まだプログラマーですが何か?

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2017年07月

オラクルが、正規ライセンス購入前の勉強目的で試しにソフトウェアを利用することのできるライセンス『OTN(Oracle Technology Network)開発者ライセンス』を提供していることを今更ながら知りました:
自分用Oracle DBを「無償で」作ろう!「OTN開発者ライセンス」

※同じく無料版である IBM Db2 Express-C みたいな位置付け?と思っていたのですが、ちと違いそう。Express-C は機能としては Express Edition に近いのですが、開発者エディションというわけではありません。「サポートなしで本番利用可」なのが IBM Db2 Express-C であり、この辺りが違いと言えそうです。

※むしろ IBM Db2 Developer Community Edition の位置付けが近い感じ。


利用するには Oracle アカウントの登録が必要ですが、登録自体は無料でした。各種オラクル製品がダウンロード可能で、オラクルDBはもちろん、Java や MySQL などの製品版も対象に含まれていました。利用目的は制限されていますが、仕様、検証、開発、テストに使うことはできるとのこと。早速使ってみました。なんと 20年以上ぶりにオラクル DB をインストールしてみた顛末です(笑)。


まずは OTN ページにアクセスして "Sign In" します:
2017072101


自分の OTN ID とパスワードを指定して「サインイン」します:
2017072102


サインイン後、"Software Downloads" をクリックしてダウンロードページに移動します:
20170721025


ダウンロードページをスクロールすると、ダウンロード対象の製品一覧が見つかります。オラクルDBも新しいエディションである 12c の Enterprise/Standard Edition 含めてダウンロードできますが、自分は比較的軽量な方がいいので 11g の Express Edition を選択しました:
2017072103


オラクルDB Express 11g2 のダウンロードページです。License Agreement にチェックを入れます:
2017072104


そして対象プラットフォーム(下図は Linux x64 を選択。他に Windows 32/64 bit 版を選択可)を選ぶとダウンロードが開始されます:
2017072105


ダウンロードできれば後はインストールするだけですが、Linux 版のオラクルDB Express 11g2 の場合、インストールするには スワップメモリが 2GB 必要です(足りないとインストーラーが止まります)。充分なスワップメモリが確保されていない環境の場合は動的にスワップファイルを増やす必要があります。その方法や手順は以下を参照ください:
Linux の SWAP 領域を増やす


改めて Linux 版の場合は zip された rpm ファイルがダウンロードされます。なので 64bit Linux 上でダウンロードしたファイルを unzip し、Disk1 フォルダ以下にある rpm ファイルを指定してインストールします:
# unzip oracle-xe-11.2.0-1.0.x86_64.rpm.zip
# cd Disk1
# rpm -ivh oracle-xe-11.2.0-1.0.x86_64.rpm
準備中...                ########################################### [100%]
   1:oracle-xe              ########################################### [100%]
Executing post-install steps...
You must run '/etc/init.d/oracle-xe configure' as the root user to configure the database.


「root で /etc/init.d/oracle-xe configure を実行しろ」というメッセージが表示されているので、このコマンドを実行して初期セットアップを実行します。セットアップ時の選択肢は全てデフォルトのままで、明示的に指定したのはパスワード(と確認パスワード)だけです:
# /etc/init.d/oracle-xe configure

Oracle Database 11g Express Edition Configuration
-------------------------------------------------
This will configure on-boot properties of Oracle Database 11g Express
Edition.  The following questions will determine whether the database should
be starting upon system boot, the ports it will use, and the passwords that
will be used for database accounts.  Press <enter> to accept the defaults.
Ctrl-C will abort.

Specify the HTTP port that will be used for Oracle Application Express [8080]:

Specify a port that will be used for the database listener [1521]:

Specify a password to be used for database accounts.  Note that the same
password will be used for SYS and SYSTEM.  Oracle recommends the use of
different passwords for each database account.  This can be done after
initial configuration: (パスワード指定)
Confirm the password: (確認パスワード指定)

Do you want Oracle Database 11g Express Edition to be started on boot (y/n) [y]:

Starting Oracle Net Listener...Done
Configuring database...Done
Starting Oracle Database 11g Express Edition instance...Done
Installation completed successfully.


これでセットアップ完了、、のはず、ですが、この後の作業を便利に行うための追加作業をしておきます。オラクル DB をコマンドラインから操作する場合に便利な環境変数が /u01/app/oracle/product/11.2.0/xe/bin/oracle_env.sh(および /u01/app/oracle/product/11.2.0/xe/bin/oracle_env.csh)コマンドによって設定されます。なので、/etc/bashrc などに以下の1行を追加して、対象ユーザーがログインする際にこの環境変数設定が行われるようにしておきます:
. /u01/app/oracle/product/11.2.0/xe/bin/oracle_env.sh

改めてログインし直して(この環境変数設定を有効にして)、SQL*Plus を実行し、system DB に対して SQL を実行してみます:
# sqlplus system

SQL*Plus: Release 11.2.0.2.0 Production on 土 7月 22 01:54:50 2017

Copyright (c) 1982, 2011, Oracle.  All rights reserved.

