IBMの商用データベースである DB2 をベースとしたビッグデータ解析用 DBaaS 、BLUAcceleration for Cloud を使ってみました。

商用製品をベースとした DBaaS なので当然有料、、、なのですが、価格表によると "Managed Service" プランについてはまだ無料トライアル期間中の PaaS プラットフォーム IBM Bluemix からも提供されている、とのこと。無料ならとりあえずどんなものか使ってみる価値はありそうですね。


「一見は百聞に如かず」です、まずは使ってみましょう!
まずは提供プラットフォームである IBM Bluemix のアカウントが必要です。アカウントの取得方法については公式ページを参照してください:
IBM devloperWorks 日本語版 : IBM Bluemix


アカウントを取得したら IBM Bluemix ページからログインします: http://bluemix.net/

今回使ってみる BLUAcceleration for Cloud の Managed Service プランは IBM Bluemix という PaaS 環境の中の、データベースサービスの1つとして提供されています。したがって IBM Bluemix 環境からデータベースサーバーを作成し、そのデータベースシステムの選択肢の1つとして BLUAcceleration for Cloud がある、ということになります。

では実際に BLUAcceleration for Cloud 環境を作ってみましょう。IBM Bluemix にログイン直後の画面でダッシュボードが表示されている状態から、画面左ペインの "SERVICES" と書かれた箇所をクリックします:
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現在、自分のアカウントで使っている各種サービスの一覧が表示されます(初めて使う人の場合は何も表示されません)。ここで "Add a Service" をクリックします:
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今回はデータベースサーバーを追加したいので、少し下にスクロールして移動します。
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実はここで選択肢があります。厳密な意味での BLUAccleration for Cloud を選択するには "Big Data" 欄の "BLUAccleration" を選択することになります。一方、その上の "Data Management" 欄の "SQLDB" を選択した場合でも、厳密には BLUAcceleration for Cloud での提供ではないのですが、似たようなウェブインターフェースでの管理を行うことができます。どちらを選択してもいいのですが、今回は BLUAcceleration for Cloud を使うことが目的だったこともあるので前者を選択(クリック)します。


以下の様なダイアログが表示されます。"CREATE AND ADD TO APP" をクリックします:
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この IBM Bluemix 環境はそもそもが PaaS ということもあり、ここで作成するデータベースサービスを同環境内で稼働しているウェブアプリケーションサーバーに紐付けたり、或いはここで新規にウェブアプリケーションサーバーを追加して、そこに紐付けることもできます。実際に PaaS の一部として使う場合はここで関連ウェブアプリケーションサーバーを指定することになりますが、今回は単に DBaaS としてだけ使ってみたいので紐付けは行いません。"Add to" のセレクションボックスをクリックして "Leave unbound"(関連付けなし)を選択します(もちろんここでウェブアプリケーションサービスとの関連付けを行っても構いません)。
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このような状態になったことを確認して "CREATE" をクリックします。この図ではデータベース名が "BLUAcceleration-sl" になっています。これはすぐ後で使うので覚えておきましょう:
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おそらく一瞬で BLUAcceleration サービスが追加され、ダッシュボード画面に戻ります。サービス一覧の中に先程作成した "BLUAcceleration-sl" が追加されていることを確認して、クリックします:
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BLUAcceleration for Cloud サービスのウェブコンソールへのリンクが表示されるのでクリックします:
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で、無事に BLUAcceleration for Cloud ウェブコンソール画面にログインできます!
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・・・で、ここから何をすれば(笑)。 目的意識なしで試しに来ただけに道に迷ってしまった。

と、とりあえずは BLUAcceleration for Cloud の中までたどり着くことができました。この続きはまた今度。 (^^;

(追記: 続きはこちら