IBM Bluemix からは(Swift 互換の)Object Storage サービスが提供されています:

このオブジェクトストレージのサービスインスタンスは他の(外部の)システムにマウントして使うことができます。その一例として、Linux(CentOS) から CloudFuse を使ってマウントする方法を紹介します(2016/May/17 時点での情報です)。
まずは Bluemix にログインし、Object Storage サービスを1つ作成するために、カタログのサービス一覧から "Object Storage" を選択します(現在は「ストレージ」カテゴリ内にありました):

Object Storage サービスに関する説明が紹介されるので内容を確認してください:

このタイミングで利用する Object Storage サービスの料金プランを選択する必要があります。無料プランでは 5GB まで、標準プランでは使用量の上限はなく 1GB あたりで 4.2 円と、アウトバウンド転送 1GB につき 9.45 円がかかります。好きな方を選んでインスタンスを「作成」します:

Object Storage サービスが作成できたらダッシュボードからそのサービスインスタンスを選択します:

Object Storage サービスの画面が表示されたら、左ペインで「サービス資格情報」を選択します。すると右ペインにサービス資格情報として、JSON フォーマットのテキストが表示されます:

おそらく以下のようなフォーマットのテキスト情報になっているはずです。このうち青字で記述した auth_url, userId, password の内容が後で必要になるのでメモしておきます:
Object Storage のインスタンスは用意できました。ではこれを Linux のファイルシステムとして(リモート)マウントしてみましょう。
マウント元になる Linux システムを用意します。今回は CentOS 6(64bit) で試しました。また Object Storage をマウントするためのツールとして CloudFuse を用いました。CentOS 上に CloudFuse を導入する手順は以前のブログで紹介したことがあるのでこちらを参照ください:
SoftLayer の Object Storage をサーバーインスタンスにマウントする
CloudFuse が準備できたら、ログインユーザーのホームディレクトリ直下に以下の3行の内容で .cloudfuse というテキストファイルを作成します(赤字はコメント):
これで準備完了です。実際に Object Storage をマウントする前に、df コマンドで現在のファイルシステム状況を確認しておきましょう:
では以下のコマンドを実行して、Bluemix の Object Storage を(この例では /mnt 以下に)マウントしてみます:
正しくマウントできているか、再度 df コマンドで確認します。ちゃんと /mnt 以下にマウントできているようです。この状態になれば Object Storage の中身を /mnt ディレクトリ以下と見なして直接読み書きすることが可能になります:
マウント状態を解除するには umount コマンドを実行します:
Bluemix の Object Storage の有用な使いみちが実現できそうです。なお、Object Storage サービスに関してはこちらのドキュメントも参照ください:
https://console.ng.bluemix.net/docs/services/ObjectStorage/index.html

このオブジェクトストレージのサービスインスタンスは他の(外部の)システムにマウントして使うことができます。その一例として、Linux(CentOS) から CloudFuse を使ってマウントする方法を紹介します(2016/May/17 時点での情報です)。
まずは Bluemix にログインし、Object Storage サービスを1つ作成するために、カタログのサービス一覧から "Object Storage" を選択します(現在は「ストレージ」カテゴリ内にありました):

Object Storage サービスに関する説明が紹介されるので内容を確認してください:

このタイミングで利用する Object Storage サービスの料金プランを選択する必要があります。無料プランでは 5GB まで、標準プランでは使用量の上限はなく 1GB あたりで 4.2 円と、アウトバウンド転送 1GB につき 9.45 円がかかります。好きな方を選んでインスタンスを「作成」します:

Object Storage サービスが作成できたらダッシュボードからそのサービスインスタンスを選択します:

Object Storage サービスの画面が表示されたら、左ペインで「サービス資格情報」を選択します。すると右ペインにサービス資格情報として、JSON フォーマットのテキストが表示されます:

おそらく以下のようなフォーマットのテキスト情報になっているはずです。このうち青字で記述した auth_url, userId, password の内容が後で必要になるのでメモしておきます:
{ "credentials": { "auth_url": "https://identity.open.softlayer.com", "project": "object_storage_XXXXXXXX_XXXX_XXXX_XXXX_XXXXXXXXXXXX", "projectId": "xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx", "region": "dallas", "userId": "(userId)", "username": "Admin_xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx", "password": "(password)", "domainId": "xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx", "domainName": "NNNNNN" } }
Object Storage のインスタンスは用意できました。ではこれを Linux のファイルシステムとして(リモート)マウントしてみましょう。
マウント元になる Linux システムを用意します。今回は CentOS 6(64bit) で試しました。また Object Storage をマウントするためのツールとして CloudFuse を用いました。CentOS 上に CloudFuse を導入する手順は以前のブログで紹介したことがあるのでこちらを参照ください:
SoftLayer の Object Storage をサーバーインスタンスにマウントする
CloudFuse が準備できたら、ログインユーザーのホームディレクトリ直下に以下の3行の内容で .cloudfuse というテキストファイルを作成します(赤字はコメント):
username=(userId) # 上記の userId の値 api_key=(password) # 上記の password の値 authurl=https://identity.open.softlayer.com/v3/ # 上記の auth_url の値に '/v3/' を追加
これで準備完了です。実際に Object Storage をマウントする前に、df コマンドで現在のファイルシステム状況を確認しておきましょう:
# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/mapper/vg_centos-lv_root 8.3G 3.5G 4.5G 44% / tmpfs 499M 144K 499M 1% /dev/shm /dev/vda1 477M 152M 301M 34% /boot
では以下のコマンドを実行して、Bluemix の Object Storage を(この例では /mnt 以下に)マウントしてみます:
# cloudfuse /mnt
正しくマウントできているか、再度 df コマンドで確認します。ちゃんと /mnt 以下にマウントできているようです。この状態になれば Object Storage の中身を /mnt ディレクトリ以下と見なして直接読み書きすることが可能になります:
# df -h
Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on
/dev/mapper/vg_centos-lv_root
8.3G 3.5G 4.5G 44% /
tmpfs 499M 144K 499M 1% /dev/shm
/dev/vda1 477M 152M 301M 34% /boot
cloudfuse 8.0T 7.5M 8.0T 1% /mnt
マウント状態を解除するには umount コマンドを実行します:
# umount /mnt
Bluemix の Object Storage の有用な使いみちが実現できそうです。なお、Object Storage サービスに関してはこちらのドキュメントも参照ください:
https://console.ng.bluemix.net/docs/services/ObjectStorage/index.html
コメント