パスワードを入力してください:


Oracle Database 11g Express Edition Release 11.2.0.2.0 - 64bit Production
に接続されました。
SQL> select * from v$version;

BANNER
--------------------------------------------------------------------------------
Oracle Database 11g Express Edition Release 11.2.0.2.0 - 64bit Production
PL/SQL Release 11.2.0.2.0 - Production
CORE    11.2.0.2.0      Production
TNS for Linux: Version 11.2.0.2.0 - Production
NLSRTL Version 11.2.0.2.0 - Production

SQL>

動きましたー! 懐かしい(Solaris の前の)SunOS 以来のオラクル DB インストール体験でした。いやあ、再びオラクルをインストールする日が来るとは・・・

Linux を使っている時に、ディスクの余った領域を SWAP ファイルとして作成し、SWAP 領域を増やす手順です。OS を起動したまま、サービスを止めることなく変更します。


まず増やす前の状態を確認しておきます:
# free -m
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem:           996        918         77          3          3        586
-/+ buffers/cache:        328        667
Swap:         1023          1       1022

現在のスワップは約 1GB(1023 MB)になっています。この領域を 1024 MB 増やして、約 2GB にします。

方法としては /var/swapfile という 1GB のファイルを作り、このファイルをスワップとして利用します:
# dd if=/dev/zero of=/var/swapfile bs=1M count=1024
# mkswap /var/swapfile
# swapon /var/swapfile

ここまでの作業が出来たら改めて状態を確認します:
# free -m
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem:           996        918         77          3          3        586
-/+ buffers/cache:        328        667
Swap:         2047          1       2046

SWAP メモリが約 2GB に増えました。なお、このまま元の状態(SWAP メモリ 1GB)に戻す場合は swapoff コマンドを利用します:
# swapoff /var/swapfile

このままだと次回起動時には SWAP メモリは 1GB に戻ります。次回起動時以降は SWAP メモリ 2GB の状態で起動させたい場合は、以下のコマンドを実行して /etc/fstab ファイルを書き換えます:
# echo "/var/swapfile        swap                    swap    defaults        0 0" >> /etc/fstab

 

ワードプレスのインポートプラグインを使わず、データベース内のテーブル(wp_posts とか、wp_terms とか、・・)に直接 SQL を実行して、記事をインポートする方法を紹介します。単なる記事だと(簡単すぎて)つまらないので、カテゴリ付きの記事の、そのタイトルと本文をインポートすることに挑戦しました。 なお、ワードプレスのデータベーステーブルプリフィックスは設定によって変更可能ですが、以下はデフォルトである 'wp_' に設定されているものとして紹介します。


【記事のインポート】
単純な記事のインポートだけであれば wp_posts テーブルに post_status = 'publish', post_type = 'post' でデータを挿入するだけです(必要に応じて post_date や post_author なども):
insert into wp_posts( post_content, post_title, post_status, post_type ) values( '(本文)', '(タイトル)', 'publish', 'post' );

単純に記事を公開状態でインポートするだけなら、必要な記事のぶん上記コマンドを繰り返して実行するだけです。以下はカテゴリ情報を有効にする場合の追加作業です。


この SQL を実行した結果、auto_increment なプライマリキーである ID 値が確定します。この ID 値は記事のカテゴリーを指定する際に必要になるので取得しておきます。
select last_insert_id() as ID from wp_posts;


【カテゴリーのインポート】
記事にカテゴリを付与する手順は少し複雑です。

まずカテゴリの名称(と slug)を wp_terms テーブルに挿入します:
insert into wp_terms( name, slug ) values( '(カテゴリー名)', '(カテゴリー名を urlencode したもの)' );

この SQL を実行した結果、auto_increment なプライマリキーである term_id 値が確定するので、この値を取得します:
select last_insert_id() as term_id from wp_terms;

この term_id が所得できたら、次は wp_term_taxonomy テーブルにこの term_id と、term_id が示すカテゴリの記事が何件あるのかという情報を taxonomy 情報(='category')と一緒に wp_term_taxonomy テーブルに挿入します:
insert into wp_term_taxonomy( term_id, taxonomy, count ) values( (term_id の値), 'category', (このカテゴリに属する記事数) );

