まだプログラマーですが何か?

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オープンソースのブロックチェーン環境である Hyperledger Fabric 用のフレームワークとして Hyperledger Composer が提供されています:
https://hyperledger.github.io/composer/

この Composer (と Hyperledger Fabric)を使うことでブロックチェーンアプリケーションおよびビジネスネットワークを比較的簡単に作れるようになる、というものです。Hyperledger Fabric v1.0 が導入されている環境にこの Composer フレームワークをインストールしてみましょう。

前提条件として、Hyperledger Fabric v1.0 の導入が完了している必要があります。その手順についてはこちらを参照してください:
Hyperledger Fabric V1.0 でブロックチェーン環境を作る


Hyperleger Composer の導入は非常に簡単です。Hyperleger Fabric が導入されているシステムの作業ディレクトリで、以下の1行コマンドを実行するだけです:
$ curl -sSL https://hyperledger.github.io/composer/install-hlfv1.sh | bash

このコマンドを実行すると Composer の実行に必要な docker イメージがダウンロードされて、Composer アプリケーションが 8080 番ポートで実行され、ウェブブラウザが自動的に起動してローカルホストの 8080 番ポートにアクセスし、Composer ツールが利用できるようになります:
20170804


このコマンドを実行した結果、作業ディレクトリ内に composer.sh ファイルが作成されます。Composer を止める場合は "stop" オプションを付けて実行します:
$ ./composer.sh stop

Composer 停止状態から起動する場合や、実行状態から再起動する場合は、このファイルをそのまま実行します:
$ ./composer.sh

Composer ツールの使い方は次回以降で。

オープンソースのブロックチェーン環境である Hyperledger Fabric に待望の V1.0 がリリースされ、同時に初の公式版リリースとなりました:
http://hyperledger-fabric.readthedocs.io/en/latest/releases.html


オープンソースなので、(前提環境さえあれば)誰でも同環境をダウンロードして構築することができます。というわけで、以下ではその導入手順を紹介します。

【前提環境】
まず前提として以下の環境が必要になります:
 Docker: 17.x for Linux or Mac OS X
 Docker-Compose
 Node.js V6.x(V8.x は未対応)

Docker は 17.x であればプラットフォームは問いません。自分は Ubuntu 14.04 および Mac OS X で確認しました。

今回紹介する方法では Fabric Composer のコマンドラインインターフェースを使って環境セットアップを行います。この Fabric Composer コマンドラインインターフェース(composer-cli)の導入前提として Node.js 環境が必要です。なお Node.js V6.x を用意してください、V8.x には未対応です。

【Hyperledger Fabric コマンドラインインターフェースを導入】
Node.js と同時に導入する npm を使って composer-cli をインストールします:
$ sudo npm install -g composer-cli
※Node.js V8.x だとここでコケます。Node.js V6 環境で行ってください。


【Hyperledger Fabric サポートツールを導入】
Hyperledger Fabric V1.0 環境を docker 内に構築するためのツールをダウンロード&展開します。以下の例では fabric というフォルダを作ってその中にダウンロード&展開していますが、ここは作業用ディレクトリなので任意の空フォルダで構いません:
$ mkdir fabric (作業用フォルダ)
$ cd fabric
$ curl -O https://raw.githubusercontent.com/hyperledger/composer-tools/master/packages/fabric-dev-servers/fabric-dev-servers.zip
$ unzip fabric-dev-servers.zip

【サポートツールを使って Hyperledger Fabric V1.0 環境を導入】

展開したサポートツールを使って Hyperledger Fabric V1.0 (の docker イメージ)をダウンロードして、実行します(docker サービスが稼働している必要があります):
$ ./downloadFabric.sh
$ ./startFabric.sh

ここまでの作業で Hyperledger Fabric V1.0 が起動しました! docker コマンドでこの時点での稼働サーバーの(プロセスの)様子を確認します(青字が出力内容):
$ docker ps
CONTAINER ID        IMAGE                                     COMMAND                  CREATED             STATUS              PORTS                                            NAMES
d2561aba32f0        hyperledger/fabric-peer:x86_64-1.0.0      "peer node start -..."   22 minutes ago      Up 22 minutes       0.0.0.0:7051->7051/tcp, 0.0.0.0:7053->7053/tcp   peer0.org1.example.com
b189b5837328        hyperledger/fabric-couchdb:x86_64-1.0.0   "tini -- /docker-e..."   22 minutes ago      Up 22 minutes       4369/tcp, 9100/tcp, 0.0.0.0:5984->5984/tcp       couchdb
5dc8e344f9f3        hyperledger/fabric-ca:x86_64-1.0.0        "sh -c 'fabric-ca-..."   22 minutes ago      Up 22 minutes       0.0.0.0:7054->7054/tcp                           ca.org1.example.com
5552ed31eb7d        hyperledger/fabric-orderer:x86_64-1.0.0   "orderer"                22 minutes ago      Up 22 minutes       0.0.0.0:7050->7050/tcp                           orderer.example.com

1つのピア(peer0.org1.example.com)や、CA、CouchDB(Cloudant) などが docker 上で稼働していることが確認できました。


【デフォルトプロファイルの作成】
最後に Composer を使ってデフォルトのプロファイルを作成します。これもサポートツールを使って実行します:
$ ./createComposerProfile.sh

【Hyperledger Fabric V1.0 の停止】
サービスを停止する場合もサポートツールで用意されているコマンドを使います:
$ ./stopFabric.sh

このコマンドを実行した後に再度 docker プロセスを確認すると、先程まで動いていたサーバーが止まっていることが確認できます:
$ docker ps
CONTAINER ID        IMAGE                                     COMMAND                  CREATED             STATUS              PORTS                                            NAMES


というわけで、Docker (+Docker Compose) 環境があれば簡単に Hyperledger Fabric V1.0 が動かせるようになりました!

ここまでの内容だと、単に Hyperledger Fabric v1.0 を使ったブロックチェーンのネットワークを動かすまでの説明であって、UIとかで動いている様子を見れるわけではないのでちとわかりにくい部分があるかもしれません。そのあたりやアプリケーション開発に関してはおいおいと。。


ラズベリーパイに go 言語をインストールします。
go_lang1


といっても普通に
$ sudo apt-get install golang

でもインストールは可能です。ただこの方法で go をインストールすると、少し古いバージョン 1.3 が導入されます。このバージョンでも問題なければこの方法でもいいのですが、以下はバージョン 1.8 の導入方法を紹介します。

具体的には Google のサイトから、ラズパイ用にビルドされたバイナリをダウンロードし、展開します:
$ cd /tmp
$ wget https://storage.googleapis.com/golang/go1.8.linux-armv6l.tar.gz
$ sudo tar -C /usr/local -xzf go1.8.linux-armv6l.tar.gz

続いて環境変数を設定します。~/.bashrc に以下の行を追加します:
export PATH=$PATH:/usr/local/go/bin
export GOPATH=$HOME/go
export PATH=$PATH:$GOPATH/bin

この例では GOPATH を ~/go に設定しています。go 言語のソースコードを書く場合のフォルダを指定しています。

この状態で再ログインするか、source ~/.bashrc を実行すると設定内容が有効になって、go 1.8 が使えるようになります:
$ go version
go version go1.8 linux/arm


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