まだプログラマーですが何か?

プログラマーネタとアスリートネタ中心。たまに作成したウェブサービス関連の話も http://twitter.com/dotnsf

前回(「WAS Liberty Core を 80/443 番ポートで動かす」)の続きです。

今回は軽量版ではなく、いわゆる「フルプロファイル版」などと呼ばれている、従来の WAS(Websphere Application Server)を対象に起動ポート番号を変更する手順を紹介します。また今回も具体的には IBM Bluemix 内の WAS on Bluemix サービスの BASE プランインスタンスを使って紹介します。


では実際に起動ポートを変更します。ウェブブラウザで https://(ホスト名):9433/ibm/console/ にアクセスして管理コンソールを開き、正しいユーザー名とパスワードを入力してログインします:
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WAS の管理コンソールにアクセスしました:
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WAS の場合、起動ポート番号はアプリケーションサーバー内の Web コンテナのトランスポートチェーンで管理しています。というわけで、まずは左ペインから サーバー - サーバータイプ - WebSphere Application Server を選択し、アプリケーションサーバーとして起動ポートを変更したいサーバーの名称(デフォルトでは server1)を選択します:
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選択したアプリケーションサーバー内から Web コンテナー設定 - Web コンテナー・トランスポート・チェーン を選択します:
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現在設定されている Web トランスポートチェーンの一覧が表示されます。この中に 80 番(http)と 443 番(https)を追加します。まずは 80 番ポートを追加するために「新規作成」ボタンをクリックします:
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作成するトランスポートチェーンの名称(下図では WCInboundDefault80)を入力し、テンプレートに WebContainer が選択されていることを確認して「次へ」をクリックします:
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利用するポート番号をここで指定します。「新規ポートの作成」が選択されていることを確認して、ポート名は "80"、ホストは "*" 、ポートは "80" をそれぞれ入力して「次へ」:
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確認の画面で「終了」を選択します:
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トランスポートチェーン一覧の画面に戻るので、今回の変更をマスター構成として「保存」します:
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追加したトランスポートチェーンが一覧に含まれていることを確認します:
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同様にしてもう1つ、443 番ポート(https)のトランスポートチェーンも新規に作成します。その場合、テンプレートには "WebContainer-Secure" を選択することに注意してください:
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また、ポート名とポートには "443" を入力します:
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こうして 80 番ポート(http)と 443 番ポート(https)のトランスポートチェーンが追加されたことを確認します:
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ここまでの作業ができれば後はサーバーを再起動して、変更を反映するだけです。が、ここも前回紹介した理由により root ユーザー権限でサーバーを起動する必要があります。具体的には ssh 等でログイン後、root ユーザーに su/sudo して、root ユーザー権限でサーバーを止めて、再び起動する、という手順を実行します:

$ sudo /bin/bash

# /opt/IBM/WebSphere/AppServer/bin/stopServer.sh server1

# /opt/IBM/WebSphere/AppServer/bin/startServer.sh server1

# exit

$

これで WAS Liberty Core の時と同様に WAS も 80/443 番ポートで利用できるようになっているはずです。

IBM の Java アプリケーションサーバーである WAS(Websphere Application Server) は標準設定のまま導入して使い始めると、9080 番ポート(http)や 9443 番ポート(https)でサーバーが起動します。これを一般的な 80 番や 443 番で起動させるための設定を紹介します。方法自体はいくつかあるのですが、ここで紹介するのは「とりあえずてっとり早くできる方法」です。 また今回は軽量版である WAS Liberty Core を対象として紹介します(フル機能版は次回)。具体的にはパブリッククラウドであるIBM Bluemix 内の WAS on Bluemix サービスの Liberty Core インスタンスを使って紹介します:


では実際に起動ポートを変更します。WAS Liberty Core の場合はアプリケーションサーバーの server.xml を編集することで変更できるので、まずはこのファイルを探します。

既にアプリケーションサーバーが起動している場合はウェブブラウザからも変更できます。 https://(ホスト名):9080/ にアクセスして、"Open Admin Console" をクリックします:
2017031601


認証が有効に設定されている場合は認証画面になります。正しいユーザー名とパスワードを入力して「送信」します:
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管理コンソールにアクセスできました。server.xml を編集するには "Server Config" を選択します:
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構成ファイルとして server.xml が表示されている(これしか表示されてない??)ので、server.xml をクリック:
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すると server.xml の編集画面に移動します。「ソース」タブで表示すると、XML テキストを直接編集することも可能です:
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なお、SSH 等でアプリケーションサーバーシステムに直接ログインできる場合であれば、server.xml は以下に存在しているので、このファイルを直接テキストエディタで編集しても構いません:
/opt/IBM/WebSphere/Profiles/Liberty/servers/server1/server.xml


