IBM Bluemix のサービスの中には IBM のリレーショナルデータベースである DB2 が3つ用意されています:
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これらの中身はいずれも DB2 ですが、サービスとしては同じではありません。これらの違いについて、簡単に紹介します。


まず "SQL Database" です。これは DB2 の標準機能を DBaaS として提供するものです(JSON ストアなど、ライセンス製品では提供されている一部の機能は使えません)。IBM のクラウド上に指定されたスペックの DB2 インスタンスが用意され、IBM が管理する、というものになります:
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次に "DB2 on Cloud" です。こちらも DB2 の機能を IBM のクラウド(SoftLayer)上にインスタンスを作成して提供するものです。前者の "SQL Database" との大きな違いは利用者が(SSH を使ってサーバーにログインして)管理するという点にあります:
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最後は "dashDB" です。これはライセンス製品名でいうと "DB2 BLU Accleration" という上位エディションにあたるもので、カラムストアや R 言語エンジンといった統計処理を行うための機能が提供された DB2 、という位置付けになります:
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これらの違いをまとめるとこのような感じになるでしょうか:
 SQL DatabaseDB2 on ClouddashDB
提供ソフトウェアDB2 Enterprise ServerDB2 Advanced Workgroup ServerDB2 BLU Acceleration
提供形態DBaaSクラウドDBaaS
管理者IBM利用者IBM
用途データの格納
クエリーによる取り出し/更新
データの格納
クエリーによる取り出し/更新
データの格納
統計計算


なので、用途が少しずつですが目的としては明らかに違う、ということがお分かりいただけると思います。DB2 サーバーとしてはいずれもクラウド上にあるものですが、管理の有無や用途などが異なっているので、「どれがいいか?」ではなく、「どういう要件で何をするのか/したいのか?」を基準に考えていく必要があります(場合によっては複数組み合わせることもあります)。