IBM Bluemix はサインアップから30日間は無料で全てのサービスをお使いいただけます(現在開催中のアプリケーション開発コンテスト Bluemix Challenge 2015 に参加表明していただくと、無料利用は90日間に延長されます)。 またこの無料期間終了後もクレジットカードを登録することで無償枠が設定され、その枠内で利用する限りは料金は発生しません。その方法について、詳しくは以下を参照ください:
IBM Bluemix をトライアル期間(1ヶ月)を超えても無料で使う


で、今日は無償ではなく、有償で(つまりは本格的なビジネスの話として)IBM Bluemix を使っていただく際の、その料金についての話です。


IBM Bluemix は基本的には従量課金制です。使ったサービスを使った分だけ、1ヶ月単位でお支払いいただく、というモデルです。まあこの形態自体は他のクラウドと同様だと思っています。

ただ少しわかりにくいかなあ、と思うのは「いろんなサービスが、それも IBM のものだったり、ビジネスパートナー様のものだったり、オープンソース製品だったりするサービスが提供されていて、それぞれの課金体系が異なるので、直感的に見積もりにくい」ことです。

例えばこんな構成例を考えてみます:
 1. Java アプリケーションサーバー x 1台(メモリ1GB)
 2. SQL DB(DB2) x 1台(データ2GB)

よくある「ざっくりとした」システム構成例だと思いますが、これで「1ヶ月の利用料金がだいたいいくらになるか」を見積もることがあると思います。或いは「データベースを SQL DB ではなく Claudant にしたら、どのくらい高くなるか/安くなるか」を知りたいこともあると思います。

ランタイム(アプリケーションサーバー)部分についてはともかく、Bluemix ではサービス部分の料金はサービスの種類によって異なります。「ざっくり」とした見積もりであってもそもそもの料金体系を頭に入れておくのが難しいのでした。

で、自分は普段どうしているかという話です。答としては料金カリキュレーター(シミュレーター)を使っています:
料金カリキュレーター


このサービスを使って上記構成例を見積もってみます。まずは Java アプリケーションサーバー(ランタイム)の見積もりです。メモリ 1GB の1インスタンス。本来は $48.3 ですが、他にランタイムを使っていなければ無料枠が使えるので、これらの情報を入力すると、その差額の $24.15 が表示されます:
2015061501



続けて SQL DB の見積もりです。こちらはデータ量が 2GB であれば small エディションでまかなえるので small インスタンスを1つ指定して、結果 $30 です:
2015061502



一方、Claundant の場合はこちら、ちょっとややこしくなります。データ量は 2GB なので無料枠内です。読み込み API も月間20万回であれば無料枠内。こちらは1000回単位(1000回につき$0.15)なので、20万回は 200 と指定します。で、その額は $0.15 X 100 = $15 です:
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というわけで、このケースでの月額料金は以下のようになります:
・Java ランタイム + SQL DB だと 24.15 + 30 = $54.15
・Java ランタイム + Claudant だと 24.15 + 15 = $39.15


料金カリキュレーターの使い方はこんな感じです。繰り返しますが、サービスの内容によって料金体系が異なる(上記のようにデータベースであってもデータ量だけで決まるサービスもあれば、API の実行回数まで含めて料金が決まるサービスもある)ので、まずはカリキュレーターを見て利用を考えているサービスの料金計算方法を確認した上で利用量を見積もって入力する、という流れになります。