以下の赤字部分4箇所を変更します。変更が完了したら保存(管理コンソールであれば右上のボタン)します:
<server description="Default Hypervisor Server">
  <!-- Simple application server, supporting servlets and jsps -->
  <featureManager>
    <feature>jsp-2.2</feature>
    <feature>adminCenter-1.0</feature>
  </featureManager>
<remoteFileAccess>
<writeDir>${server.config.dir}</writeDir>
</remoteFileAccess>
<virtualHost id="default_host" allowFromEndpointRef="defaultHttpEndpoint">
 <hostAlias>*:80</hostAlias>
 <hostAlias>*:443</hostAlias>
</virtualHost>
<!-- virtualHost id="external_host">
 <hostAlias>*:80</hostAlias>
 <hostAlias>*:443</hostAlias>
</virtualHost -->

  <quickStartSecurity userName="wsadmin" userPassword="{xor}am07ZzlubWg=" />
  <keyStore id="defaultKeyStore" password="{xor}am07ZzlubWg=" />
  <!-- disable automatic configuration and application updates, but leave mbean support enabled -->
  <config updateTrigger="mbean"/>
  <applicationMonitor updateTrigger="mbean" dropinsEnabled="true"/>
  <ssl id="defaultSSLConfig"
     sslProtocol="SSL_TLSv2"
     keyStoreRef="defaultKeyStore"
     clientAuthenticationSupported="true"/>

  <!-- open port 9080 for incoming http connections -->
  <httpEndpoint id="defaultHttpEndpoint"
                host="*"
                httpPort="80"
                httpsPort="443">
      <tcpOptions soReuseAddr="true"/>
  </httpEndpoint>
  <!-- httpEndpoint id="publicHttpEndpoint"
              host="*"
              httpPort="80"
              httpsPort="443">
      <tcpOptions soReuseAddr="true"/>
  </httpEndpoint -->
</server>


設定の変更そのものはこれだけです。後はアプリケーションサーバーを再起動・・・なのですが、OS が Linux の場合はもう1点注意が必要です。

Linux の場合、1024 番未満のポートはデフォルトでは root 権限がないと listen できません
。つまり上記の設定変更をしても再起動の際に root 以外のユーザー権限で再起動するとポートを listen できないのです。

特に IBM Bluemix 環境での場合、OS は RedHat で、その一般ユーザーである virtuser の権限で WAS は起動します。つまり上記の制約をまともに受けてしまうのでした。というわけで、WAS 再起動の際には注意が必要です。具体的にはまず root ユーザーに su(または sudo)し、root ユーザー権限でサーバーを止めて、再び起動、という手順が必要です:
$ sudo /bin/bash

# /opt/IBM/WebSphere/Liberty/bin/server stop server1

# /opt/IBM/WebSphere/Liberty/bin/server start server1

# exit

$


これで WAS Liberty Core が 80/443 番ポートで利用できるようになっているはずです:
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Java で(Web)アプリケーションから REST API を実行する時など、HTTP のクライアント機能を java.net.* から作るのは面倒です。現実的にはなんらかのライブラリを使うことになると思います。

そんな場合によく使われるのが Apache HTTP Client だと思ってます。2017/Mar/16 現在の最新バージョンは 4.5.3 でした。モジュールはこちらからダウンロードできます:
https://hc.apache.org/downloads.cgi

2017031501


上記サイトの HttpClient カテゴリから 4.5.3.zip と書かれたリンクをクリックすると 4.5.3 のバイナリが zip アーカイブとして取得できます(ファイル名は httpcomponents-client-4.5.3-bin.zip)。ダウンロードした zip ファイルを展開し、lib フォルダから jar ファイル群を取り出します(今回のサンプルで最低限必要なのは以下の6ファイルです):
  • commons-codec-1.4.jar
  • commons-logging-1.2.jar
  • httpclient-4.5.3.jar
  • httpclient-cache-4.5.3.jar
  • httpcore-4.4.6.jar
  • httpmime-4.5.3.jar

