まだプログラマーですが何か?

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先日の速攻レビューの時には知らなかったのですが、最新の BlackBerry OS では Android のネイティブアプリが(ある程度)動くような互換性があるようです。

ということは、BlackBerry ネイティブにないアプリを Android アプリで補完することもできる!?

その実用性を試そうとしたのですが、「では BlackBerry でどうやって Android アプリを入手するのか?」という別の問題が発生しました。Android でアプリを入手する一般的な方法は Google PLAY ストアアプリからですが、BlackBerry にはこのアプリがありません。。

が、その点で BlackBerry Passport には強い味方が最初からインストールされていました:
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アマゾン独自の Android 向け AppStore である Amazon Appstore アプリです。なんとこいつがプリインストールされていました。Google PLAY ストアほど充実しているわけではありませんが、これを使うことでアンドロイドアプリを探してインストールすることができるようです!
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早速試してみました。まずは待望のアングリーバード、こちらは正方形スクリーンでの描画も含めて問題なさそうでした:
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もう1つはジョルテ。こちらは起動には問題ないのですが、正方形の画面に未対応のようで、全体的に左に寄った画面構成になってました。ただ実用性に問題はなさそうです:
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この方法で SSH クライアント(vSSH) も VNC クライアント(Mocha VNC Lite) も入手できました。


残念ながら、やはり Amazon Appstore での品揃えはやはり限られていて、例えば LINE などはありません。別のもう少し高度というか、面倒な方法で apk ファイルを入手/転送する必要がありそうです。具体的には MyAppSharer あたりを使うことになりそう。ただそれでもアプリが正しく動く保証はありません。個別に使って調べないと。

とはいえ、この Android アプリとの互換性があるというのは、かなり強力な朗報です。BlackBerry 端末を使う以上はなんらかの形で活用することになりそう。



 

以前から「欲しい!」と思っていた BlackBerry 端末を手に入れました! d(o^ )

元々は一昨年にインドネシアを訪れた時に、「やけに BlackBerry 端末を使ってる人が多い気がする・・」と感じたことが興味を持ったキッカケでした。 日本では以前にはドコモからも発売されていましたが 2013 年に撤退。世界的にもシェアを落としています。インドネシアでもシェアを落としてはいますが、ずっと以前からシェア No.1 のようです。これは(日本で言えばソフトバンクが iPhone を優遇するプランを立ててシェアを伸ばしたようなイメージで)インドネシアの大手キャリアが BlackBerry 端末向けのお得な優遇プランと、BlackBerry 利用者同士で使えるメッセンジャーサービスの便利さを打ち出しました。それでまずは上流階級の間で広まり、一般層からは「憧れのアイテム」となり、いつしかキャズムを超えて一気に火が付いたようなシェア増加になったようでした。一時はインドネシアの(スマホ全体、ではなく)携帯電話全体の40%強が BlackBerry だったこともあったそうです。

最近は安い Android に押されつつある中でもまだ BlackBerry 利用者は多く、BlackBerry コミュニティの中でもかなり特異な広まりを見せているのがインドネシアだ、と聞いたことがありました。 僕が SNS を通じて知り合ったインドネシアの友人の多くが BlackBerry を使っており、なんとなくの興味をぼんやりと持ち続けていました。


そんな中で発売された超カッコいい機種が、今回購入を決意した BlackBerry Passport でした。北米でも久しぶりにヒットした BlackBerry 端末と聞いています。もちろん SIM フリー版で、日本の安い SIM カードでも LTE 通信が可能です(ちなみに国際郵便課税だけで 2900 円かかりました。これまでにも同じように海外からスマホ買ったことありますが、この額は過去最高・・・):




とりあえず入手して1日使ってみました。気付いたことをレポートします。

まずサイズ。名前の通り「パスポート」とほぼ同じサイズで、スマートフォンとしては大きめだと思います。現にこれをしばらく使った後で iPhone5 を操作すると、かなりコンパクトに感じました:
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クラシカルな BlackBerry の代名詞とも言える「キーボード一体型」でありながら、ほぼ正方形のタッチスクリーンも装備しています。ちなみにキーボードエリア全体にもタッチセンサーがあり、キーボード部分を軽く上下になぞると上下スクロールもできます(もちろんスクリーンを上下にドラッグしても同じことができます)。


ホーム画面はこんな感じ。視認性はそんなに悪くありません。タッチ感度はまあまあですが、iPhone と比較するとやや劣る、という感じ:
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いわゆる「ファブレット」のレベルで画面が大きいので、画像や動画はかなり綺麗に見れます(画像は YouTube 視聴中のもの):
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日本語の利用を心配している方もいますが、まったく問題ありません。セットアップの段階から日本語を選択することができ、その後は問題なく使えています:
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ネットワーク機能はひと通り標準装備してます。いわゆるテザリングも「モバイルホットスポット」という名前で装備しています:
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まだ1日しか使ってないことに加え、これは自分にとって初 BlackBerry 端末なので勝手が分からず苦労している、という面も少なからずあるかもしれませんが、1点だけちょっと気になっていることを挙げておきます。

