IBM Bluemix から提供されているサービスの1つに、ある単語がネットでどの程度流行しているか?を確認する API があります。今回のブログではこのサービスについて紹介します。

このサービスは Watson Message Resonance サービスです。メールや SNS などで使っている言葉が、特定の志向を持つ相手にどれだけ響くか?その相手にとってどれだけ流行りの言葉であるか?といったことを確認することができます。この API が IBM Bluemix を通じて(REST API プログラミングのできる方であれば)誰でも利用可能な形で提供されています:
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プログラミングができる方だけでなく、そうでない方でもどんなものか試せるように、IBM からデモアプリも提供されています。ここではこのデモアプリの使い方を紹介します:
Message Resonance


上記リンク先にアクセスすると、以下の様なデモアプリの初期画面が表示されます:
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単語の流行性を調べる前に、まずその単語を使ってメッセージを届ける相手の特性を指定します。現在提供されているサービスでは、この相手の特性として「Cloud Computing(クラウドコンピューティング系)」か「Big Data and Analytics(ビッグデータ/解析系)」かのいずれかが選択できるようになっています。今は「クラウドコンピュータ業界の人からみた評判」を確認したいので、Select Audience 欄で前者を選択します:
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相手の特性が決まった所で、実際に確認したいメッセージを入力します。では個人的にも興味のある "IBM Bluemix" という言葉がどれだけの広まりを見せているのかを確認してみましょう。テキストエリアに "IBM Bluemix" と入力します。最後に "Analyze" ボタンをクリック:
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少し待つと処理が終わり、画面右側にこのような結果が表示されます:
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右上の Output 結果を見ると、"Resonance" として4つの色分けされた帯が表示され、その1段下の Message 欄に入力した "IBM Bluemix" とい文字が、 Resonance にある色で分けられて表示されています:
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実はこれが処理結果です。「クラウド系」という指定した前提の中でですが、"IBM" という単語は(同じ色である) 21-30 という評価を得ていて、一方 "Bluemix" は 11-20 という評価を得ている、という結果を意味しています。ちなみに数値が大きいほど評判が高いことを意味しています。なるほど "IBM" はまだまだイケてるのね、そして "Bluemix" はも少し頑張らないと・・・


この Message Resonance は IBM のコグニティブ(学習型人工知能)サービスの1つとして提供されており、この結果に対するフィードバックを与えることで更に学習します。結果を正しいと思うか、違っていると思うかを画面右下の Feedback 欄から与えて、より賢くしてあげましょう:
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対象をクラウドコンピューティング業界ではなく、ビッグデータ/解析業界に変えて調べることもできます。ちなみに "IBM Bluemix" はこんな結果でした。ビッグデータ業界では Bluemix はまだまだみたいです・・・ (^^;:
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今回はデモアプリを使って Watson Message Resonance サービスを体験してみました。実際にはこの中で使っている API が誰でも使える形で IBM Bluemix を通じて提供されており、実はこのデモアプリの画面で表示されている以上の細かなデータが取得できます。その API の使い方に関しては機会を見つけて今後紹介するつもりです。


(2015年4月19日 追記)
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Watson Message Resonance API で単語の流行性を調べる