この SQL を実行した結果、auto_increment なプライマリキーである term_taxonomy_id 値が確定するので、この値を取得します:
select last_insert_id() as term_taxonomy_id from wp_term_taxonomy;

term_taxonomy_id が取得できたら、最初に取得した記事の ID 値と、カテゴリを示す term_taxonomy_id 値との組み合わせを wp_term_relationships テーブルに挿入します:
insert into wp_term_relationships( object_id, term_taxonomy_id ) values( (ID の値), (term_taxonomy_id の値) );

ちとややこしいですが、ここまでの作業でカテゴリに紐付いた記事のインポートが実現できます。ワードプレスDBのテーブルスキーマとの関連だとこんな感じになります:
2017072000


まとまったデータコンテンツをワードプレスに移行する、という場合は上記の作業を必要なだけ繰り返し自動的に行うようなツールを(プログラミングで)作ることになります。本文&タイトル&カテゴリ程度が決まっている単純構成であれば、(それらのデータを取り出す部分さえ作れれば)自動化もそんなに難しくないと思ってます。


Google が提供する機械学習ライブラリ TensorFlow公式にはラズベリーパイ用のモジュールは用意されていませんが、ラズベリーパイ向けのパッケージを作って公開されているものを見つけました:
https://github.com/samjabrahams/tensorflow-on-raspberry-pi


実際に導入してみた手順を紹介します。なお以下の情報は 2017/Jul/19 時点のものであり、実際に試した時の環境は以下のとおりです:
ハードウェア: Raspberry Pi 3 Type B
OS: Raspbian GNU/Linux 8.0(Jessie)
Linux カーネル: 4.9.28
TensorFlow: 1.1.0


【Pythonのインストール】
Python 2.7 または 3.3 以上が必要です。自分の環境では標準で 2.7 がインストールされていたので、これをそのまま使うことにしました。というわけで、以下の手順は Python 2.7 用のものです。


【pip 他のインストール】
TensorFlow 本体のインストール時に必要な pip や開発用依存モジュールをまとめてインストールします:
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install python-pip python-dev

【TensorFlow のインストール】
ラズパイ用の TensorFlow 1.1.0 をダウンロードし、pip でインストールします:
$ wget https://github.com/samjabrahams/tensorflow-on-raspberry-pi/releases/download/v1.1.0/tensorflow-1.1.0-cp27-none-linux_armv7l.whl
$ sudo pip install tensorflow-1.1.0-cp27-none-linux_armv7l.whl

wheel パッケージが展開され、各種ライブラリ含めたビルドが行われます。実際には結構な時間がかかる作業です。


【mock ライブラリの再インストール】
最後に mock ライブラリの再インストール(一度削除して、もう一度インストール)が必要とのことで、その作業を行っておきます:
$ sudo pip uninstall mock
$ sudo pip install mock

【動作確認】
クラスメソッド様のサイトに「TensorFlow 版ハローワールド」的なサンプルプログラムがあったので、これをそのまま動かしてみます:
TensorFlowで Hello Worldを動かしてみた&その解説

テキストエディタで以下の内容を編集し、hello-tf.py という名前で保存します:
# hello-tf.py
import tensorflow as tf
import multiprocessing as mp
 
core_num = mp.cpu_count()
config = tf.ConfigProto(
    inter_op_parallelism_threads=core_num,
    intra_op_parallelism_threads=core_num )
sess = tf.Session(config=config)
 
hello = tf.constant('hello, tensorflow!')
print sess.run(hello)
 
a = tf.constant(10)
b = tf.constant(32)
print sess.run(a+b)

これを Python で実行します:
$ python hello-tf.py
hello, tensorflow!
42

青字のような結果が出力されれば、とりあえず動作していることが確認できました。


 

自分はテキストエディタにはこだわりがあります。

Vz エディタから始まり、vi(vim)、Emacs、・・と使ってきました。現在はこんな感じで使い分けています:
  • Java コードの記述には Eclipse
  • JavaScript の記述には ATOM
  • サーバーにターミナルログインして使う場合は vi(vim)
  • PC でマークダウンを記述する場合は Boostnote
  • それ以外はメモ帳かサクラエディタ

大きくは PC 環境なのか、サーバー環境なのかの違いです。基本的にサーバーにログインして使う場合は vi(vim) ばかり使ってます。一方 PC 環境の場合、Java だけは例外的に Eclipse でないと使いづらいのですが、それ以外はあまりこだわりはありません(最近、周囲の影響で ATOM を使い始めました)。実はメモ帳を使うことも結構多いのですが、議事録などはマークダウンで書くことが多く、その時は Boostnote を使ってます。


