個人で契約しているスマホの更新月がきたので契約を更新しました。MNP で IIJmio にしました。


実を言うと、2年ちょっと前にも同じような試みとして IIJmio との契約をしていました:
携帯電話の通話契約は必要か?

現在と比べて、2年前は今ほど MVNO とか、格安 SIM といった用語が一般的ではなく、当然のようにインフラも今ほど整備されておらず、まあ色々不便を感じることはありました。またこの時は IIJmio で音声通話契約を付けるという選択肢がなく、「音声通話を使おうとするとアプリで IP 電話」な時代でした。当時は(も)それほど通話することがなかったので、「基本料無料+発信電話が割高な IP 電話でいいや」と割りきって使っていました。

ただこの「通話は IP 電話アプリで」という考え方には1つ大きな落とし穴がありました。滅多に使わないとはいえ、待ち受ようとする以上は IP 電話アプリを起動させておく必要があり、その電池消費(と、もしかしたら余分なパケット通信)が想定外に消費されていて、「すぐに電池が切れてしまうスマホ」になってしまっていたのでした。新品のスマホであればなんとか1日もったのですが、使っていくうちに電池の持ちが気になってしまう、というものでした。

・・・という前回の反省もあり、今回は「あまり使わないと思うけど、音声通話は SIM の契約として付けることにしました。通話目的というよりも電池対策です。なので、実際に発信に使う時は IP 電話をメインに使うつもりです。

IP 電話の待受のためのパケット通信を考慮する必要がないので、パケット利用量はこれまでの(MNP前の)契約とほぼ同等だと思っています。これまではおおよそ1日100MB使ってました。つまり1ヶ月で約3GBです。IIJmio であれば音声通話付きの「ミニマムスタートプラン」が1ヶ月に3GBのLTE通信で1600円なので、まあ「ギリギリ使えるかな・・・」と思っています。 「ギリギリで大丈夫か?」という不安もないわけではないのですが、IIJmio はクーポンスイッチというアプリで通信時の速度を LTE の高速通信にするか、200 kbps の低速通信にするかを自分で制御できます。待受などアクティブに使っていない時や、メールやメッセージングなどテキスト通信メインで使う場合は低速通信でも充分なので、常に LTE を消費する必要はありません。ちょっと面倒ではあるけど、これでムダな LTE 通信をなくせば月 3GB でも充分かな、と思っています。

更に言うと、実は1月17日までの期間限定ですが、この IIJmio の契約をイオンで行うことで (1) 1ヶ月あたりの LTE 契約量が24ヶ月間にわたって1GB増える(つまり24ヶ月間は月4GBまで使える)こと、(2) 1ヶ月ごとに無料通話が600円分 x 6ヶ月間付いてくること、そして (3) 面倒な MNP 契約手続きを(普通は自分で IIJmio のページに行ってオンライン手続きして、身分証明書を送って・・・としないといけないところを)その場でやってくれる、という3つのお得なキャンペーンが展開されている真っ最中だったのでした。

加えて、これはオマケではありますが、実は IIJmio のクーポンスイッチアプリが実現しているような高速/低速通信の切り替えについて、IIJmio はなんと API を公開しているようなのです。この利用のための ID 取得は IIJmio ユーザーに限られていますが、これを使えば自分のアプリの高速/低速通信を自分で制御できる(高速通信が必要ないようなアプリなら、このアプリの中では常に低速通信でアクセスするようにして余分なパケット消費を抑える、なんてこともできる)のです。これはデベロッパー目線でもなかなか面白いオプションであると思いました:
IIJmio クーポンスイッチ API


というわけで近所のイオンに行って2度めの IIJmio 契約をしました。なお前回と違って、今回はサブ回線を契約しないつもりなので、もう他回線への逃げ場はありません(苦笑)。しばらくは IIJmio を使い続けることになります。 メイン端末はとりあえずは1度めの時にも使った SIM フリー Nexus5 を使いますが、手持ちのものや新たに購入するものを含めて今後色々試してみます。


前回の IIJmio は「ちとまだ不便だった」と感じることもありましたが、あれから2年。"MVNO" も "SIMフリー" も "格安SIM" も、より一般的な認知度が高くなってきていると実感しています。そんな中での2度めの&あれから2年たった IIJmio はどんなものなのか、自分を実験台に検証してみるつもりです。