アプリケーションの国際化を意識する場合に多言語対応は避けて通れなくなります。要するに画面に表示される文字列を変数化して、実際の表示に使われる中身をブラウザの言語設定などから動的に変更して表示する、という考え方です。したがって各変数に対応する文字列を各言語ごとに用意する必要があります。特に Java などでは .properties リソースファイルとして用意します。

このリソースファイル、日本語と英語程度であれば普通に用意できるかもしれませんが、多言語対応のメリットを考えると、フランス語やドイツ語、中国語など、リソースファイルを用意するだけでその言語向けの画面を用意できます(そのための多言語対応です)。しかしこれらの言語にリソースファイルを翻訳するのは言うほど簡単ではないはずです。事実、自分も日本語と英語以外では翻訳サービスを併用しないと無理だし、その結果作成されたリソースファイルがどの程度正しいのか(おかしくないのか)は正直よくわかりません。ましてやアラビア語のような表記方向すら異なるような文字だと、リソースファイルの編集方法すらよくわかってなかったりします。

そんなリソースファイルの翻訳に便利なサービスの1つが IBM Bluemix から提供されている Globalization Pipeline です。以前からベータリリースはされていましたが、2016年7月に正式リリースを迎え、REST API による操作もサポートされました:
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使い方は基本言語となる英語のリソースファイルを用意すれば、日本語を含む9言語(元の英語まで含めると10言語)のリソースファイルを自動生成してくれます。使い方も簡単です:
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このサービスの使い方について、以前に(ベータだった頃に)ブログで紹介しています。ちとUIが変更になっているようなので、参考程度ですが: