Zoom というアメリカ生まれの Web 会議サービスがあります:
2017050208


(自信ないですが、日本語公式ページはここかな? 一応日本語マニュアル類は入手できます)
http://zoom-japan.net/


Zoom の特徴は主催者がアカウントを持っていると参加者は URL だけで参加できるとか、簡単に録画できるとか、参加者を仮想の小部屋に分けて分科会を開けるとか、いろいろ便利そうな機能が搭載されているようです。

この Zoom 、昨年末に IBM Watson Workspace とのビデオ会議統合が発表されていました:
Zoom Provides Video Meeting Integration for IBM Watson Workspace

2017050301


IBM の新しいリアルタイム協業ツール Watson Workspace (現在はプレビュー版)に、その場でビデオ会議を行えるような機能を提供する、という発表でした。この時点では具体的な製品や機能に関する発表はありませんでした。

その Zoom が、コグニティブエンジンを搭載したチャット機能を(実際に動かすことのできる)Watson Workspace の拡張アプリケーションとしても提供していたことを最近知りました(苦笑)。プレビュー製品に対する発表とは攻めてますね~:
Zoom Showcases IBM Watson Workspace Integration at IBM Connect



当初の「ビデオ会議を行える機能を提供する」ことに加えて、なかなか面白いコンシェルジュ機能が搭載されていたので、試しにちょこっと使ってみました。Watson Workspace 自体がまだ正式版ではなく、一部の人しかアカウントをお持ちでないかもしれませんが、その雰囲気だけでも伝わることを目指して紹介します。



まず、こちらが Watson Workspace の画面です。これ自体は Slack 的なリアルタイムメッセージ共有ものをイメージしていただけるとわかりやすいかなあ。。
2017050201


そしてこちらが今回紹介する Zoom on IBM Watson Workspace です。Watson Workspace のアカウントをお持ちであれば、このページから "Add to Watson Workspace" と書かれた赤いボタンを押して拡張機能を有効にすることも可能です:
2017050202


"Zoom.ai" と呼ばれる拡張機能の設定画面です。この拡張機能を有効にするスペースを1つ選べ、みたいなことを言われますが(ここで指定したスペースにはうまく反映できなかったので、詳しくは後述)適当に1つ選んで "Add App" ボタンをクリックします:
2017050203


「正しく追加されました」みたいなメッセージが表示されます。ここでは Close ボタンをクリック:
2017050204


先程指定したスペースに以下で紹介する設定を加えてもうまく有効にできなかったので、この Zoom.ai 専用のスペースを1つ作成します:
2017050205


まず、このスペースのメンバーとして Zoom.ai を追加します。"Zoom.ai" と入力すると、それっぽい人が見つかるので、選びます:
2017050206


Zoom.ai さんがスペースのメンバーに追加されました。続けて "Name Your Space" をクリック:
2017050207


スペースの名前を指定します。ここでは "Zoom.ai" と指定しました。最後に "Create" ボタンをクリックします:
2017050208


Zoom.ai さんがメンバーに含まれた "Zoom.ai" スペースが追加されました。これを選んで、さっそく何か独り言を書いてみましょう。"Hello, Zoom.ai" と入力しています:
2017050209


すると、いきなり Zoom.ai がこの独り言に反応します! ・・・ただよく見ると「アクセス権が足りない」とか言ってますね。。
2017050210


スケジュールとアドレス帳の中身を知りたいようです。仕方ないな・・・というわけで、僕は "Google" をクリックして、GMail のカレンダーとアドレス帳をこいつに共有することにしました(試していませんが、Office365 や Apple iCloud にも対応しているようです。ノーツは・・・):
2017050201


で、Google の OAuth 認可の画面に移動します。「許可」をクリック:
2017050202


「セットアップ完了」です。この画面は閉じてもOK:
2017050203


改めて元のスペースに戻り、"Hello, Zoom.ai, again." と挨拶してみました。すると "Hello there Kei! What can I do for you?"(ハロー、けい。何かお手伝いできることある?)と聞いてきました。ほほー・・・:
2017050204


さっきカレンダー共有したから俺の予定知ってるはずだよな? というわけで、"I would like to check my schedule."(俺のスケジュールを教えてくれい)と偉そうに聞いてみました。はたして理解してくれるかなあ:
2017050205


・・・なんと、"you have no meetings today between 9:09am and 11:59pm."(今日は 09:09AM から 11:59PM まで何の予定もないよ)との返事が。ちなみに 09:09PM はこの質問を聞いた時刻です。で、実際 Google カレンダーにはこの日時の予定なし。ほう、なかなかやるな!:
2017050206


・・・他にはどんなこと聞けるんだろう? というわけで "help"(苦笑):
2017050207
 ↑前職の会社の名前が出てますが気にしないでね(アドレス帳にそう登録してあったので)。


なるほど、スケジュール確認したり、キャンセルしたり、あと Uber 呼んだり、天気確認したりもできそうね。。
2017050208


試しにメールアドレスを指定して、"who is XXXX"(XXXX って誰?)と聞いてみると、共有を許可したアドレス帳の情報を元に名前や電話番号などの情報を調べて、返事を返してくれます:
2017050209


また "weather forecast in Tokyo tomorrow."(明日の東京の天気は?)と聞くと天気予報情報を返してくれました:
2017050210





と、こんな感じでとりあえず Zoom.ai とチャットできるところまでは確認できました。ところで、もともと Zoom は Web 会議サービスの大手であり、Watson Workspace にウェブ会議機能を提供する、という発表でした。次回はこのチャット機能を使って別の人との会議を調整する様子を紹介する予定です。



(2017/May/05 追記)続きはこちら