいですよね:
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ラズパイ操作中の気分転換にいい感じです。


とある目的で「CPU 負荷とメモリ利用状態を Node.js から取得する」プログラムを作ったので、github で公開してみました:
https://github.com/dotnsf/cpumem

2019020101



Git clone かダウンロードでソースコードをコピー&展開し、
$ node cpumem

で実行します。デフォルト設定だと5秒ごとに以下のようなフォーマットで結果をコンソールに出力します(赤字はコメント):
{
  "cpus": [
    {
      "user": 5.438012814200345, 1つ目のCPUコアのユーザープロセスによる利用率
      "nice": 0.6939879964053115,  1つ目のCPUコアの実行優先度を変更したユーザープロセスによる利用率
      "sys": 0.6002479372975158,  1つ目のCPUコアのシステムプロセスによる利用率
      "idle": 93.26775125209683,  1つ目のCPUコアのアイドル状態になっている割合
      "irq": 0
    },
      :
 (CPU コア数ぶん繰り返し)
      :
  ],
  "totalmem": 8284266496, 総メモリ量
  "freemem": 345624576, 空きメモリ量
  "uptime": 24193171, システム稼働時間(秒)
  "loadavg": [
    0.36669921875, 直近1分間の平均CPUおよびIO利用率
    0.4462890625, 直近5分間の平均CPUおよびIO利用率
    0.50439453125 直近15分間の平均CPUおよびIO利用率
  ],
  "timestamp": 1548947954556 記録したタイミングのタイムスタンプ値
}


2019020100


公開しているこのプログラムでは取得結果を単純にコンソール出力しているだけですが、実際にはこの結果を MQTT などでどこかに飛ばして記録したり、データベースに格納したりすることを想定しています。

中身はすごくシンプルで、単純に os パッケージを require し、os パッケージで提供されている機能をほぼそのまま使って CPU 利用率やメモリ使用量を求め、それを出力しているだけです。CPU 利用率のみ、いわゆる「パーセント」値で出力されるよう計算していますが、その程度です。


なお、デフォルトの取得間隔である5秒を変更する場合は、settings.js 内の exports.intervalms の値を変更してから実行してください(値はミリ秒で指定)。






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