さて、クライアント環境では「好きなエディタをインストールして使う」ことも可能ですが、サーバー環境ではそうもいかないケースがあります。特に X Window システムが導入されていない CUI 環境の場合、そもそもテキストエディタの選択肢がほとんどなく、標準搭載されている vi を使うか、環境によってはたまに使うことの出来る Emacs を使うか、という形になることが多いと思ってます。ただいずれもキーバインドにクセがあり、サーバー環境初心者がメモ帳感覚でサーバー上のエディタを使うのが難しいという一面もあります。

そんな中、比較的普通(?)のキーバインド感覚で使えるのが "nano" エディタです。GNU プロジェクトの1つであり、GUI なしのターミナル環境で使える軽量エディタです。vi や Emacs だと「ファイルを保存」したり「エディタを終了」したりするにも専用のキーバインドを覚える必要があるので、初心者のとっかかりにはかなり高いハードルになってしまいますが、nano エディタは「常時表示されているメニューから選ぶだけ」なので、そのあたりのハードルは低めに設定されているといえます。 個人的にはあまり利用する機会のなかった nano エディタを調べてみました。


【インストール】
nano エディタは多くの環境で標準コマンドとして導入済みのことが多いと思いますが、導入されていない場合はインストールする必要があります。環境に合わせて、以下のいずれかのコマンドで導入してください:
(CentOS/RedHat 系の場合)
$ sudo yum install nano

(Ubuntu/Debian/Raspbian 系の場合)
$ sudo apt-get install nano


【起動】
コマンドラインからそのまま
$ nano

と入力することで nano エディタが新規ファイル作成モードで起動します。またはファイルの名前と一緒に
$ nano test01.txt

と入力すると、指定したファイルを編集するモードで起動します。


【画面】
実行中のターミナル内でフルスクリーンエディタとして起動します。画面下部にはメニューが常時表示されます。普通にカーソルキーで上下左右にカーソルを移動させることができ、キーを入力するとそのまま画面に表れます:
20170711


【メニュー】
以下、各メニューの項目を紹介します。メニュー項目を利用する場合はファンクションキーか Ctrl キーと表示されている文字を同時に押します( "^G" と表示されている場合は Ctrl + G です)。また以下で "M-*" という表記になっている場合は 「ESC キーを押してから * キー」という意味です:


^G (F1) : ヘルプ

以下のようなオンラインヘルプ画面を表示します。^Y / ^V で次/前ページへ移動、^P / ^N で次/前行で移動します( ^Y / ^V は編集画面でも同様に動きます)。^X でこのメニュー画面を終了します:
2017071102


^X (F2) : 終了

nano エディタを終了します。未保存の編集中のファイルがある場合は保存するかどうか確認した上で終了します(Y で保存、N で変更破棄、^C でキャンセル)。
2017071101


^O (F3) : ファイル書き出し

編集した内容をファイルに書き出します。ファイル名が指定されている場合はそのファイルに、ファイル名が指定されておらず、新規作成モードの場合はファイル名を指定して保存します:

2017071104

ESC キーとの併用でファイルフォーマットを指定したり、別のファイルの最後尾に追加する、という指定も可能です。


^J (F4) : テキスト整列

現在のコンソールサイズに合わせてテキストを整列し直します。



^R (F5) : ファイル読み込み

カーソル位置に別のファイルの内容を挿入します:

2017071103

^X で「コマンドの実行結果を挿入する」という指定もできるようです。


^W (F6) : 検索

指定したテキストを、現在のカーソル位置から後方に向かって検索し、最初に見つかった所へカーソルを移動します:

2017071105

ESC キーを組み合わせることで検索方向を前方に変更したり、正規表現指定が可能になったりします。


^Y (F7) : 前ページへ移動


^V (F8) : 次のページへ移動


^K (F9) : 1行カット

カーソルのある行をカットします。カーソル行は削除されますが、後述のペーストで元に戻せます。


^U (F10) : 1行ペースト

「カットのアンドゥ」で、^K でカットした行をペーストします。


^C (F11) : カーソル位置の確認


テキストが長くなって一画面で全てが表示しきれないような場合に、現在のカーソル位置が全体の何行目の、何文字目にあるのか、という情報を出力してくれます:

2017071106



^T (F12) : スペルチェック

内蔵されている spell を使ったスペルチェック機能らしいのですが、自分の環境ではうまく動きませんでした。。



以上、nano エディタの基本的な使い方について紹介しました。本格的なソースコード編集は手元の専用エディタを使うとして、サーバーにログインして作業が必要になった場合に vi や emacs が分からなくても、この nano エディタを使うことができれば、最小限の設定ファイル書き換えなどはできそうなので、これら2つのエディタに不慣れな人は重宝するかもしれません。



なお、nano エディタの解説はこちらの wiki にも詳しく紹介されていました。設定ファイルによってシンタックスハイライトなどもできそうです。こちらも参考にどうぞ:
https://wiki.archlinuxjp.org/index.php/Nano








 

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