Eclipse 等で Java のウェブアプリケーションプロジェクトを作成し、lib フォルダ(Webcontent/WEB-INF/lib など)に上記作業で取り出した jar ファイル群をまとめてコピーしておきます。これで準備完了:
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では実際にこれらのモジュールを使って HTTP アクセスを実現するプログラムを書いて実行してみます。今回はスタンドアロンに HTTP GET を実行する、こんなプログラムにしてみます:
import org.apache.http.HttpEntity;
import org.apache.http.client.methods.CloseableHttpResponse;
import org.apache.http.client.methods.HttpGet;
import org.apache.http.impl.client.CloseableHttpClient;
import org.apache.http.impl.client.HttpClients;
import org.apache.http.util.EntityUtils;

public class HttpClient1 {
  public static void main(String[] args) {
    // TODO Auto-generated method stub
    String url = "https://www.ibm.com/developerworks/jp/"; //. HTTP GET する URL

    try{
      CloseableHttpClient client = HttpClients.createDefault();
      HttpGet get = new HttpGet( url );
      CloseableHttpResponse response = client.execute( get );
      int sc = response.getStatusLine().getStatusCode(); //. 200 の想定
      HttpEntity entity = response.getEntity();
      String html = EntityUtils.toString( entity, "UTF-8" );
      System.out.println( html ); //. 取得結果をコンソールへ
      client.close();
    }catch( Exception e ){
      e.printStackTrace();
    }
  }
}

指定した URL(上記の場合は https://www.ibm.com/developerworks/jp/")に HTTP でアクセスして、GET した結果をコンソールに出力する、というものです。この内容を記述したファイル(HttpClient1.java)を Eclipse から実行します:
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で、指定した URL  の HTML が取得できることを確認します。HTTP GET は呼び出すだけなのでシンプルですね:
2017031504


アクセス先として HTML のようなテキストではなく、画像のようなバイナリデータの場合は以下のように byte 配列として結果を取得します(HTTP リクエストヘッダを設定する例も加えています):
import org.apache.http.HttpEntity;
import org.apache.http.client.methods.CloseableHttpResponse;
import org.apache.http.client.methods.HttpGet;
import org.apache.http.impl.client.CloseableHttpClient;
import org.apache.http.impl.client.HttpClients;
import org.apache.http.util.EntityUtils;

public class HttpClient2 {
  public static void main(String[] args) {
    // TODO Auto-generated method stub
    String url = "https://dw1.s81c.com/developerworks/i/f-ii-ibmbluemix.png"; //. HTTP GET する URL

    try{
      CloseableHttpClient client = HttpClients.createDefault();
      HttpGet get = new HttpGet( url );
      get.addHeader( "User-Agent", "MyBot/1.0" );  //. HTTP リクエストヘッダの設定
      CloseableHttpResponse response = client.execute( get );
      int sc = response.getStatusLine().getStatusCode(); //. 200 の想定
      HttpEntity entity = response.getEntity();
      byte[] img = EntityUtils.toByteArray( entity );
      System.out.println( "" + img.length ); //. 取得結果をコンソールへ
      client.close();
    }catch( Exception e ){
      e.printStackTrace();
    }
  }
}

一方、HTTP POST の場合も同様ですが、GET の時との違いとしてポストデータを送信する必要もあります。以下はテキスト情報とファイルのアップロードを同時に(Multipart で)送信する場合の例です:
import java.io.File;
import java.io.FileInputStream;

import org.apache.http.HttpEntity;
import org.apache.http.client.methods.CloseableHttpResponse;
import org.apache.http.client.methods.HttpPost;
import org.apache.http.entity.ContentType;
import org.apache.http.entity.mime.MultipartEntityBuilder;
import org.apache.http.impl.client.CloseableHttpClient;
import org.apache.http.impl.client.HttpClients;
import org.apache.http.util.EntityUtils;

public class HttpClient3 {
  public static void main(String[] args) {
    // TODO Auto-generated method stub
    String url = "https://xxx.com/posturl"; //. HTTP POST する URL

    try{
      CloseableHttpClient client = HttpClients.createDefault();
      HttpPost post = new HttpPost( url );

//. 文字情報2つとファイル1つをポスト MultipartEntityBuilder builder = MultipartEntityBuilder.create(); builder.addTextBody( "name", "K.Kimura", ContentType.TEXT_PLAIN ); builder.addTextBody( "email", "dotnsf@jp.ibm.com", ContentType.TEXT_PLAIN ); File f = new File( "./logo.png" ); builder.addBinaryBody( "image_file", new FileInputStream( f ), ContentType.APPLICATION_OCTET_STREAM, f.getName() ); HttpEntity multipart = builder.build(); post.setEntity( multipart ); CloseableHttpResponse response = client.execute( post ); int sc = response.getStatusLine().getStatusCode(); //. 200 の想定 HttpEntity entity = response.getEntity(); String html = EntityUtils.toString( entity, "UTF-8" ); System.out.println( html ); //. 取得結果をコンソールへ client.close(); }catch( Exception e ){ e.printStackTrace(); } } }

PUT や DELETE の場合も同様に。

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