IBM Bluemix の提供サービスの1つに WAS(WebSphere Application Server) があります:
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(https://console.ng.bluemix.net/docs/services/ApplicationServeronCloud/index.html)


この IBM Bluemix の WAS サービスを利用する場合、サービスインスタンスのダッシュボード画面から VPN に必要なモジュールや設定ファイルをダウンロードして、VPN で WAS ホスティングサーバーに接続した上で管理コンソールにアクセスしたり、アプリケーションをデプロイしたり、といった手順で管理・利用することが可能になります。

そして必要な設定を変更したり、アプリケーションをデプロイした後に(URL を通知したりして)ユーザーへ公開するわけですが、ユーザーが利用する段階では管理者のように VPN などの利用を条件にしたりはせず、パブリックネットワークから直接アクセスさせるという使い方も少なくないと思います。そのための設定方法を紹介します:
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まず、IBM Bluemix の WAS サービスをパブリックネットワーク上に公開するには、WAS の HTTP サーバーを 80(http)/443(https) 番ポートで起動させる必要があります(少なくともユーザーにアクセスさせるアプリケーションは 80/443 番ポートで listen している必要があります)。そのため事前に VPN 接続をした状態で WAS 側の設定変更を済ませておく必要があります。WAS Liberty / WAS それぞれの起動ポート番号変更手順については以下を参照ください:
WAS Liberty Core を 80/443 番ポートで動かす
WAS を 80/443 番ポートで動かす


なお、以下は WAS Liberty Core 版の図を使ったりして紹介しますが、WAS フルプロファイル版でも同様だとお考えください。

まずは 80/443 番への起動ポート番号の変更を行った WAS(Liberty) のダッシュボードを IBM Bluemix 上で開きます。以下のようにホストの IP アドレスが確認できる状態になっているはずです(この IP アドレスはプライベートアドレスなので、アクセスするには VPN 接続が必要です):
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VPN 接続が確立していれば、このアドレスをウェブブラウザで開くと、WAS(Liberty) のトップページが表示されます。他にデプロイ済みのアプリケーションがある場合も同様です:
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ではこのページに VPN なしでパブリックネットワークからアクセスできるようにするための設定を行います。上記のダッシュボードページに戻り、「パブリック IP へのアクセスを管理」ボタンをクリックします:
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最初の段階ではまだパブリック IP アドレスが割り振られていないので、「パブリック IP アドレスを要求」します:
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しばらく処理を待つと先程の画面に戻ります。この時点ではパブリック IP アドレスが割り振られていますが、まだ VPN 内のホストへの転送がクローズされています。再度「パブリック IP へのアクセスを管理」をクリックします:
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割り振られた IP アドレスからの利用ができるよう、「アクセスのオープン」をクリックします:
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三度元の画面に戻ってきました。今回は IP がオープンされて、この段階でパブリックアクセスが可能になりました:
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最後に、(接続済みであれば VPN 接続を切断してから)パブリック IP アドレスにウェブブラウザでアクセスし、元の画面が表示できていることを確認します:
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なお、この仕組の説明などは以下のドキュメントを参照ください:
https://console.ng.bluemix.net/docs/services/ApplicationServeronCloud/networkEnvironment.html#configureLibertyForPublicAccess