それは「アプリ」です。iPhone や Android と比較して充実していないことは覚悟していました。ただそれでも「想像していた以上に少ない」と感じています。Facebook や Twitter といった世界的に有名なアプリはマーケットにある(というか標準でもインストールされている)のですが、こういうアプリもインストールしたいなあ、というアプリが結構な確率で見つかりません。見つかっても有料アプリであることが多く、無料でそこそこの環境を用意するのが結構難しいという印象を持っています。例えば LINE はないと思います。SSH は最初有料版しか見つけることができませんでした(後に "IT Manager" という無料ツール内に SSH 機能が含まれていることを知って解決しました)。

一方でウェブブラウザは iPhone や Android 向けに最適化されたものが期待通りに動いてます。なので BlackBerry の世界ではアプリの充実がまだ厳しく、、当面はモバイルウェブページの活用が重要になるかもしれない、と感じています。



なお、オンラインユーザーマニュアルは日本語でも提供されています:
ユーザーガイド BlackBerry Passport Smartphone - 10.3


マウスコンピュータのスティック型PC "MS-NH1" を購入しました:
http://www.mouse-jp.co.jp/abest/m-stick_nh1/ 

超小型の本体に 32GB のストレージが内蔵されていて、Windows 8.1 がインストールされています。
外部インターフェースとして、無線LANを内蔵しており、それ以外には Bluetooth と標準 USB ポート1つ、そしてマイクロSDカードによるストレージ拡張が可能です。サウンドの入出力は持っていません。これらとは別に mini-B USB ポートが1つ用意されていますが、これは電源供給用であって、外部機器の接続には使えません。

大きな特徴として HDMI ポート、というか、挿す部分(苦笑)があります。ここをテレビなどの HDMI 入力ポートに差し込むと、そのテレビがこの Windows マシンのディスプレイに早変わりする、というものです。

最初のセットアップを終え、無事に使えるようになりました。テレビを見ながら、入力切り替えをすればテレビがそのままインターネットの使えるパソコンに早変わりする(そして YouTube やニコ動、Hulu といった動画をテレビ画面で見ることもできますし、普通にパソコンとしてメールやワープロ用途で使うこともできます)、というなかなか面白い商品です。 最近流行りのラズベリーパイなどと異なり、ちゃんと Windows 8.1 が動く、という点も単なる小型端末として完成度が高いと思っています。


で、このセットアップを通じて少しだけ気になったというか、今から買おうと思っている人向けの気が付きにくい注意点を2つほど書いておきます:

1 セットアップ時の制約がかなり大きい

この機種に限りませんが、初回起動時に Windows のセットアップを行います。そこではマシン名を指定したり、Outlook.com のアカウントを指定したり、無線LANの設定でパスワードを入力したり、・・・とキーボードでないとできないことがいくつかあります。

その一方で、「次へ」ボタンを押したり、いくつかの選択肢から選んだり、とマウスの方がオペレーション的に楽な項目も少なくありません(Windows 8.1 なのでタッチパネルを想定しているのかもしれませんが、今回は普通のテレビを使うのでタッチインターフェースは使えません)。つまりセットアップ時にマウスもキーボードも使いたいのです。

ところが、これらの外部機器接続用に使える標準 USB ポートは1つだけです。Bluetooth も用意されていますが、初期セットアップの時点では(未ペアリング状態なので)まだ使えないはずです。

つまり初期セットアップ時にキーボードもマウスも使いたいけど USB ポートは1つしかない、というジレンマが発生します。USB を分岐する USB ハブ的なものもありますが、これはこれで電源供給への影響もあり、かならず2つ使える保証はありません。

USB ハブで試してみた上で判断するのもいいですが、個人的には「トラックボール一体型 USB キーボード」の利用をおすすめします。僕自身はテレビの前にキーボードケーブルを出したくなかったので、無線タイプのトラックボール一体型キーボードを使っています:
ELECOM TK-FDP021

2 サウンド出力の問題

セットアップも終わり、YouTube を見ようとして「音が出ない」ことに気付きました。テレビの画面には映像が出力されているのに、その音は何も聞こえません。

それもそのはず。このスティック PC 自体にはスピーカーもマイクも、その接続ポートもないので、音の出しようがないのです。Windows 的には問題なく処理しているけど、音として出てくる機材が繋がってない、という感じ。

ではスティック PC では音は出せないのかというと、そんなことはありません。HDMI の接続先(つまりテレビ)が音声入力機能もサポートしている機器であれば、Windows の設定によってサウンドをテレビから出すこともできます。

「んー、でも、まあ最近のテレビならそのくらいの機能はサポートしてるんじゃないの?」と都合よく考え、自分はよく調べずに購入したのですが、調べてみるとうちのテレビはなんと HDMI 音声入力未対応!がーん・・・

というわけで、「テレビでウェブの動画も見たい!」ためにこれの購入を考えている人は、そのテレビが HDMI の音声入力機能を持っているかどうかを調べておくことを強くオススメします。










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